行程・コース
天候
初日・2日目とも晴れ時々曇り
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
2018年8月25日(土)
自宅発(10:40)⇒所沢IC⇒関越道 藤岡JCT⇒上信越道 更埴JCT⇒ 長野道 松本IC⇒R158⇒R471⇒県道475号線⇒新穂高温泉 ホテル穂高着(17:10)(前泊)
*関越道・松本市内で渋滞あり。ホテルの宿泊者専用駐車場に駐車(下山後まで)
2018年8月26日(日)
ホテル穂高から出発
この登山記録の行程
【1日目(8/26(日))】
新穂高温泉(08:30)・・・笠新道登山口(09:45)・・・わさび平小屋(10:00)[休憩20分]・・・小池新道登山口(10:45)・・・秩父沢出合(11:48)[昼食休憩35分]・・・イタドリヶ原(13:07)・・・シシウドが原(13:52)[休憩20分]・・・鏡池(15:07)[休憩5分]・・・鏡平山荘(15:15)
【2日目(8/27(月))】
鏡平山荘(06:45)・・・弓折中段(7:21)・・・弓折乗越(07:53)[休憩 10分]・・・花見平・双六岳方面へ散策・・・弓折乗越(8:16)・・・弓折岳(標高2588m)・・・弓折乗越(8:54)・・・鏡平山荘(09:40)[休憩(荷物引取り・詰替え) 20分]・・・シシウドが原(10:55)[休憩 10分]・・・イタドリヶ原(11:34)・・・秩父沢出合(12:12)[休憩 20分]・・・小池新道登山口(13:20)・・・わさび平小屋(13:44)[昼食休憩 45分]・・・笠新道登山口(14:42)・・・新穂高温泉(15:55)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
昨年の北アルプス表銀座デビュー(燕岳)に続き、北アルプス第二弾の今年は鏡池から槍ヶ岳(裏槍)を拝むという「山頂を目指さない」登山。でも皆さんが通過される「弓折岳」山頂までは行けました! 何せ自宅から登山口のある新穂高温泉までもアクセスに時間がかかるので前泊+山小屋1泊、全行程2泊3日で計画を立てたのですが、とにもかくにも「遠かったー!」というのが全体的な感想です。
双六岳や笠ヶ岳まで行こうと思ったら、更にもう1泊必要であることが分かり、北アルプスの奥深さを実感できました。
台風20号が去った後の好天に恵まれ、初日の午後には雲の切れ目から何度か槍の穂先を見ることが出来、鏡池に写る槍ヶ岳(鏡槍)も何とか写真に収めることが出来たのは幸運でした。
下りで足の指に水ぶくれが出来てしまい、小池新道登山口から新穂高温泉までは大幅にスピードダウンとなってしまったのが残念でしたが、全体的にコースタイム1.2倍未満で踏破できたのは、私たちにとっては十分頑張ったと思います(-_-;)
雷鳥と縦走は次回以降のおあずけとなりました。
詳細は以下の通り。
【新穂高温泉 ホテル穂高】
新穂高ロープウェイに一番近い宿泊施設で、登山客より観光客の方が多いです。
到着が遅かったので夕食は19時~、朝食は一番早い7時~としました。
8/27(月)は下山後に入浴(宿泊者は無料、バスタオルと浴用タオルは持参)してから帰路につきました。
【ホテル穂高~わさび平小屋】
新穂高ロープウェイ乗り場方向へ少し上り左折して、バスターミナルを横切ると奥に橋があり、渡って道なりに右に曲がって行くと林道があるので、そのまま進んで行きます。「ホテルニュー穂高」という宿泊施設が左手に見えて来ますが、そのまま通過します。さらに進むとゲートがあり、右手に登山届ボックスがあります。ヤマケイで作成・印刷した登山届を入れて、「登山届届出済証」に必要事項を記入して自分の控えとして携帯します。本当はこれを下山届としてポストに投函するのですが、忘れて持ち帰って来てしまいました。「わさび平小屋まで70分」と標識に書かれています。
