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180922間ノ岳・農鳥岳1泊2日テント泊

北岳・間ノ岳・農鳥岳( 南アルプス)

パーティ: 1人 (Polaris さん )

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行程・コース

天候

1日目:曇り時々雨、夕方から晴れ 2日目:快晴

利用した登山口

奈良田  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 奈良田第一駐車場へ駐車
到着は金曜日の23時位で第一駐車場へは7台程度の車が駐車していた。
バスの混雑があまりないようであれば、大門沢からの下山時に近いので第二駐車場でも良いかと思われる。

この登山記録の行程

【1日目】
奈良田第一発電所(農鳥岳登山口)(07:12)・・・吊橋(森山橋)(07:38)・・・大門沢小屋(09:19)[休憩 20分]・・・大門沢下降点(12:16)・・・農鳥岳(12:53)・・・西農鳥岳(13:19)・・・農鳥小屋(13:45)

【2日目】
農鳥小屋(05:25)・・・間ノ岳(06:10)・・・農鳥小屋(06:43)[休憩 85分]・・・西農鳥岳(08:44)・・・農鳥岳(09:11)・・・大門沢下降点(09:34)・・・大門沢小屋(10:47)[休憩 14分]・・・吊橋(森山橋)(12:29)・・・奈良田第一発電所(農鳥岳登山口)(12:52)・・・奈良田(13:19)

コース

総距離
約28.5km
累積標高差
上り約3,860m
下り約3,917m
コースタイム
標準21時間10
自己12時間28
倍率0.59

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

当初は、北岳・間ノ岳・農鳥岳の三山巡りを行おうと計画していたが、
広河原行きのバス第一便が目的地に向かう途中の林道で落石のため通行できず、
急遽予定を変更し農鳥岳のみでも登ろうと第一発電所にて下車させてもらった。
自分の他に5~6名程が下車し予定を変更したようでした。

1便も3連休ということもあり3台のバスが満車となり150名程度が奈良田への引き返しを余儀なくされていた。結局、落石は当日の午前中には撤去され、広河原行きのバスも大幅な遅れはあったものの第2便から運行していたようである。ただし、広河原着の時間が10時を過ぎたようで北岳へ登るのを諦めた方が大勢いたそうです。

このコースは大門沢側から登ると結構ハードなコースです。
テン泊装備ということもあるが甲斐駒ケ岳の黒戸尾根を彷彿させる行程でした。
北岳を巡る場合一般的には、広河原から登る場合が多いと思う。
大門沢ルートは広河原より標高差で500m程余分に登る必要がある。
急遽の予定変更で、第一発電所を到着したのが7時過ぎで農鳥小屋へ14時までに着くかかなり微妙であった。途中、大門沢小屋でテン泊しようかと考えたが、まぁまぁのペースで登れたので農鳥小屋を目指すこととした。結局は無事14時前に農鳥小屋へ着くことができた。一人お年寄りの方が自分と同じ時間に大門沢小屋に到着し農鳥小屋を目指すと出て行ったが、その方は翌日帰りに会う事が出来て、大門沢下降点を過ぎたところでビバークしたとのことであった。かなりお年をとっていそうであったがすごい根性を感じたw
ビバークポイントは水場はないので、自分だったら途中で大門沢小屋へ引き返すかな。

天候は、1日目は天気予報では曇り場合によっては晴れとのことであったが生憎の雨降りとなった。
農鳥小屋に到着した14時頃から天候が急速に回復し、その後2日間は快晴が続いた。
1日目・2日目ともに風は尾根を越えた西側は強風で風速10m以上あったと思われる。
農鳥小屋のテン場は東面にあるため、風の影響はほぼなく安心してテントを張ることができた。
寝袋は軽量化の目的でモンベルのアルパインダウンハガー800#5を使用。
恐らく夜の気温は5度以下になっていたと思われるが、ダウンパンツ、ダウンジャケット、フリース、メリノウールタイツ・アンダーシャツを着ていたためこの寝袋で対応可能であった。

