• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

釜ノ沢五峰完全版

巡礼道、大日峠、法性寺、般若山、亀ヶ岩展望台、釜ノ沢五峰、釜の沢五峰、文殊峠、竜神山、般若の丘遊歩道、小鹿野アルプス( 関東)

パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

曇り時々晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 往路:目黒4:32→山手線→池袋4:52~5:00→西武池袋線→小手指5:41~42→〃→飯能6:00~04→西武秩父線→西武秩父6:48~7:00→西武観光バス→小鹿野警察署7:37

復路:松井田14:41→西武観光バス→秩父ふるさと館前15:08~30→徒歩→西武秩父15:45~51→西武池袋線急行池袋行→飯能16:38~40→〃快速急行元町・中華街行→渋谷17:38~40→東急東横線各駅停車→学芸大学17:48

この登山記録の行程

小鹿野警察前バス停7:40→登山道入口7:51→大日峠8:12→登山道出口8:20→秩父札所32番般若山法性寺8:27~36→観音堂8:38→月光坂8:49→お船観音8:59→大日如来(山頂)9:05~12→送電線鉄塔19:21→送電線鉄塔29:29→菅ノ沢四等三角点?9:40→送電線鉄塔310:01→亀ヶ岩展望台10:03→雨乞岩堂穴10:09→長若山荘裏(釜ノ沢五峰登山口)10:15→一ノ峰10:36→ニノ峰10:41→三ノ峰10:49→四ノ峰10:57→五ノ峰11:04→釜ノ沢五峰頂上?11:07→送電線鉄塔411:09→布沢峠11:11→見晴らしの良いピーク11:17→モミの巨木11:24→文殊峠分岐11:27→文殊峠(金精神社・長若天体観測所)11:30~45→中ノ沢林道分岐11:54→竜神山11:56→送電線鉄塔512:02→賽ノ洞窟12:07→兎岩12:15→林道12:26→長若山荘12:34~38→法性寺分岐12:40→法性寺12:50→古洞峠13:01→三等三角点般若13:11→般若の丘公園13:23→農産物直売所13:28~31→宮本の湯13:47~14:25→松井田バス停13:31

合計(6時間7分、宮本の湯迄)

コース

総距離
約15.6km
累積標高差
上り約1,202m
下り約1,223m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

10月6日(土)も台風接近で、天気予報がどこまで信用できるかどうかわからなかったので、また低山ということで、秩父の釜ノ沢五峰を法性寺の巡礼道や小鹿野町のハイキングコースと合わせて縦走して来ました!

ここは山というよりも秩父盆地の中の丘陵地帯なので、たとえ鎖場があっても5時間あれば一回りできるだろうと思っていたんですが、般若山と釜ノ沢五峰の兎岩コース道が予想以上の悪路で、さらに先週の台風で落ちた木の枝が多かったこともあり、プラス1時間の6時間かかってしまいました。

ここ、フルコースだと両神山に登るのとあまり変わらないかもしれません。

スタートは、西武秩父から小鹿野車庫行か栗尾行のバスに乗り、小鹿野警察前バス停から。少し戻ると「巡礼道」の標識があるので、そこを右折し川を渡ります。

10分ほど舗装道路を進むと、左手に集落の掲示板が接着された広場が出てくるので、そこが大日峠の登山道入口です。

この道は法性寺の巡礼道なので良く整備された緩やかな沢沿いの道で、やがて沢を離れてジグザク登り始めると、じきに大日如来像のある大日峠です。

大日峠を越えて反対側の集落に出るとほどなく法性寺です。入口の道を隔てた反対側に帰りに通る般若の丘遊歩道の標識と地図があるので要確認。

法性寺は山号が般若山と言って、山門と本堂にある般若の面が有名です。登山道はその本堂の前からとりつきます。通り抜けるのに山門修復協力金300円が必要です。

観音堂を見上げ、岩のトンネルを潜り抜け、岸壁の穴の中にあるお堂を見学しながら進むと、やがて月光坂と名付けられた坂道につき、鎖の手すりがつけられた岩に彫られた滑りやすい階段を登ると、岩穴にたくさんの石仏が立ち並ぶお船観音と大日如来の分岐に着きます。

片側が着れ落ちた岩の上を歩き、まずは低い方のお船観音から見学して行きます。岩の上からは秩父盆地を取り囲む山々が一望出来ます。ただ上の方に雲がかかっているのが残念!

