登山記録詳細

無雪期登山
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倒木だらけの八ヶ岳ピストン【赤岳含む4座縦走】 赤岳、編笠山、権現岳、西岳(八ヶ岳周辺)
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記録したユーザー

社団法人ランナー 八嶋 さん
  • 日程

    2018年10月6日(土)~2018年10月7日(日)

  • 利用した登山口

    富士見高原  

  • 登山口へのアクセス

    マイカー
    その他:中央道、小淵沢ICより富士見高原リゾート スキー場ゴルフ場エリアのB-2駐車場 AM1:00 車ゼロ

  • 天候

    1日目 曇り後雨  2日目 雨後晴れ
    [2018年10月06日(土)の雨雲の位置を確認する]

この登山記録の行程

【1日目】
富士見高原(06:09)・・・盃流し(06:44)・・・石小屋(08:03)・・・シャクナゲ公園(09:33)・・・編笠山(10:12)[休憩 10分]・・・青年小屋(10:59)[休憩 80分]・・・キレット小屋(14:18)・・・赤岳(15:33)[休憩 10分]・・・キレット小屋(16:20)・・・青年小屋(18:54)

【2日目】
青年小屋(08:04)・・・西岳(08:50)・・・林道編笠線(中央コース)(09:19)・・・不動清水(10:31)[休憩 10分]・・・富士見高原(10:55)

総距離 約18.7km 累積標高差 上り:約2,604m
下り:約2,604m
コースタイム 標準:17時間35分
自己:13時間46分
コースタイム倍率 0.78
雨男の登山です。
今回は八ヶ岳連峰のうち、4座を制覇する縦走を行った。

アルプスほど山は大きくないので距離や標高では劣るものの、森林では倒木のオンパレードだし、人があまり通らないルートはちょっと分かりづかったし、赤岳周辺の稜線は梯子場、鎖場、崖の上を渡り歩くスリリングな区間が多くと登り甲斐があった。
また、ラッキーかアンラッキーか分からないが、人気で知られる八ヶ岳のあの赤岳に、誰もおらず、たった一人で登れたので安心して飛ばすことができた。(コースタイムもここだけやけに早い)

楽しいテント泊であったが、それを上回る反省点もあったので、ざっくりと振り返っていきたい。

富士見高原登山口前の駐車場に着いたのはAM1:00.八ヶ岳も人気と聞いているのだが他に1台も車が無く、不安になり、AM5:00出発予定を日の出後のAM6:00に変更して出発した。どちらにしてもその間、1台も車が来なかった。

さて、富士見高原登山口から編笠山へ直登するルートだが、倒木は勿論だが、沢周辺が目を疑うほど荒れており、ちょっと変なところにテープがあったりと紛らわしく、早速、獣道へ迷い込み1時間程度時間をロスしてしまった。地図をみておかしいと思い、引き返したがこの時間ロスは痛い。何かのオリエンテーリングのテープっぽいのがそのまんまにされているのでは?もっと早くロストを疑うべきと反省。あとから聞いた話では、登山道にある橋が崩れ落ちたからこのルートはあまり人は通らないよ。とのこと。

次に編笠山登頂後、青年小屋に向かう下山道でも道を間違え、20分程度ロス。地図をみてやっぱりおかしいと思い引き返す。もっと慎重にならねば・・・天気も崩れ始める。

冷や汗をかきながら青年小屋に到着。客は私だけだった。
テント料金を支払い、雨の中渋々設営し、ここをベースキャンプにいよいよ八ヶ岳縦走本番だ!!
山小屋の青年にこれから赤岳ピストンしてきます、20時には戻りますと伝えると、青年はえっ!と驚き、若い女性の小屋番を連れてきた。その女性の話によると、赤岳周辺の梯子場鎖場は用心必要だけど、道に迷うようなところはないですよとあっけらかんと。・・てっきり止めろと忠告されるのかと・・

まあ20時とはいわず、19時には戻りたいなと、テントを下ろした分軽くなったザックを背負い早歩きと平地ではrunを混ぜ赤岳に向かった。(危険個所が多くほとんど走れなかった)
最初に通過するボス、権現岳は赤岳のおまけくらいに考えていたが、これがまたキツイんだ!雨が降って風が強くて景色見えなくて登りきつくて誰もいないって・・いつものパターンながら修行としか言えない。しかも、赤岳~権現岳は標高図上ではキレットになっているからアップダウンで苦しむこと確定。

