行程・コース
天候
初日:晴れ、2日目:晴れのち曇り、3日目:雨、4日目:晴れ時々曇り
利用した登山口
登山口へのアクセス
電車
その他:
新宿-松本(中央本線で約3時間)、松本-新穂高温泉口(バスで約2時間)
バスは平湯乗り継ぎがあり基本で、直行便は少ない。
この登山記録の行程
【1日目】
新穂高温泉(13:30)・・・笠新道登山口(14:40)[休憩 10分]・・・わさび平小屋(15:00)
【2日目】
わさび平小屋(05:40)・・・小池新道登山口(05:55)[休憩 5分]・・・秩父沢出合(06:45)[休憩 5分]・・・シシウドが原(08:00)[休憩 5分]・・・鏡平山荘(08:50)[休憩 50分]・・・弓折乗越(10:35)[休憩 65分]・・・双六小屋(12:50)[休憩 40分]
【3日目】
双六小屋(終日)
【4日目】
双六小屋(05:45)・・・樅沢岳(06:15)・・・双六小屋(06:50着)(07:30発)・・・弓折乗越(08:25)・・・鏡平山荘(08:50)[休憩 35分]・・・シシウドが原(10:00)・・・秩父沢出合(10:50)・・・小池新道登山口(11:30)・・・わさび平小屋(11:50)[休憩 45分]・・・新穂高温泉ロープウェイ駅(13:35)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
アクセスに電車か高速バスかで悩んだが、移動が8/11、お盆休みの初日と言う事もあり、確実な電車を選択。7時のあずさ1号を狙って、6時過ぎに新宿に到着。自由席は結構な列が出来ていだが、運よく?1本前6時半発に席を確保出来た。最近?は自由席が少ないので、指定席が取れないとハラハラ。
9:38松本着。駅前のバスターミナルは既に、ザックを担いだ人で溢れ、トイレが見つからなかった事もあり(ターミナルがある駅ビルが10時開店で…)、9:55のバスを見送る。
新穂高温泉行きのバスは、大体1時間に1本の運行なので、次は10:40発。道路混雑で多少遅れはしたものの、12:50に新穂高温泉口に到着。ロープウェイ口で下りるべきか分からず、登山口前にある観光センターで聞くと「こちらでおりなさい」との返答。急いでバスを下りる。穂高温泉だし、お店が沢山あるだろうと思っていたが、温泉口には食事が出来るようなお店は見当たらない。仕方なく、朝食の残りと翌日からの行動食を家族4人で分け合って昼食にし、13:30出発。
歩き出してすぐ分かった事だが、温泉口とロープウェイ口は目と鼻の先。ロープウェイ口で下りても、結局同じ登山道に合流するのであった。なぁ~んだ、やっぱり地図通りじゃないかー。
わさび平までは車も入る歩きやすい林道。40分ほど歩くと風穴があり、暫し涼をとる。コースタイム通り、15時、1時間半ほどでわさび平小屋到着。
小屋は増築?が済んだばかりのようで木の香り漂うとても感じが良い小屋。小屋の前にはキレイな沢が流れており、軒先では、沢水で冷やした果物や野菜が売られてる。
夕食は到着順のようで16時半に割当て。朝食は、4時5時6時から選べる。流石に4時じゃ早すぎるかなと思いつつ、お天気も気になったので思い切って4時でお願いした。
部屋は新館で上下4ブースに区切った下の1画。お布団2枚に家族4人で多少窮屈だったが、家族だけのスペースだったので落ち着けた。トイレは、なっなんと!水洗ウォシュレット。
その上お風呂まであるのだが、残念ながら女湯は大混雑。大量の抜け毛で排水口が詰まり、湯船のお湯も汚れていて、いささかげんなり。まー、山小屋でお風呂に入れるだけ有難いのだが…。
