行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)秩父鉄道三峰口駅から、8:30発の大滝老人センター行きバスにて、大陽寺入口バス停下車。
復)三峯神社 17:30発の急行バスにて西武秩父駅。(最終バスの時間が夏時間となっているので注意)
この登山記録の行程
大陽寺入口バス停(8:40出発)-九十九神社参拝(9:13着/9:20発)-観光釣場・大陽寺登山口(9:45着/9:50発)-大陽寺(10:23着/10:43発)-林道交差(11:22)-東屋・林道交差(11:37)-お清平分岐(11:50)-休憩(12:17/12:27)-地蔵峠(12:41)-霧藻ヶ峰山頂(12:45着/12:55発)-妙法岳分岐(13:18)-東屋・鳥居(13:33)-三峯奥宮(13:47着/14:00発)-縦走路合流(14:20)-三峯三本鳥居(14:35)-興雲閣(14:45)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
荒川沿いのバス停から大血川右岸を歩いて、大陽寺から三峯神社まで逆詣りをして来ました。初めて目にする酉谷山と小黒の稜線、どっしりとした和名倉山の山容、三峯奥宮のオオカミ像に興雲閣の神の湯まで、沢山のお目当てを存分に堪能できました。
≫昨年7月の雨の中、オオカミ像を尋ねて三峯神社を参拝した時から温めていたのが今回のルートです。大陽寺までタクシーを飛ばす手も考えましたが、大血川沿いを歩いても十分間に合うと踏んで、大陽寺入口バス停に一人降り立ちます。 いささか物騒な名前の大血川に沿う右岸道は今でこそ綺麗に舗装されていますが、その昔、東国の女人高野とも呼ばれた大陽寺を目指して、女性たちが五十二の丁目石を励みに辿ったであろう参道の名残です。
早いピッチで林道を歩き切り、観光釣場の方に「クマに気を付けて~」などと声を掛けられながら尾根に入ると、石仏の並ぶ山道を歩いて30分程で、石楠花に囲まれた大陽寺の仁王門が見えてきます。
仁王門の先には大きな堂宇があり、写真で見慣れた赤い屋根に眩しいほどに日光が降り注いでいます。縁側一面に蒲団が干されているのですが、人の気配は全くなく、とても奇妙な空間体験でした。
お寺に纏わる逸話は横に置くとして、大陽が〝太″の字で無い事だけは押さえておきたいところです。
地蔵峠に向かう尾根の途中、舗装された車道を三度横切りますが、その都度視界が開けるので捨てたものではありません。 大血川を挟んで聳える熊倉山と、その稜線に連なる小黒と酉谷山を間近に見るのは初めてで、思わず口元が緩みます。
誰にも会わないまま登り着いた霧藻ヶ峰の山頂では、植生保護のロープの手前からでも両神山の眺めを楽しめますが、妙法ヶ岳の奥宮からの展望は更に素晴らしく、オオカミ像と共に大満足です。
それまでの静かな雰囲気から一転、三峯神社の周辺は沢山の人で賑わっていました。行列ができた本殿へのお参りは諦め、黙礼だけして通り過ぎると、最後のお目当ての神の湯に初ドボーン。
夏期運行で17:30発に延びた最終バスの時間までゆっくりできるかと思いきや、三峰山博物館も参道のお店も16時で閉館、ラストオーダーだったのが誤算でしたが、唯一開いていた「ちどりや」で、和名倉山を肴に、ビールとお勧めのグリーンカレーを頂き、二度目の三峯詣りもしっかり締まりました~。
本日の総歩数33,957歩、歩行距離22.5km、消費カロリー1,407kcal、脂肪燃焼量100g也。
フォトギャラリー:95枚
まるで秋の様な天気に恵まれました。
表参道登山口の大輪までバスで送り迎えするというツアーらしく、三峰口駅は大勢のハイカーさんで賑わっていました。
こちらは市営バスで、、、大陽寺入口で途中下車します。
バス停脇の丁目石、「左、大日向山道五十二丁 第壱丁目」とあります。
大血橋で荒川を渡ります。
荒川の対岸に見える岩壁は、大達原集落に抜ける旧道の手掘りのトンネルがある場所でしょう。
大血川の右岸を緩やかに登って行きます。車は稀です。
大血川を挟んで見える特異なピークは、妙法ヶ岳でしょうか。
川沿いを歩く1.6km程の遊歩道があるようですが、今日は先を急ぎます。
秩父源流水と書かれた、ミネラルウォーターのボトリング工場があります。
工場の脇の、九十九神社に入山のお参り。
妙法ヶ岳が目の前に聳えています。
奥に見えるのは長澤背稜の稜線でしょうか?
