行程・コース
天候
概ね晴れだが双六小屋泊夜間のみ雨(遠い台風の影響により不安定な天気)
利用した登山口
登山口へのアクセス
バス
その他:
松本バスターミナルより高山行(アルピコ交通)7:50発にて平湯温泉のりかえ濃飛バス新穂高ロープーウェイ下車10:15到着=松本発の直通より約2時間早く着きます。但し、平湯から神岡・富山方面行濃飛バスの場合は、登山指導所のある新穂高温泉バス停を通過してロープーウェイ停留所まで行ってしまいます。徒歩5分で登山口(指導所)まで下ります。
この登山記録の行程
【1日目】
新穂高温泉(10:45)・・・笠新道登山口(12:30)[休憩 10分]・・・わさび平小屋(13:00)
【2日目】
わさび平小屋(06:30)・・・小池新道登山口(06:58)[休憩 5分]・・・秩父沢出合(08:46)[休憩 30分]・・・シシウドが原(11:01)[休憩 25分]・・・鏡平山荘(13:10)
【3日目】
鏡平山荘(06:10)・・・弓折乗越(07:35)[休憩 20分]・・・双六小屋(10:15)
【4日目】
双六小屋(06:15)・・・弓折乗越(09:40)[休憩 25分]・・・鏡平山荘(11:45)
【5日目】
鏡平山荘(06:35)・・・シシウドが原(07:45)[休憩 15分]・・・秩父沢出合(09:15)[休憩 30分]・・・小池新道登山口(11:30)[休憩 10分]・・・わさび平小屋(12:15)[休憩 60分]・・・笠新道登山口(13:30)[休憩 5分]・・・新穂高温泉(14:30)[休憩 25分]
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
妻の膝痛により2016年には下りを少なくした北八ヶ岳歩きを経て、今年は比較的歩きやすい小池新道に秋の花を見に出掛けた。ピストン山行なので、上山下山の条件は同じなのだが、段差が配慮された山道なので、登山の様子を見つつ、下山の歩きを考えながら歩けたことや、下山に時間が掛かることから、登山以上に花や昆虫、雷鳥の観察や気付きができたことはよかったと思う。特に3羽の雷鳥と15分ほど一緒に過ごせたことは貴重な時間であった。花を眺め、小屋の名物を食し、ピークは踏まなかったものの満足できる山行であった。
また山小屋の進化には驚かされるものがあった。特にトイレについては、トイレットペーパーを流せる(わさび平・双六)ウォシュレット付き暖房便座(わさび平)、足踏みポンプ式水洗トイレでも恵まれているものなのであり、そうした場所でも使用後のトイレットペーパーは備え付けの箱に捨てることが当たり前であることから、この進化は驚いた。また、わさび平小屋では、シャンプー・石けんも使用可能であり、一般の旅館設備と変わらない。双六小屋グループの労苦と努力に頭が下がる。
フォトギャラリー:60枚
登山口ゲートには、登山届ポストがあります。登山指導センターに出せなかった場合は、こちらでも提出できます。
林道ではあるものの、様々な花が見られます。笠ヶ岳を見上げながら歩く気持ちよい道。途中の「お助け風」は天然冷房、冷んやりした風が流れ気持ちよい。
笠新道入口の水場。まろやかです。
新館がオープンした「わさび平小屋」と名物「そうめん」。
冷えたスイカ・バナナ・キュウリにトマト。生ビールもよいでしょうが。
わさび平小屋の新館廊下。トイレは水洗・ウォシュレット、トイレットペーパーは流せます。風呂はシャンプーも可。合併浄化槽を設置したとのことです。
旅館に劣らない夕食です。
わさび小屋の掲示
小池新道入口分岐より眺める秩父沢・シシウドヶ原と大ノマ岳・弓折岳。
秩父沢を徒渉する前の石畳道からは、焼岳と西穂ロープーウェイが見えます。
シシウドヶ原の下、振り返れば西穂独標と西穂・焼岳が眺められます。木陰が減り暑さが身に堪えます。
シシウドヶ原のベンチまで、あと100mです。
シシウドヶ原でスイッチバックして、さらに登り振り返れば秩父沢の雪渓が眺められます。
苦しい道を休みながら、熊の踊り場で休み、最後の急登を越えると木道が始まり、少し行くと…鏡池
鏡平山荘の名物、かき氷をテラスでいただきます。
鏡平山荘から眺められる大槍と小槍です。槍ヶ岳まで、とても近く感じられます。
鏡平山荘の夕食は、手作りのコロッケ。たいへん美味しいです。
夜明け前、槍ヶ岳山荘の灯りと山のシルエット。
鏡平山荘の掲示
弓折岳中段の手前に、たった一株のニッコウキスゲが、取り残されたように咲いていました。
中段から弓折稜線分岐まで日差しの照りつける道を行きます。途中ハシゴがありますが、難しくありません。そして、眼下に鏡平があります。もう一息。
秋の花トリカブトも咲く、この道。背景は雲に隠れた穂高。
着いた!弓折乗越。ベンチあり。笠ヶ岳と双六岳への分かれ道。
稜線にはアップダウンもあります。滑らないように慎重に。
秋の花畑。夏より地味ですが、生命力を感じます。
花見平と弓折岳・抜戸岳を臨む。気持ちよい道です。
やがて、鷲羽岳と双六小屋が見えてきます。目に見えるより遠く感じます。
少しずつ下ります。ハイマツ帯を歩くと、小鳥の声がよく聞こえます。
双六池に来ました。チングルマは秋の姿です。テン場はすぐです。
お疲れ様の双六小屋です。
双六小屋のチーズケーキ。
鷲羽岳が近い。
樅沢岳中腹のトウヤクリンドウ。背景は鷲羽岳です。
眼下に小屋とテン場、向かいに双六岳があります。
左に三俣蓮華岳、右に鷲羽岳、中央に祖父岳が見えます。祖父岳の左に続く雲ノ平が見えません。残念!
樅沢岳中腹より鷲羽岳と野口五郎岳方面、所謂、裏銀座です。
双六小屋の夕食は、あたたかい揚げたて天麩羅。
双六小屋の朝食です。
湯俣の谷を下った先は、良い天気でしかも雲海。北ア北部はいいなあ。
双六谷から神岡方向を眺める。富山の方は、やっぱり青空があった。
弓折稜線ハイマツ帯では、こんな芸術も。
クロユリ
木イチゴ美味しそうです。まだクマに見つかっていない。
クルマユリ
ザレた道、滑りやすい道です。
ヨツバシオガマとチングルマ秋姿
コイワカガミ
チシマギキョウ
ライチョウの親子
白から赤に変わるシシウドが、弓折乗越から中段のあいだ、ハシゴの場所にありました。シシウドヶ原では真っ白ですが。
正面に槍を見ながら灌木帯を下りると鏡平山荘
今日も雲をまとった槍ヶ岳
鏡平山荘に着いたら、かき氷アイスのせ。
(赤)連泊用メニューだそうです。(青)は内容が違います。
鏡池の赤い槍ヶ岳
鏡池の赤い穂高岳
早朝より雲がかかる西鎌尾根
さようなら小池新道。遠くに弓折岳を見ながら。
あなたはだあれ?
下りてきました。待望の冷たいスイカは美味しいです。
装備・携行品
アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 修理用具 | ツエルト |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 |
行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | ストーブ | 燃料 |
カップ |
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