行程・コース
天候
猛暑
登山口へのアクセス
電車
その他:
往)西武線西吾野駅から徒歩
復)休暇村奥武蔵送迎バスにて吾野駅へ
この登山記録の行程
西吾野(8:00出発)-(天満宮参拝)-高畑林道分岐(8:24)-大滝(8:57着/9:05発)-不動滝(9:33着/9:40発)-白滝(9:55着/10:00発)-大峠(10:18)-高山不動(10:25着/10:45発)-関八州見晴台(11:15着/大休憩/12:20発)-傘杉峠(12:55)-役行者分岐(13:15)-顔振峠(13:25着/13:40発)-八徳道分岐(阿寺支62電柱)(14:00)-本田沢林道分岐/瀬尾1号橋(14:30)-石地蔵(14:44)-(女滝探索)-民家脇・大窪峠分岐(15:07)-休暇村奥武蔵(15:25)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
物は試しに猛暑日の奥武蔵を歩いてみました。滝巡りに涼を求めるという目論見は外れ、計画を変更して風通しの良い関八州見晴台で大休止。 顔振峠でビールを飲んだ後はぐだぐだで、最後はお風呂に入り損ねるという、何とも教訓の多い一日となりました。
≫日帰り低山山行を信条とする身にとって、夏場のコース選定は深刻な問題です。
沢筋や滝を巡って暑さを忘れる♪~というのは良くあるパターンですが、それが標高数百mの奥武蔵でも通用するのか確かめてみようと、人体実験宜しく猛暑予報の西吾野駅に降り立ちました。
コンセプトは滝巡りですので、高山不動の西側の三つの滝を手始めに、関八州見晴台から一旦越生側に下って黒山三滝に涼を求め、再び峠を越えて八徳の男滝、女滝を巡って、最後に休暇村奥武蔵で汗を流すという、正に滝尽くしのコースを考えましたが、どうやら想定が甘かった様です。
最初に巡った大滝、不動滝、白滝は夫々個性的で見応えもあり、それなりに「涼」を感じる事が出来ましたが、滝を離れればそれまで・・・、いわばスポットクーラーの様なもので、暑気払いにはややパワー不足でした。 低山の宿命でしょうか、沢の水の透明度が低く、常温に近いのも残念なところです。
何よりもきつかったのは湿度の高さで、噴き出す汗と共に気力と体力が消耗していくのが分かります。初めて訪ねる高山不動の大銀杏や、関八州見晴台からのパノラマ展望を楽しみましたが、東屋のベンチで、心地よい風を受けながらのうたた寝のひと時が、この日一番のご褒美となりました。
昼寝の後では黒山三滝に向かう気も萎え、そのまま下山してしまおうかとも考えましたが、そこは貧乏性の悲しさで、せめて顔振峠まで行ってみようと思ったのが間違いのもとでした。
峠の茶屋で調子に乗って缶ビールを飲んだ後はグダグダで、再び大汗を流しながら八徳に向かったつもりが、途中で道を間違えて男滝を見損ねた挙句、ようやく辿り着いた休暇村奥武蔵では、日帰り入浴の受付時間が過ぎていてお風呂に入り損ねるという、最悪!の結末となりました。夏の低山、恐るべし!です。
教訓1: 夏の低山では、沢や滝に期待以上の涼を求めてはいけない。
教訓2: 夏の低山では、気温よりも湿度が凶器となる。風があると大分助かる。
教訓3: 夏の低山では、歩く距離を欲張ってはいけない。午後は無暗に歩いてはいけない。
教訓4: 夏の低山では、調子に乗ってビールなどは飲まない方が良い。(絶対ではない)
教訓5: 夏の低山に限らず、日帰り温泉の受付時間は必ずチェックしておかなければならない。
本日の総歩数34,138歩、歩行距離23.0km、消費カロリー1,584kcal、脂肪燃焼量113g也。
フォトギャラリー:78枚
関東各地が猛暑日予報の中、西吾野駅に降り立ちました。他に2,3人のハイカーさんがいました。
高山不動尊への道標は至る所に整備されています。
駅の下にある天満宮に入山のお参りを済ませます。
高山不動パノラマコースの登山道入り口を右に見ながらもう少し直進します。
三つの滝を経由して高山不動尊まで通じる、高畑林道に入ります。
時間帯も早いので、沢筋の林道歩きは涼やかです。
高山不動、大滝の道標に従って、林道を離れます。
一瞬、奥の細いのが大滝か?!、と疑いましたが、本物の大滝は左の崖に架かっていました。
思っていた以上に立派な滝でした。
高さは10m位でしょうか。。。
最初の滝としては大満足です!
