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登って降りて岩手山 オマケで芦毛馬立山

岩手山、鬼ヶ城、芦毛馬立山( 東北)

パーティ: 1人 (鋸太郎 さん )

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行程・コース

天候

早朝ガス、のち曇 14時以降晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 前夜入り、車中泊

この登山記録の行程

馬返し駐車場0334……0412 0.五合目(書き辛い……)0412……0426一合目0426……0432豆腐岩0432……0449二.五合目(やっぱり書き辛い……)0449……0459三合目0459……0522四合目0522……0540五合目0540……0600六合目0600……0622七合目0622……0631八合目避難小屋0635……0643八合五勺0643……0648不動平(九合目)0648……0710岩手山神社奥宮0714……0730山頂(薬師岳)0740……0801不動平0801……0856お花畑0857……0912温泉の匂いがする場所0912……0926大地獄分岐0926……0941切通し0941……1002鬼ヶ城CP(1)1002……1037鬼ヶ城CP(2)1037……1101鬼ヶ城CP(3)1101……1139鬼ヶ城分岐1139……1144不動平避難小屋1144……1200八合目避難小屋1230……1235七合目1235……1249新道六合目1249……1304新道五合目1304……1317新道四合目1317……1323子守り岩1323……1328新道三合目1328……1337二.五合目1337……1352一合目1352……14030.五合目1403……1426馬返し駐車場

コース

総距離
約17.4km
累積標高差
上り約2,081m
下り約2,081m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

馬返しから岩手山を登り、お花畑から鬼ヶ城を周回しました。
秋雨前線を避けて行き先を探し続けたのですが、福島がダメ、新潟がダメと、でもまさか岩手に行く事になるとは思いもしませんでした。
何と言うか、お山は本当に縁ですね。
  
夜明け前に馬返しを出発、往路は旧道を歩きましたが、八合目避難小屋までは完全なソロでした。
出発時点ではガスの中、ほぼ終日曇ではありましたが、四合目付近ではご来光を拝め、山頂からは結構他のお山も見る事が出来ました。
ただ、お鉢巡りの後のお花畑~鬼ヶ城は歩きごたえがありました。
これで下山用の足を使い果たした感じです。復路は新道を歩きました。
  
岩手山、毎日眺めて暮らしていた時期もありましたが、登って良かったです。
壮大さ、登りごたえ、様々な表情、眺望、どれも本当に素晴らしかったです。
  
尚今回は、前日に「芦毛馬立山」という小さな里山も登りました。
写真で補足しています。

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フォトギャラリー:137枚

駐車場には前夜18:30に入りました。
既に20台はいたかと思います。

3時半に独り、ひっそりと歩き出しました。

馬返しキャンプ場です。
車中泊でも、直前に6時間も眠れるとやっぱり違いますね。

鬼又清水です。水量豊富でした。

ハイドレ2リットル分頂きました。

キャンプ場を抜けて登山開始です。
初っ端下るので、一瞬焦りました。

装備だけは十分だと思っています。

でも本当、子守唄歌う位しか対策が浮かばないのですが。

ヘッデンの明りです。
登り始めはかなりガスガスでした。

で、0.五合目。
0.五合ってなんやねん!と、きっと誰もが突っ込むところでしょう。

ウメバチソウですね。

1時間歩いて一合目です。
岩手山はベンチが多くて助かりました。

豆腐岩。
岩手ではとうふ小僧も腕力勝負ですか。

倒れていた標柱。ひょっとしたら二合目かも知れません。

南部片夜明け。

二.五合目です。分岐になっています。
旧道を行きます。

この辺りから大分アスレチックが加わってきました。

三合目です。

夜明けが近付き、早池峰山もうすむらさきに染まりました。

ひつじ雲の夜明けです。

四合目付近の岩稜帯で

ご来光を拝む事ができました。
お日さまはこの後、すぐに雲に隠れてしまいました。
そう言えば深夜0時に二人組の方が出発して行きましたが、山頂でご来光は拝めましたでしょうか。