続いて大日如来を見に行きます。大日如来は鎖で岩をよじ登った上の、般若山山頂ともいうべき場所にあり、さらに展望は良好!ここで本日最初の休憩をとります。

大日如来の岩の下に下り、斜面をへつっりながら先へと進みます。巡礼者が奥の院の大日如来で引き返すせいか、元々あまり良くなかった道がここからバリエーションルート並みになってきます。

なにはともあれ1つ目の送電線鉄塔に到着。ここから般若山最高地点の菅ノ沢四等三角点478.03mに行く踏み跡があるはずなんですが、藪が深くて断念。巻き道に入ります。

巻き道を抜けたところに2本目の送電線があり、ここから先程の三角点に通じる明確な踏み跡があったので、若干戻ることになるものの行ってみることに。

そしたら、比較的最近刈り払われたピークの上にそれらしきものがあるにはあったんだけれど、高度計は500m強を指していたので、これは小鹿野町が新たに測量した別の三角点なのかも知れません。でも眺めが良いので、ここを般若山山頂とするのも悪くないかも。

先程の2つ目の送電線鉄塔に戻り先へと進むと、さらにもう1本送電線鉄塔があって、その先の眺めが良い場所が亀ヶ岩展望台です。来る途中にいくつもあった金精様をさらに巨大した感じの亀ヶ岩が一つ隣の尾根に鎮座ましましてるのが良く見えます。ありがたやありがたや!

亀ヶ岩展望台から少し下った場所に、雨乞い用の岩穴があり、それを過ぎるとほどなく釜ノ沢五峰登山口のある長若山荘の裏手に出ます。

法性寺からここまで、1時間あれば余裕だと思ってたら1時間半以上かかった~!

長若山荘裏手に下りた道は、一旦車道に出ずにシートカットする形で釜ノ沢五峰の登山道に合流しています。合流した直後、簡易水道の水源になっている水場あり。

その沢沿いの道をしばらく進み、沢を離れて北側の尾根に登ると釜ノ沢五峰最初の一ノ峰に着きます。先程のお船観音と同じような岩の上に石の標識があります。

一ノ峰を越えて進むと、子兵重岩(ニノ峰)と巻き道の分岐があるので、岩上にに進みます。ニノ峰は山頂に三ノ峰と書かれていますが、これは誤りで、正しい三ノ峰すぐ先に出てきます。眺めの良い露岩上のニノ峰からは熊倉山と矢岳が良く見えます。

ニノ峰から鎖で下り、先程の巻き道と合流したら、すぐまた三ノ峰に登り返します。ここも見晴らしの良い露岩上で、今度は正しい三ノ峰と書かれた標識があります。三ノ峰山頂からは先程の熊倉山方面の眺めに加え、これから進む五ノ峰方面の尾根が良く見えます。三ノ峰からはまた鎖で下ります。

このニノ峰~三ノ峰あたりが釜ノ沢五峰のハイライトで、四ノ峰は展望の無い地味なピークで、五ノ峰に至っては、山頂ですらない先程の見えたピークの肩のような場所です。先程見えた五ノ峰だと思った山頂には、左に直角に曲がれという標識があるだけで、山名標識はありません。

ちなみにここを左ではなく右に直角に曲がれば、般若山に行けるはずですので、暇な人は自己責任でチャレンジしてみてください!