結果的には赤岳自体は難なく到着した。荷物が軽かったからだ。テントを背負ったら全く別物であっただろう。それよりこの縦走の区間で一番危険だったのは、権現岳からキレットの区間にある天空の梯子場だ。私は空中ブランコと称したが、後ほど写真でご覧いただこう。
復路の権現岳で日没し、暗闇の中、権現岳の梯子場で滑落し、手の親指の爪を負傷し流血となった。又、霧が濃すぎてヘッドライトで全然道が見えない。地面の柔らかさと滑りやすさなど触れた感触で道があっているか間違っているか確認しながら進む状況だった。登山道を外れると明らかに足に違和感を感じるから意外と自分の感覚は頼れた。が、これも長時間になると精神的に耐えられるかが未知数である。日没後、1時間半ほど闇を歩くと何とか青年小屋に到着。本当に嬉しかった。

青年小屋に只今戻りましたと言いに行くと、先ほどの女性が、え!?この状況で行けるならどこにだっていけるんじゃないですか?と、言う。お~い、行けるんじゃないってあっさり言ったのはそっちでしょうが(笑)こんな話も熱燗を飲みながら笑い話になってしまっている。店主もどこからか高そうなウイスキーを何種類ももってきて気分よく振舞っている。ああ、山小屋は楽しいな。さて、外は寒そうだな・・そろそろテントに戻ります。今晩は寒くなりそうですねぇ、と言うと。一緒に飲んでいた客に「ちげぇねえ!」(間違いない)と大爆笑されながら小屋を後にした。この山小屋は「遠い居酒屋」と呼ばれており入口に赤ちょうちんがぶらさがっている個性的な山小屋だ。飲みにいく目的でここまで来る客もいるとか。でも夜飲んだ後、下山するのは超危険だと思うんですけど、泊まるのが前提ですよね!?

・・問題のテントだが、寒さより、雨風が大問題となった。真夜中に暴風が何度も通過し、テントがバサバサ大きく揺れる度目が覚めた。風でテントの上部が顔面まで迫ってくるほどだった。寝たり起きたりを繰り返し朝になった。テントは何とか持ちこたえた。6本のペグのうち2本は飛ばされていた。このことで、テントを張る場所は風の死角になるところを選んだり向きにも気をつけようと勉強になる。

2日目は西岳を経由し富士見高原下山だ。このルートはまた倒木が非常に多かった。流石にこの状況は放置されないでしょうから近い将来倒木も処理されるかとは思います。でも作業、大変そうですよね。お昼になる前には下山。晴れたと思ったら登山者もぞろぞろと登り始めましたね(笑)