四合目標柱です。
風が少し吹きましたが、汗を乾かすには丁度良い程度でした。

テープを巻いたポールです。
最低その辺りまで積もるのでしょうね。

ペンキ標識と、ちょっとよろめいた五合目標柱です。

旧道には、ロープは2本くらいあったでしょうか。
基本降りるためのロープだと思います。

あ、なんか危なっかしそうな岩、と思っていたら

案の定大きく「注意」と。

しかもどう考えても、一度割れていますね。

「キケン」の字がひっくり返っています。

岩の裏(山頂側)に六合目標柱。

斜面は結構な角度ですから、雪山になったらかなり厳しいと思います。

少し雲が晴れました。

馬返し駐車場とキャンプ場が見えました。
随分登った気になりましたが、まだ標高で400m以上あるんですよね。

七合目。もう少しです。

お社も現れ始めました。

やっとご拝顔。
待ってろよう!お会いしに行って奉るからなあ!混乱中。

八合目避難小屋。可愛い!と思った正面はトイレの側面でした。

でも頑張って八合目避難小屋到着。
本日初めて人にお会いしました。
お土産を買いました。

御成清水。最高でした。
帰りにはおみやげにしました。

鬼ヶ城と不動平避難小屋方面です。
後で寄るから待っててね。

不動平です。
まずは山頂に向かいます。

山頂部間近。振り返ります。

八合目避難小屋です。

山頂の外輪山部分に着きました。
そこそこの風に皆さんウインドブレーカーの類を羽織っていました。

ほぼ反対側に山頂(薬師岳)が見えます。

お鉢一周ではなく、岩手山神社奥宮に向かうことにしました。

風雪に何度もダメージを受けながら

それでいてこれだけの奉納数。
こんなに力強い山頂神社もなかなかないのではないでしょうか。

奥宮の脇からは蒸気が噴出していました。
山頂付近まで熱源があるということですから、本当に現役の火山なんですね。

外縁を歩く登山客です。

山頂は見事なカルデラですが、鬼ヶ城も黒倉山も外輪山ですしね。
カルデラ好きにはたまらない光景です。

山頂中央の妙高岳です。
山頂にはケルンがありました。

薬師岳、岩手山山頂に着きました。
異世界ですねー。
結構肌寒かったです。

一等三角点「岩手山」です。

火口です。

雲海の向こうに八甲田山。
反時計周りをします。

手前の稜線は八幡平です。
中央右の奥に岩木山が見えます。

岩木山アップです。

中央奥は森吉山ですね。

一番奥の稜線は大仏岳方面でしょうか。

秋田駒ヶ岳がどーんと!
左奥は朝日岳、和賀岳でしょうか。

中央左奥は焼石岳ですね。
パノラマはここまでです。

御苗代湖です。左隣の小さな緑地がお花畑です。

火口湖もたまりません!

お鉢巡りも残り少しです。

カルデラ中央の妙高岳です。登ってみたかった気もしますが、火山ですのでコース外は避けます。

それでは降りましょう。
手前から不動平、鬼ヶ城、右奥に秋田駒です。

不動平まで戻りました。

続いてお花畑を目指します。

馬返しからの往復だけでは、片道600kmも車を走らせて来たのにもったいないと思ったからですが

想像以上に急斜面をガンガン下らせられました。

キケン箇所には徹底的に「行っちゃダメ」ロープが張られて、

更にほぼ100m置きに標柱があります。

お花畑に着いたー!

季節柄お花を期待して行った訳ではありませんが

リンドウがいっぱいもてなしてくれました。

ここから何度か渡渉しますが

同時に温泉の香りも。
さすが現役の火山です。

岩と川底が白いー!

大地獄分岐に着きました。

見返すと岩手山はおろか、不動平までが遥かな高さ。
あああこんなに降りちゃって……。

それじゃまた登りましょうか。

キシャアア!