食事は朝夕とも申し分なし。山小屋のご飯、私には多すぎる事が間々あって、中々食べ切れる事がないのだが、わさび平小屋の食事は味付けも量もばっちりだった。
至れり尽くせりの山小屋でしたが、お天気情報が少なかったのが残念。双六小屋も然りです。
8/12、5:40わさび平小屋出発。
林道はすぐに終わり、石ゴロゴロの登山道に入る。○×がしっかりついていて、迷いそうな箇所は全くなし。
鏡平までコースタイムで4時間。ちょっと遠いなぁ~と思いつつ、最近悩まされている高山病の症状が出ないよう、呼吸を意識しながら、一定ペースで歩くよう心掛ける。今回は頼りになる次男(中1)も一緒で、予備用の水も持ってもらったお陰か、3時間ほどで鏡平小屋に到着。
かき氷が名物のようだが、曇り空で肌寒いほど。とても冷たい物を摂る気にはなれない。が、結構年配の方々がかき氷を美味しそうに食べていて、「・・・」。
自称登山部の三男(小4)が30分遅れで到着。東京を出る前2晩続けて蕁麻疹に悩まされたので、体調イマイチなのかな?と心配しつつも、カレーをモリモリ食べてる姿に安心して、私と次男は先に出発。
登山道は淡々としていて、依然歩きやすい。この調子なら、予定より早く双六小屋に着けるなと内心喜びながら、1時間ほどで弓折分岐に到着。荷物と次男をデポして、一人弓折岳をピストン。急に人が減り、静かになる。前も後ろも尾根尾根が素晴らしい。笠ヶ岳に続く道も良さそうだなぁ~。
30分ほどで分岐に戻ると、三男&父組はまだ来ておらず、次男は二人を待つという。たぶん途中に「弓折れ中段」という変な?標識があったので、迷っていないか心配なのだ。いつも喧嘩ばかりしてるのに…。結局更に待つ事30分。漸く三男組が到着。どうやらお腹の調子が良くないらしい。次男は三男の顔を見て安心したようで、また一足先に出発。分岐から1時間で双六小屋(12:50)到着。
受付を済ませ、ラーメンと山菜うどんを注文。食べ始めた頃に、三男組が到着。空模様と三男の体調が気がかりで、双六岳ピストンをどうするか悩む。しかし三男本人が行きたいと言うので、急いで身支度をして双六岳へ。子供たちの荷物は全部親が持ったので、何とか行って来られるかなと思ったものの、やっぱり三男の足取りが重い。そうこうしてる間に、何と雨。
結局20分ほど登った所で小屋に引き返す事に。小屋に戻ると雨は止み、何とも恨めしい。仕方がないので?、名物ケーキセットでこのモヤモヤを晴らす事にした。山の上でのコーヒーとケーキ、やっぱり最高~~。因みに、生ビールもあります。北アルプスの山小屋ってホントすごい!
夕食時、三男が頭が痛いと言い出す。頬と首に手を当てると、ん?こりゃ熱あるな。有難い事に富山大の診療所があった事を思い出し、さっそく診察をお願いに。
頭痛と微熱。翌日は槍までの稜線歩き。天候は明日も怪しい雨模様。一先ず、カロナールを頂き、明日の様子で下山することを勧められる。
とほほほ
でも、子供って一晩寝るとケロッとしてる事が多々あるし、「あーした元気にな~れ」と願いつつ就寝。
因みに、初めて掛った山の診療所。保険は使えず、自費診療のみでした。診察と薬2錠で¥500。学生さんもお手伝いしていて、ホント有難い存在ですよね。
翌朝。熱はないようだったので、ご飯食べれるか起こしてみると、何と嘔吐。幸い、お布団を汚さずに済んでホッとしたのも束の間、今度は下痢。鼻水。あ~、こりゃ完全に胃腸風邪だ。。。
外は雨、雨、雨。
退屈な次男は、キレイなわさび平小屋まで下りたがる。夫も、鏡平でも少しでも下りた方が良いんじゃないかって。でも、外は雨。鏡平まで大した距離じゃないけど、雨の中体調の悪い三男を歩かせるのには抵抗がある。ここで1日養生した方が賢明じゃないか?