次の不動滝は、別の沢筋にありますので、日差しを受けながら尾根を越えなくてはなりません。
尾根の途中に一軒の民家があります。軒先の木陰で涼んでいたお婆ちゃんと、しばし滝談義。
不動滝に向かいます。
不動滝は、高山不動尊の行者の修行の滝だったそうです。
険悪なオーバーハングに架かる滝ですが、水量は多くありません。
ザックを背負ったまま滝の中に入って、涼を求めます。
再び沢筋を変えて、白滝に向かいます。
白滝には、先着の方がいました。
先着の方曰く、先般の台風直後に来たときは、物凄い水量と風圧で、寒い程だったといいます。
沢筋を離れて高山不動に向かいます。湿度が高い!!
面妖な巨樹と大山祇神の祠。
高山不動尊の敷地に出ると、一気に視界が開けます。
彼の有名な大イチョウですね。
乳(気根)が見事です。
大岳から三ドッケまで、馴染みの山々が一望できます。
後から気づきましたが、富士山も写っていました。
庫裡の柱には、宝登山神社の御札が貼られていました。
本堂は長い石段の上です。
本堂の様子。
立派なお堂です。
お堂に隣接した公衆トイレの脇に、関八州見晴台への道が付いています。
車道(奥武蔵グリーンライン)に出たところには、廃業したドライブインが。
再び山道へ。
風が無くて、汗だくです。
照り付ける太陽!
関八州見晴台には、高山不動尊の奥の院と、東屋が建っています。
正面は関八州の、相模、武蔵の方角ですね。
奥多摩方面。
秩父の山並みに武甲山。
その先には両神山もうっすら。
こちらは、下野の方向です。
心地良いうたた寝から目覚めて、顔振峠に向かいます。
台風20号の仕業でしょうか、葉の付いた枝が沢山落ちていました。
コースは途中何度か、奥武蔵グリーンラインと交差します。車は余り見かけませんでした。
傘杉峠から、再び山道に入ります。
再びグリーンラインを歩いて、顔振峠に到着です。
彼の有名な平九郎茶屋です。
平九郎茶屋の前の石碑には、戊申戦争で自刀した渋沢平九郎の逸話と辞世の句が刻まれていました。
平九郎茶屋のテラスからの絶景を眺めていると、、、
どうしても飲みたくなってしまいます~!(きゅうりのおしんこ付きで350円でした)
向かいの茶店のテラスも気持ち良さげです。
少し戻って、富士見茶屋さんの庭先を通して頂き、風影林道に下ります
風影の山上集落。
林道脇の赤いポストが印象的です。
風影林道から分かれて八徳に向かいますが、先程のビールが汗となって噴き出してきます。
民家の先に、風影と八徳の集落を結ぶ山道が続いています。
歩く人も稀なのでしょう。途中、荒れたところもありました。
途中、作業道や林道が交錯しますが、道標らしきものは有りません。
大きな羊歯の茂み。
道を間違えていることを承知の上で下って来たのは、「本田沢線」という林道でした。八徳の男滝は見そびれました。
「休暇村奥武蔵」のお風呂を目指して、もうひと歩きです。
ぐだぐだになりながら女滝を探してみましたが、滝と呼ぶ程のものは見当たりませんでした・・・。
民家の軒先から、「休暇村奥武蔵」に向かう峠道に入ります。
峠までは、ほんのわずかな登りです。
峠から「休暇村奥武蔵」の建物が見えて、ほっとしたのも束の間・・・
日帰り入浴の受付時間(14:30)を過ぎていて、お風呂に入れないという最悪の結末が待っていました。(愕然)
止む無く、着替えだけして、送迎バスで吾野駅へ。
丁度、吾野のお祭りの日でしたが・・・、立ち寄る気力もなく、そのまま家路につきました~。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | ロールペーパー |
行動食 | テーピングテープ |
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