尾根道は歩きやすかったです。

鬼ヶ城の稜線は紅葉が始まっていました。

雲の下は松川温泉ですね。

歩いて来たお花畑が見えました。

次第に溶岩が目立ち始めます。

鬼ヶ城はアップダウンもよじ登りもある、岩手山本体の登山とは別の楽しさがありました。

鬼ヶ城越しに見る岩手山山頂です。

火山の芸術ですね。

鬼ヶ城の北側です。稜線の南側を歩いて行きますが、谷川岳を彷彿させます。

セルフビレイ取らずに覗いちゃいけません。
間違いなくお陀仏です。

黄色い矢印は長さ30センチくらいあります。
ここは本当によじ登りでした。

鬼ヶ城の最高部、1900mほどです。
不動平へはまくことになりますが、立ち寄りました。

沢山の人が歩いています。
6時間前には自分もあの外輪を歩いていました。

見えているベンチはお昼時と言うこともあって、この後すぐに一杯になりました。

鬼ヶ城分岐です。
考えてみれば鬼ヶ城も、一周ではないものの「お鉢巡り」ですね。

八合目避難小屋まで戻りました。
靴も靴下も脱いで30分ほど大休止です。

ショートスパッツのゴムが限界でした。
スパッツは季節問わず必ず着用していますので、結構消耗品です。

そう言えばこの日は終日谷川岳Tシャツ一枚で歩いていたのですが、

考えてみればザックを下ろす度に、背中で谷川岳大宣伝でしたね。

両足をよーくマッサージして、最後の大仕事、下山です。

馬返し駐車場が見えます。
あそこまで降りるのかー。

トンボがいっぱい飛んでいました。
こっちは人間だからね、二本足で頑張るよ。

復路は新道を進みます。新道には階段が幾つかありました。
まあどっちの道も「ザ・登山」です。

0.5合目付近で僥倖。
生まれて初めて御三家のひとつに出会えました。20センチ級です。
ただこれがシロタマゴテングダケなのかドクツルタケかは判別できませんでした。
(追記)ドクツルタケですね。

そんなことを励みに、或いは脳のスイッチを切って、頑張って頑張って何とか下山しました。

楽しかったけど、歩きごたえ満点でした。
お花畑―鬼ヶ城は本当に行って正解だったのですが、ボリューム的にはメインディッシュのあとにシェフお勧めのカレーライスが出る様なものでした。

珍しく帰りにお風呂に浸かりました。
帰りも600km以上ドライブですしね。

この「焼走りの湯」の目の前には岩手山が巨大にそびえます。
あれに登った、と言うよりあそこから降りて来たんだよなあ。
しみじみと凄いぞ自分。

滝沢の大将門というお店で辛味全投入の冷麺を頂き、

お約束はいちごソフトです。
楽しかったあああ!

ここからはオマケの前日の山行です。
地理院地図には「芦毛馬立山」と言う、お馬のお山好きにはたまらない名前のお山があります。

盛岡のほぼ南にあるので、折角ですから寄ってみました。

南の参道入口付近には馬頭観音が奉られています。

地理院地図上では道がなさそうですが

実はしっかりした道があります。

軽トラくらいなら走れそうですが

地元の方の道でしょうから、歩いて行きます。

山頂の様子です。
お社があります。

蘆毛蒼前社とあります。

蒼前(そうぜん)さまは馬の神さまですが、蘆毛の蒼前さまを奉っているのでしょう。

お馬、芦毛馬立山に立つ!

ところでお馬は何毛なの?

「お馬は神さまの馬なので、白か黒です」

そうでしたね。

芦毛ならオグリ?ゴルシ?
自分なら「風か光か」の一頭ですね。

尚、青矢印間の林道は轍がひどく、一般車での通行は不可です。左(西)から歩いた方が良いでしょう。

参道分岐です。南向きの撮影ですので、見えてるのは西方面です。

こちらが東方面、自分のログにある道です。
歩くには問題ありません。

時間もあったので、芦毛馬立山の帰りにお馬つながりで盛岡競馬場に寄りました。

正面には岩手山が見えます。
この時点で翌日に挑む山です。

人々を奮い立たせた伝説のG1馬、メイセイオペラ。

この日岩手競馬は開催されていませんでしたが、折角なので名古屋最終レースに投資。
おにぎりとお茶代くらいは稼げました。

「おみやげです」
「駒ヶ岳せんべい?」
「おいしいとおもいます」

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー
非常食 行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール 燃料
ライター カップ
【その他】 予備ヘッドライト、モバイルバッテリー、2バンドラジオ、アマチュア無線機、風速計、シットハーネス、細引き、ATC、タイブロック、カラビナ、クイックドロー、スリング、ショートパーセル、ウエビング

みんなのコメント

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  •  夜明けの空がきれいですね。草紅葉も。芦毛も。

     南部富士は懐かしい山ですが、残念ながら登ったことがありません。
     登った気持ちでいつも写真を見て楽しんでいます。
     ありがとうございました。

  • いえいえ、拙い写真と文章で恐縮です。

    盛岡には4年くらい住んでいたのですが、あの街で暮らすと岩手山と北上川がそのまま故郷の光景になりますね。

    当時は何十年も経てから登ることになろうとは露ほども思っていませんでしたが、いざ山頂に立ってみると、眼下の街で暮らした数年に、ようやくひとつのピリオドを打てた様な気がしました。

    また次の山を目指します。

登った山

岩手山

岩手山

2,038m

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