今回も色々と勉強になった。下記の写真も参考にしてください。

登山中の画像
  • ゴルフ、スキー、登山、それぞれの目的で駐車できる。スペースもかなりある。
  • 登山口まではこんな砂利道を歩く
  • そりゃ、八ヶ岳だって熊はでるでしょう
  • 車止めのゲートをくぐる
  • すると間もなく登山口
  • こんな感じで歩きやすそう
  • と思っていると荒れてくる
  • 倒木多数!
  • 途中、5差路分岐があり驚いたが、看板はしっかりある
  • 奥に見えるのが最初のてっぺん、編笠山かな
  • ブナの気持ちよい森を歩く
  • 沢に出てなんかルートがよく分からなくなる
  • まさかそのまま沢を登っていくなんてないと思うのですが・・
  • 一旦、森に戻る
  • やっぱり沢に出る・・すると対岸に林道が見える。よしこっちだな。
  • これ登山道なのか作業用なのか分からず看板も無いので、ふとわき道に見えたテープを追ってみることに
  • 地図上ではおおよそ合っていそう
  • 道はめちゃくちゃ
  • でもテープもあるし・・
  • まわりで獣がガサガサ・・下を見るとシカの糞だらけ・・ゲゲ!これってやっぱ獣道!!
  • ああ、もっと早く引き返せばよかった。1時間ロス。皆様もへんなテープに惑わされないように! 今回の嫌な区間第三位
  • 地図上ではちょっとの違いが遭難に直結するからな
  • まあ一般的には登山道はこのくらいははっきりしてるもんだよな
  • 熊の後ろ脚の足跡!?
  • 頻繁に看板やらテープがある
  • 道は明瞭
  • 頑張りまーす
  • 八ヶ岳っぽくなってきたゾ!
  • このように広範囲に苔むしたエリアがしゃくなげ公園と称され八ヶ岳の代表的な森林風景らしい
  • なかなかの急登
  • エサのどんぐりも落ちていたし、これは熊の糞かな?
  • 森林限界近い
  • 稜線に出る、風とガスがひどい
  • 苦手のガレ場
  • 心が折れそう・・
  • 着いた・・編み笠山です。編み笠山というよりガレガレ山だなこりゃ
  • 食料補給。梅と芋。しょっぱいと甘いのコラボ。
  • 青年小屋に向かうが、ちょっとルートがずれ、20分ロス・・
  • こっちが正解
  • 本日の露営宿泊地、青年小屋
  • テント組み立て20分。ペグ打ちなど調整20分。計40分。雨だしこんなもんか。
  • 権現岳に向けた稜線
  • ブロックのような規則的な岩が連なる。通称レゴブロック(笑)
  • 鎖場。帰りにここで滑落し怪我を負う。夜間であった。 今回の嫌な区間第二位
  • 権現小屋。営業中でした。
  • 権現山到達。結構きつかったなー
  • ん?これは夢?幻?う、うそだ!ここ降りるの!?この天空の階段、天国への階段とならないことを祈る
  • 途中、支えている柱が外れてしまっている箇所数か所あり。空中ブランコと呼ばせてもらう 今回の嫌な区間第一位
  • 縦走は休むことなく続く
  • 赤岳が遠くに見える
  • なかなかの雰囲気だしてるね
  • まだまだかかりそう
  • 完全に単独とおもったらようやく初の登山者発見!女性2人組であった。キレット小屋に宿泊とのこと。
  • 霧が晴れてきたか!?
  • 雨男の神がすかさず霧を噴射する
  • キレット小屋宿泊、ゆっくり行きたい方はここで宿泊して赤岳にアタックしてもいいだろう
  • いよいよ赤岳に取り掛かる 赤岳の岩から温泉のような臭気を感じる
  • 鬼の角のような鋭い岩が立ちはだかる。う~ん、鬼ヶ島ってところか。赤岳は人を寄せ付けない雰囲気がある。
  • 赤いザレ場
  • もうすぐ・・なのか!?
  • ここで空中ブランコ
  • 数々の鎖場を攻略して・・
  • 赤岳頂上到着
  • ついに、着いた
  • 信仰の山 赤岳を独り占めしたらUターン
  • Uターンの様子は日没と危険に対処するため写真は撮らず この写真は青年小屋に帰還したときの1枚
  • 青年小屋で熱燗をいただき暖を取る
  • ここで一人で飲んでいたら、どんどん人が集まってきて飲めや喋れのどんちゃん騒ぎ♪
  • テントに戻り 夕食の準備 マヨネーズソーセージとリゾットとマシュマロハチミツ
  • マシュマロを焼いて食べた
  • 朝、暴風によりテント半壊 辛い夜だった
  • 出発 天気予報は一体何なの ずっと雨
  • 西岳に向かって3分、登山道完全崩壊!!・・・終わった
  • かろうじて、湧き水は生きている。土砂崩れの真横だけど、問題なく飲めた
  • 崩壊した登山道にテープでう回路が示してあり、登山道復帰
  • 山の風景、全然撮ってないや
  • 西岳到着 順調です
  • 西岳山頂 そこそこ広い そこそこガレている
  • 特性のミックスナッツで補給 アーモンド、クルミ、カシューナッツ、レーズン、バナナチップス、麦チョコ、イチゴなどの混ぜ合わせスペシャルをいつも持ち歩いている
  • 今日の野生動物 キツツキの仲間、アオゲラかな!?
  • 霧が晴れてきた。秋の八ヶ岳
  • 相変わらず倒木だらけ。八ヶ岳ではなく八つ裂きヶ岳とでも呼びたい
  • 朝の森林浴は気持ちいいな!
  • と、ここで不動の清水に到着。水が豊富な登山道で嬉しい
  • 振り返るとこんなに気持ちい野原が
  • トトロがでてきそうな神々しさ
  • 横になり空を見上げながら「ああ、やっぱり自然はいいね」と
  • 昨日苦戦した沢周辺まで下山してきた 改めて荒れていると思った
  • 登山口に帰ってきました!
  • 南アルプスが見えます
  • 仙丈ケ岳か甲斐駒ヶ岳か
  • 駐車場に生還!!お疲れ様でした!
この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、雨具・レインウェア、登山靴・トレッキングシューズ、ザック、防水スタッフバック、スパッツ、ゲイター、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、タオル、防寒着、帽子、グローブ、手袋、軍手、サングラス、着替え、地図(地形図・ルート図)、コンパス、メモ帳・筆記用具、腕時計、カメラ、登山計画書(控え)、ツエルト、健康保険証、ホイッスル、ファーストエイド・医療品、虫除け・防虫薬品類、熊鈴・熊除けスプレー、ロールペーパー、非常食、行動食、テーピングテープ、テント、シュラフ、テントマット、マット(個人用)、ストーブ、燃料、ライター、カップ、コッヘル、カトラリー・武器、ローソク・ランタン
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