思ったより早いペースで、大血川渓流観光釣場に到着しました。
マイカーの家族連れで賑わっています。
大陽寺への参道は、渓流釣場の建屋の向いです。
「右 大陽寺ヲ経テ雲取山ニ至ル、左 天目山ニ至ル」と読めます。天目山とは酉谷山の事ですね。
参道を登り始めて谷の向うに見えて来たのは、秩父御岳山ですね。
参道には13仏の石仏が置かれています。
大陽寺の仁王門が見えて来ました。
周囲にはシャクナゲが植えられています。
仁王門を潜ると、広い境内となっています。
写真で見慣れた、大陽寺の本堂ですね。
階段の上の敷地にも、お堂や宿坊がありました。
本堂の縁側一面に蒲団が干されていましたが、人気は全くありません。
何とも奇妙で長閑な空間で、暫し休憩。
本堂の裏手から再び登山道に入ります。
登山道は、途中3回、林道を横切ります。
林道では視界が開けます。酉谷山と小黒を初めて目にして感動です。
杉の植林帯を登って行きます。
3度目に交差する林道脇には東屋が建っています。何故か車が4台も停まっていました。
お清平(お経平)への分岐点。大陽寺と霧藻ヶ峰に夫々1.7kmとあります。調度中間点ですね。
カラ松の樹林。
杉の植林帯が終わり、がらりと雰囲気が変わって来ました。
自然林に囲まれたベンチで一休み。今にもクマが出て来そうな雰囲気です。
最後は、尾根沿いの緩やかな道を進むと、
地蔵峠に到着しました。
霧藻ヶ峰の山頂は、ここから5分も掛りません。
山頂は、植生保護の為に立入禁止のロープが張られていました。
北側の視界が開けて、ロープの外からでも十分に展望を楽しめます。
両神山と、手前はこれから向かう妙法ヶ岳ですね。
山頂を後にして、地蔵峠から縦走路を下ります。
途中の分岐で縦走路を離れ、妙法ヶ岳(1.3km)へ向います。
程なく、東屋と鳥居のある奥宮参道に合流します。
もう一つの鳥居を潜ると、
3か所ほど、鉄梯子が現れます。
最後に急な石段を登って、、、
三峯奥宮に到着しました。
お目当てのオオカミ像をたっぷり堪能します。
奥宮の脇に奥宮改築記念碑があり、その周りに古いオオカミ像が沢山据えられていました。
どれも味があります。
後ろの古い石碑の周りにも。
大分傷んだものもあります。
尻尾の形からすると、獅子と思われるものも混じっていました。
奥宮前の一対と合わせて、計14体のオオカミ像に出合う事が出来ました。
山頂からの眺めも最高です。南には先程まで歩いていた霧藻ヶ峰。
西側には、雲取への縦走路を隔てて和名倉山。
北西には両神山が良く見えます。
再び縦走路に戻って、三峯神社を目指します。
和名倉山の大きな山体。
振り返ると雲取山の稜線。
三峯神社の三つ鳥居に到着。
奥宮遙拝殿に立ち寄り、先程までいた妙法ヶ岳の奥宮を遙拝します。
随身門。
沢山のオオカミ像がありますが、今回は紹介を省略します。
参拝者の大行列に本殿の参拝は諦め、、、
今回の最後のお目当ては、興雲閣の神の湯です。(入浴料600円です)
湯船は一つですが、洗い場も広くてゆったり寛ぐことが出来ました。
前回見落とした日本武尊銅像もしっかりチェック。
三つ鳥居のオオカミ像越しに眺める白岩山と雲取山。
素晴らしい眺めです。
大島屋の食堂はこんな絶景なのですが、、、残念ながらもう閉店です。(ラストオーダーは16時です)
大島屋のおばさんに教わって、営業時間の長い「ちどりや」に立ち寄ってみます。
和名倉山を眺めながらの一杯は格別です。
最近開業したてのお店らしく、お勧めのオーガニックのグリーンカレーを頂きました。
オオカミの護符の文庫本が置いてあるのを見て一人で感動!
夕暮れが近付いてきたので、そろそろ引き揚げましょう。
バス停に向う途中で、見納めの一枚。
バスは満席で、70分間立ちっぱなしでした。。。
夕焼けの西武秩父駅に到着。
まるで秋の様な一日でした。
(おまけ)三峯神社の売店で買って来た日本酒。オオカミのお猪口とセットで、1,080円でした。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
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