途中何回か橋を渡ります。そのうちの一つは「通行注意 橋が傾いているため通行された際の事故について一切の責任を負いかねます 飛騨森林管理署」という立て看板がありますが、渡らない訳にはいかないので、なるべく橋の中心を歩くようにしました。しばらく行くと右手にヘリポートがあり、ここから山小屋への荷物を運ぶ基地になっているようです。さらに進むと左手に「笠新道登山口」があり、鏡平・双六岳方面という標識の下に「わさび平小屋 約10分」と書かれていますが、20分はみておいた方が良いでしょう。
【わさび平小屋~小池新道登山口】
林道の右手にあるわさび平小屋では、入口の左右に野菜・果物・飲み物が冷やされていて、私たちはトマト(200円)とバナナ(100円)を購入して、半分ずついただきました。道路を隔てて小屋の前と沢沿いにベンチ&テーブルがいくつかあります。入口正面に向かって左側の建物がトイレで、入口に100円を入れる箱が設置されています。トイレは男女別で、女性用は洋式水洗個室が2,3室あり、トイレットペーパーもあってとても綺麗でした。
ここから小池新道登山口までは未舗装の林道が続きます。
【小池新道登山口~秩父沢出合】
未舗装の林道が終わった所に「小池新道登山口」が現れました。右手に橋を渡る「奥丸山」方面は通行止めの鎖が張ってありました。ここから槍ヶ岳方面には行けないようです。私たちは鏡平方面へ直進します。ここからは本格的な登山道で、少しずつ斜度も上がって行きガレ場が続きますが、迷いそうな所には丸印や矢印が白いペンキで書かれているので、迷わずに済みました。
【秩父沢出合~シシウドヶ原】
山の中の道を進んで行くと、前方に沢が現れ、木の簡易橋が渡されていて、ここが「秩父沢出合」です。沢岸はガレ場ですが、座りやすそうな岩を見つけて、昼食休憩としました。何と左手に槍ヶ岳が見え、雲が晴れて穂先が見えました。これで大分英気が養われました。
ここから先もガレ場の登山口が続きます。途中、「チボ岩」「イタドリヶ原」を通過、しばらくするとシシウドの群生が斜面に現れますが、シシウドヶ原まではまだ大分登ります。
【シシウドヶ原~鏡平山荘】
シシウドヶ原の手前に水場があり、首や額に巻いている冷えタオルを濡らして気分一新。ちなみに翌日の下山時にはこの水場はありませんでした。天候に左右されるようです。
シシウドヶ原には「標高2090m」と書かれた標識が立っていました。奥にベンチのような休憩場所があり、下を見ると登山口や秩父沢などが沢沿いに見えて、大分登ってきたことが実感できます。
「熊の踊り場」を過ぎると「鏡平まで500m」と大きな岩に白いペンキで書かれていますが、まだ登りは続きます。「鏡平まであと5分」と書かれた岩もありますが、10分は見ておいた方が良いでしょう。
やーっとの思いで「鏡池」に到着した時は、感動もひとしおでした。この先が鏡平山荘です。
【鏡平山荘】
(受付)入口を入って右手にあり、宿帳に個人情報を記入します。予約時には個室が満室と言われていましたが、念のため確認してみると何と用意があるとのこと。ラッキーでした!玄関で靴を脱ぎ、下駄箱に入れますが、白い厚紙・マジックペン・洗濯バサミがあり、名前を書いて自分の登山靴に挟んでおきます。
(宿泊費)一泊二食付9,800円/人、個室料5,000円/室
(部屋)玄関を上がって左手に「穂高」と書かれたドアを開けるとそこは二段ベッド(いわゆる蚕棚)の部屋となっていて、通路を通り抜けて更に奥に行くと個室があります。「2号室 焼岳」が私たちの部屋で、布団が4組あるところを2人で使用できました。棚に番号が張ってあり、8番まであったので、最大8名まで入れることになるのでしょう(そうなったらもう寝られませんね)。
個室は私たちと同じ大きさの部屋が全部で3室、向かい側は20人位泊まれそうな団体用の個室が2室ありましたが、この日は使われていませんでした。
2階もあり、恐らく大部屋(雑魚寝用)だと思われます。
(売店)荷物を下ろしてから、小屋前のテラスでかき氷をいただきました。
