行程・コース
天候
初日:小雨~曇り~雷雨 2日目:雨、濃霧~一瞬晴れた後、馬の背で暴風雨~曇り
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
新穂高の駐車場がどこも満車で、鍋平の第7駐車場に車を停めて、そこから徒歩で下山してからのスタートです。シーズンの特に連休などは駐車場が満車であることを覚悟した方が良い事を知りました。鍋平~新穂高の下山ルートは夜中の3時に歩くには険しい獣道です。
この登山記録の行程
【1日目】
新穂高温泉(04:15)・・・新穂高温泉駅・・・穂高平小屋(04:59)・・・奥穂高岳登山口(05:36)・・・重太郎橋(06:36)[休憩 10分]・・・荷継小屋跡(07:35)・・・穂高岳山荘(11:16)
【2日目】
穂高岳山荘(05:40)・・・奥穂高岳(06:20)[休憩 65分](実際には15分休憩して、そこから馬の背を下りて、ロバの耳を前にした辺りで暴風雨になったので断念して引き返す時間を含む)・・・穂高岳山荘(07:50)[休憩 10分]・・・荷継小屋跡(09:50)[休憩 5分]・・・重太郎橋(10:45)[休憩 5分]・・・奥穂高岳登山口(11:45)[休憩 10分]・・・穂高平小屋(12:25)・・・新穂高温泉駅(12:55)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
初めて穂高連峰に挑んだのですが、トレーニング不足と調整不足で日帰りどころか、荷継から穂高岳山荘へ登るまでのガレ場で高山病になり、4匹くらいの蜂にまとわりつかれながら錯乱状態で登り、穂高岳山荘へ到着した時はゾンビ状態でした。(笑)
まだ時間は午前中でしたが、予定時間を1時間半以上オーバーしていたのと、意識が朦朧としていたことから山荘に緊急宿泊。
診療所がある事を知らなかったので、爆睡して目が覚める度に外に出て涸沢の景色や、登ってきた白出沢の景色を眺めながら散歩。
そのお陰で高地順応できたみたいで、翌朝には動けるようになっていました。
2日目は前夜の雷雨の恐ろしさにビビッてしまい、帰りたい気持ち半分でしたが、白出沢をまた歩くのが嫌で西穂を目指す。
奥穂高岳に登った瞬間、西穂方面の飛騨側の雲間が切れて、ジャンダルムの雄姿が一望出来ました!
しかも生まれて初めてブロッケン現象を体験する事が出来て奇跡の連続だったのですが、この調子なら西穂まで行けるんじゃないか?って思った事は非常に浅はかな考えだったと思い知らされる。
馬の背に着た瞬間山頂とは違って視界5mの霧の中に。
お陰で高度感が判り難くて助かったのですが、ナイフリッジはガクガク震えながら進みました。
馬の背でトラバースしようとしていた危険な人がいたので、声をかけて一緒に馬の背を下ったのですが、その下りから天候が暴風雨に変わってしまい、ロバの耳のトラバースとか、垂直登降の箇所とか、考えただけで恐ろしくなってしまい、敢え無く撤退!
コースの事は事前に勉強していたので、判断は間違ってなかったと思います。
馬の背から西穂高岳までのルートは、雨が降ったら基本的に行くな!って感じで、風も20~30m毎秒クラスの強風が吹き荒れます。
生きた心地がしませんでした。
止むを得ず元来た白出沢を下るルートで下山。
荷継~穂高岳山荘間のガレ場は、下半分が矢印等が消えてルート不明なので、登りの場合は左の岩壁沿い、下りの場合は右の岩壁沿いを行けば比較的安定した岩の上を歩けます。
ガレ場は想像以上に体力を消耗するので、今回なめてかかって一番苦労をした箇所です。
次回からストックを持参で再挑戦したいと思います。
フォトギャラリー:89枚
装備・携行品
シャツ | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | バックパック |
スパッツ・ゲイター | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | 地図 | 腕時計 |
カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | 熊鈴・ベアスプレー | 行動食 | |
【その他】 ハイドレーションパック、ヘルメット |
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