もう一度富山大診療所の先生に相談した所、先生も同じ意見。双六小屋のスタッフにお願いして大部屋から小部屋に移してもらった。眺望ゼロだけど、家族4人だけの空間。お陰でぐっすり眠る事が出来、三男の体調も翌日にはほぼ回復。せっかく用意してもらったご飯が食べられなかったり、おにぎりにしてもらったり、双六小屋の皆さんにはご迷惑を掛けました。でも、いつも笑顔で対応して下さり、感謝感謝です。
結局12日の雨は、一日降ったり止んだり。せめて次男と双六岳ピストン出来ればいいなと思っていたけど叶いませんでした。小屋には、同じく足止めをくらった福岡から来た6年生の男の子がいて、少し元気になった三男とぶーたれていた次男と大人も混ざって大トランプ大会。こんな山の一日も悪くないよね。
有難かったのは、双六小屋にリンゴが売られていたこと。ちゃんとまな板と果物ナイフも貸してくれます。体調が悪い時、無理に食べたりせず、我が家はリンゴやリンゴジュースでやり過ごします。ちょっとボケてたのは残念だったけど、リンゴが手に入ってすごく助かりました。
しかも公衆電話まであるので、次の宿泊先だったヒュッテ大槍さんにもスムーズにキャンセル電話が出来た!
8/14、晴れ。雨も上がり、まーまーの朝日が見れました。鷲場岳が恰好いい。三俣山荘までしっかり見えます。本当は槍ヶ岳に登って、上高地に下るはずだったので、せめて樅沢岳まで行って稜線眺めて帰ろう。
朝日を浴びながら軽快に樅沢岳まで登ります。あ~、西蒲尾根歩きたかったなぁ~。しかし、次男の部活のスケジュールが詰まってる事、最終日の宿を松本に確保してしまっている事、病み上がりの三男の事、等々考えると、う~~~、やっぱり下山。
後ろ髪引かれつつ、「また来れるよ。また来ればいいよ。」と自分に言い聞かせて、下山開始。
このお天気なら鏡池で槍や穂高が拝めるかしらと思ったけど、今一つ安定しない山のお天気。歩き出すと、すぐに雲がかかり始め、池には何の山も写ってません。但し、今回は気温が大分上がっていたので、鏡平小屋でかき氷とコーヒーフロートを美味しく頂きました!
下りは鏡平から2時間ほどでわさび平に到着。久々に体調が崩れる事なく山歩きを楽しめました。わさび平小屋では、そうめんやスイカを堪能し、順調に新穂高ロープウェイ口まで下山。ここには足湯や立派なお土産さんもあったものの、松本行きのバスがすぐ来たので、素通りでバスに乗り込む。
道路が混んでいて、松本まで2時間半以上かかった。途中立ち寄る平湯温泉も良さそうなので、いつか組み込めたらいいなぁー。最後は去年同様浅間温泉で汗を流して、翌日のんびり東京に帰りました。
来年は、しっかり予備日を設けて、北アルプス再チャレンジしたいです!
フォトギャラリー:31枚
新穂高温泉口観光センター
橋を渡って登山開始
風穴
わさび平小屋
美味しそう!
わさび平小屋夕食
館内
わさび平小屋朝食
小池新道
鏡池
双六小屋が見えてきた!
色とりどりのテント
双六小屋前から朝日1
朝日2
樅沢岳から槍・穂高
雲海
朝日に浴びて家族4人の影絵?
樅沢岳より双六小屋
富山大診療所
看板が愛らしい
雲海をヘリが飛んで行く
登山道にオコジョ発見!
鏡平小屋のかき氷
シシドウヶ原の花畑
わさび平小屋のそうめん
新穂高温泉ロープウェイ口に到着!
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 |
ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
ライター | |||||
【その他】
簡易無線 エマージェンシーシート |
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