かき氷は、いちご・レモン・メロン・ブルーハワイ各500円。宇治金時700円。
練乳掛け+100円。アイスのせ+200円。
ラーメン・カレーライス・牛丼各1,000円。生ビール900円。ホットコーヒー・ホットミルク・カルピス(ホット・アイス)各500円。
窓口の右手に水場(蛇口)あり。宿泊者は無料、それ以外の方は500ml 100円・1ℓ 200円。
(食事)夕食:17時~と18時~に分かれていて、私たちは初回の17時~でした。
朝食: 4時半~7時迄自分が食べたい時間に食堂に行って食べることができます。
ご飯と味噌汁はお替り自由、おかずはワンプレートに乗っています。緑茶あり。
夕食時に山荘からのご挨拶と注意事項の説明があります。
(施設) トイレ:男女共用(男性用小便器2、洋式個室4,5室)
洗面:家庭用の洗面台が5つ位並んであります。エコハンドソープあり・
洗濯不可。
乾燥室:20時~4時まで使用不可となります。他人の衣料と取り違い注意。
談話室:玄関の正面奥にあり、椅子&テーブルが2セットありました。
(消灯)21時。その前に眠くなって寝ちゃいましたけどね(笑)。
この日は久し振りの晴れのためか、ヘリコプターが何度となく飛んで来ては荷物を運んでいました。
かき氷を食べた後、鏡池まで戻って、刻一刻と変わる槍ヶ岳の雄姿を写真に収めていました。ここだけ虫が多かったので、虫除け対策が必要です。私たちは虫除けスプレーをしていなかったので、あまり長時間いることができませんでした。
18時20分頃、天気が良ければ、夕日に映える槍ヶ岳が見えるとの事でしたが、残念ながら雲に隠れてしまって見ることができませんでした。
翌朝、朝日に映える槍ヶ岳も曇りで見ることができませんでした。
【鏡平山荘~弓折岳】
私は携帯用ミニザックに、レインウェア上下、行動食、水筒と荷物を最小限にして、40リットルザックは山荘に預けて出発しました。
鏡平山荘から双六岳方面へ進みます。「弓折中段」までは林間の急登で、中段から先は斜面に沿って斜めに登って行きます。木の梯子を登った先が「弓折乗越」で、広くなった所にベンチもあります。「弓折岳分岐」という標識があり、笠ヶ岳方面・双六岳方面との分岐になっています。
体力的にも時間的にも双六岳を目指せないのですが、取り敢えず双六岳方面へ少し進んでみたら、ウメバチソウ、ヤマハハコ、リンドウ、ナナカマドなどが咲いていました。
その先は下りだったので、弓折乗越まで戻り、弓折岳を目指すことにしました。笠ヶ岳へ向かう途中に弓折岳への分岐があり右手を見ると山頂が見え、多くの人が通過点とする中で、しっかり山頂を踏むことができました。登りの時は気が付かなかったのですが、山頂に立ってみると浅い火口のようになっているので帰りは近道ができるかもしれないと思って下りてみると、その斜面が一面のお花畑で嬉しくなりました。このお花畑に気が付く人もほとんどいないと思われるので、何とも得した気分になりました。
ヨツバシオガマ、開花したリンドウ、キンポウゲなどが咲いていて、地面には丸い緑の苔がたくさんありました。弓折乗越まで戻り下山開始しました。
鏡平山荘で荷物を入れ替え、ここからは40リットルザックを背負って再出発です。
途中、「シシウドヶ原」で栄養補給ゼリー飲料・ドライフルーツ、「秩父沢出合」で栄養補給ゼリー飲料・魚肉ソーセージ、「わさび平小屋」でカレーライス(900円)とトマト(200円)で遅い昼食を摂りました。
フォトギャラリー:13枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー |
ロールペーパー | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | カップ | |
【その他】 アームカバー、機能性タイツ、涼感バンダナ、涼感タオル、敷シート、携帯電話、携帯ティッシュ、ウェットティッシュ、日焼け止め、化粧ポーチ |