村上浄水場から入道坊主までは、一部砂利のコンクリートの細い車道で、下の駐車場から先は落石のため車両通行止め。上の駐車場には、簡易トイレやベンチあり。洞窟のような所から水が涌いていて、採水場になっている。登山口から鞍部までは、赤テープや指導票あり。
　十二が岳からの展望は、３６０度と言うだけあり、なかなかのもの。
　鞍部に引き返し、中ノ岳に登るのはそれほど時間がかからない。中ノ岳は展望がきかない。
　他の人のコメント通り小野子山までの下りと登りは、長く感じる。折角稼いだ高度を失い、また登り返す。時間にするとたいして長くかからないが、気分的にも肉体的にも大変な所。
　小野子山は、東方向の展望がきくはずだが、曇ってきてよくわからなかった。
　小野子山から入道坊主まで、古いガイドブックには波線の登山道がある。廃道との情報もある。今回は、通らなかったが、エスケープルートとの指導標があり、赤テープが着けられているのが見えた。一時間くらいで下れると思われる。
　小野子山から雨乞山までは、萩やススキが両側から飛び出した道。折角下ってまた雨乞山に登り返す。雨乞山は展望がない。そこから小さなピークを二つ超して、階段に出て最後は林道に出る。林道が登山口で、５０ｍ下に舗装された駐車場とトイレがある。こちらは、国道から広い道路で駐車場まで来られる。
　ガイドブックではそこから駅まで、如意寺・モミジの古木・桜の古木を目印に国道に出るように指示している。指導標は、市道の渋川・中之条分岐を中之条方向に行くように指示している。指導標では、駅まで3．８ｋｍとある。指導標に従ったが、カーブとアップダウンが多く、交通量が少なく日陰ではあるが大変だ。伊久保住民センター前で左折、採石場、踏切を経て国道へ。踏切から300ｍで駅。
　地元にいる人は、車で小野上温泉駅から北上して十二が岳の真西にある駐車場から十二が岳を往復する。または、中山峠わらび荘から小野子山を往復する。ことが多いらしい。ちょっとした半日の登山をする山らしい。しかし、遠方から行くなら1日で全部登ろうと思うだろう。電車利用なら、小野上駅－入道坊主－十二が岳－中ノ岳－小野子山－入道坊主－小野上駅とするのが良いかもしれない。
　三連休の中日ではあったが、出会った登山者は３人。その他登山道整備の人が一人いただけだった。