農鳥小屋の水場は、標高を100m程下げることになるので結構大変です。
水場は沢の水を引いているようで、水量は豊富で頭や体をタオルで拭いてすっきりしました。
水質については、お腹は壊していないので大丈夫ではないでしょうか。

農鳥小屋のオヤジさんは、ネットでは色々書かれておりますが、
登山道のペンキの数なんかを見ても登山者思いの方なのではないかと感じました。
また、農鳥小屋の甲斐犬は全部で4匹いるとのことでとてもかわいかったです。

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フォトギャラリー:40枚

予定変更7時過ぎから農鳥小屋を目指します。所要時間10時間wオヤジさんに大目玉ですw

第一発電所でバスを下車し、工事用の舗装路を登りきったところに開けた河原と堰堤があります。何か橋のようなものを作っていました。

吊橋です。畑薙大吊橋を思い出しますが、こちらはそこまで長大ではありません。しかし、作りはこちらのほうが華奢でちょっと怖いです。

こういった橋が何個かあります。
雨だったため結構すべるので要注意です。

きれいなきのこが生えていました。

南アルプスといったかんじ。
熊には会いたくないですね。

大門沢小屋:小屋のお兄さんに農鳥小屋のオヤジさんの情報を聞きました。テン泊者にはそこまできつくなく、15時着注意、17時着カミナリとのこと。これまでのペースから何とかいけそうなので農鳥小屋を目指します。

ガスガスですが、農鳥小屋のオヤジさんがつけてくれたと思われるペンキの道案内が相当ありますので迷いません。感謝。

農鳥岳:ガスガスです。

西農鳥岳:ガスガス。

農鳥小屋へ到着

農鳥小屋ご主人と甲斐犬のクロとフラン?
もう一匹は確かモミジと小屋のお姉さんが言っていました。更にもう一匹いるとのことですが、私は見ることができませんでした。

農鳥オヤジさんと記念撮影。

14時過ぎから晴れてきました。

水場:テン場から100m以上下ります。正直キツイです。オヤジさんにキツイといったらここを何mにある山小屋だと思ってんだと言われてしまいました。水は豊富で綺麗で頭なんかも洗えます。

よい景色です。

テン場:ペグは刺さり辛い所もありますが、ペグの使用が可能です。石もあります。

今日のメインディッシュ。アマノフーズのカレーに自家製スパイスと豚肉を炒めて加えたのですが、味のバランスが崩れ失敗ですw
今度は、たまねぎペーストも持って行きます。

晴れてきれいに見える西農鳥岳。

農鳥のオヤジさん曰く、今年の紅葉は駄目だそうです。枯れが入ってしまい綺麗に焼けていないとのこと。

日の入りです。

有名な「ウケケケ」。
オヤジは良い人でした。

日の入り前の富士山。

翌朝の日の出。手前に富士山。

間ノ岳へ向かう途中:西農鳥と農鳥小屋。

仙丈ケ岳

間ノ岳山頂:後ろに北岳と更に後ろに甲斐駒と鋸岳でしょうか。

絵になる富士山と太陽。

農鳥小屋へ戻りました。

テントを片付けて下山です。西農鳥へ向かう途中から間ノ岳とその麓に農鳥小屋。

西農鳥へ向かう途中のカール。

西農鳥山頂:奥に間ノ岳と農鳥小屋。

綺麗な道です。

富士山。

農鳥岳山頂:奥に北岳、右手に鳳凰三山。

大門沢下降点分岐

大門沢下降点分岐:木村将也さん慰霊の鐘。昭和43年1月4日にここにビバークするも吹雪のため大門沢への下降点を発見できず命を落としたとのこと。ご両親が今後このようなことが起きないようにと設置されたようです。

大門沢の源流でしょうか。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証 ホイッスル 医療品
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
GPS機器 ストーブ 燃料 ライター クッカー カトラリー

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登った山

間ノ岳

間ノ岳

3,190m

西農鳥岳

西農鳥岳

3,051m

農鳥岳

農鳥岳

3,026m

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