行程・コース
天候
一日目は曇りから午後は台風25号の影響で少し雨、夜は涸沢テント場にツェルトで一泊、台風の風が相当強く夜9時ころより吹く、ツェルトがしなるくらいの強さ、深夜過ぎには雨が混じった。
登山口へのアクセス
バス
その他:
沢渡駐車場までは自家用車、それからアルピコバスで上高地入り。
この登山記録の行程
【1日目】
河童橋(06:00)・・・明神(07:00)[休憩 15分]・・・徳沢(08:05)[休憩 15分]・・・横尾(09:10)[休憩 15分]・・・本谷橋(10:45)[休憩 15分]・・・涸沢(13:40)
【2日目】
涸沢(09:00)・・・屏風のコル(10:10)[休憩 30分]・・・奥又白谷河原(13:30)・・・徳沢(15:00)[休憩 50分]・・・明神(16:40)・・・河童橋(17:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
沢渡に車を留め、バスで上高地に入る。河童橋付近からの穂高岳は相変わらずの圧巻である。但し台風25号が近づいている影響で少し雲が高い所からかかり始めている。横尾までは楽勝であるが涸沢に入る登山客の多さにびっくりする。まだ幼稚園にも行っていない小さな子供連れの登山者も多い。
本谷橋までの登山道は紅葉の真っ盛り、紅葉の間に左奥に臨む屏風岩に圧倒される。またその姿に登山者を見守ってくれているような気迫も感じる。本谷橋からはいつもながらの単調な登り一辺倒で樹林帯の結構嫌になる登りであるが、鮮やかな紅葉が気持ちを和ませてくれる。ほどなく小雨が降り始める。雨具を上着だけ着る。この辺はいつもなら穂高などの眺望を期待できるのだが残念ながら雲の中である。
単調な登りが続くと小屋の屋根がちょっと見え始め、ほどなく涸沢ヒュッテ着となる。小屋はごった返している。こちらはツェルトで一泊予定だ。このテント場は雨が降っても石の下に水が浸み込んでいくので排水路を作る必要もないと楽観していた。しかしながら夜8時ころより台風25号の風、涸沢は穂高岳に囲まれ風は比較的弱いかもとの楽観が当たっていない。大枚4枚ほどをはたいて新調した某有名メーカーのツェルトがきしむ。またツェルト内部表面への水玉が酷く、シュラフはびっしょり。仕方ないので雨具を着てシュラフに入り夜が明けるのを待つ。3時頃まで風、雨の攻撃。しかしツェルトは風に合わせて撓るだけで人が入っている限り破れそうにも飛んでいきそうにもない。
夜が明けると雨もあがり、東からの太陽が穂高連峰の山々に当たり始めると流石に圧巻の涸沢の秋、目を見張るように美しい光景が前に広がる。20歳代で山で逝ってしまった友達に引きづられて登った怖い前穂北尾根を目の前に観ながらその頃の事を思い出した。2日目は屏風のコルを経て新村橋に降りるパノラマコースにした。
このコースは昔のイメージとはかなり異なって屏風のコルまでのトラバース道はあちこちが涸沢側に崩れ落ちており注意が必要だ。そういえば涸沢ヒュッテ前にはパノラマコースは危険、熟達者のみと看板があった。
屏風のコルにて涸沢を最後に振り返り観てから下山となる。紅葉がとても美しい。奥又白の沢を左手に観て梓川にかかる新村橋を渡り徳沢に着き、大休止の後、上高地に戻った。
フォトギャラリー:22枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | 靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック |
水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | シュラフ | 燃料 | ライター | クッカー |
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