左に直角に曲がるとすぐに見晴らしの良い送電線鉄塔の下に出ます。朝のうち雲で隠れていた両神山と武甲山が見えるようになってきました。

送電線鉄塔から下ると、標識は無いですが布沢峠です。エスケープルートが左右に下っています。

布沢峠から再び登ると、伐採された小鹿野町の測量した跡がある見晴らしの良いピークに出て、その後ピークを1つ巻くと、ようやく文殊峠の分岐に着きます。

文殊峠は縦走路から外れているので寄らなくてもいいんですが、見晴らしの良い天体観測所があるので寄って行きます。下るのですが3~4分の距離です。

文殊峠は舗装された林道が
越えており、その手前に金精神社が、渡った向こう側に長若の天体観測所があります。天体観測所は眺めが良く、東屋とベンチがあるので休憩するのに良い場所です。ここで15分ほど休憩したら、先程の分岐に戻り兎岩方面へと進みます。

文殊峠分岐から下りきったところが中ノ沢分岐です。ここから林道に下って戻る人が多いせいか、兎岩へ向かう道は踏み跡程度になります。

ともかく、中ノ沢分岐から登り返したところが竜神山です。ススキに覆われた狭くてやぶっぽいピークです。

竜神山から下りしばらく行くと、上が二股に別れた送電線鉄塔の刈り払いに出ます。左右が着れ落ちたやせ尾根になっているので滑落注意。

送電線から賽ノ洞窟という岩穴を経て、再びロープにつかまってよじ登ると、ようやく兎岩です。左右に鎖の手すりがつけられている、本日最後の眺めの良い岩場です。

兎岩を慎重に下り、南にか細い道をジグザク下れば、林道に飛び出し、釜ノ沢五峰の周回路は終わります。後は林道を長若山荘まで戻るだけです。

でも今日は完全版なのでここでは終わりません。

長若山荘の前の駐車場の飲料の自販機で水分補給した後、集落の中の道を朝通った法性寺まで戻ります。そして来る時に入口を確認しておいた、般若の丘遊歩道に入ります。

このハイキングコースは、別名小鹿野アルプスとも呼ばれるものの、朝通った巡礼道と同じくバスを使って法性寺を訪れる巡礼者たちの帰りの巡礼道としても使われているため非常に良く整備されていて歩きやすい道です。

法性寺前の案内板の横から、川を渡り、集落の家々の間を抜けると林道に出て、そのまま古洞峠まで林道を上ります。

そして峠の右側につけられた2本の山道のうち、左上の稜線づたいの道に入ります。後はたいしたアップダウンもなく、般若の丘まで一直線です。途中の道の真ん中にベンチが置かれた小ピークが標高370.8mの三等三角点般若です。

般若の丘公園は、メイン施設であった日帰り温泉のあったクアハウスおがのは閉鎖されてしまいましたが、公園はまだ良く手入れされており、農産物直売所も営業しています。農産物直売所の前の飲料の自販機で最後の休憩。

般若の丘公園から少し広い車道を行って、左の細道に入り、あとはクネクネした坂を下って川を渡れば、本日の最終目的地「宮本の湯」です。13時47分到着。12時半には着く予定だったのに、1時間以上余計にかかった~!

宮本の湯は宮本荘という割りと大きな旅館が露天風呂を一般に解放している日帰り温泉で、旅館のホームページには載っていませんが、2018年現在700円で日帰り入浴出来ます。ただ日帰りの入浴時間は10時~15時なので、遅くとも14時ちょっと過ぎには到着する必要があります。

ここで今日も蜘蛛の巣が多かった1日の汚れを落とし、食堂はないのでビールだけ飲んで、歩いて5~6分の松井田バス停に向かいます。

なお、温泉に入らない場合は、手前の般若の丘から西武秩父に行く小鹿野町営バスもあるので、そちらの時刻表も調べておくと安心です。

松井田バス停の近くの手打ち蕎麦屋で昼飯を食べて帰っても良かったんですが、次のバスが1時間後で、それまで時間を蕎麦屋で潰すのはしんどいので、西武秩父の少し手前の秩父ふるさと館前でバスを降りて、そのふるさと館の食堂で豚味噌丼と手打ち蕎麦のセットを食べました。

これは味噌味のとんかつが基本の秩父名物「わらじかつ丼」の変型で、豚肉をとんかつにせずに味噌味のポークソテーにした物を2枚載せた丼で、かつほどボリュームがあって脂っぽくないので、蕎麦とセットでも女性でも無理なく食べられるというものです。

わかるんだけど、男性にはちょっと物足りないかも…。

秩父ふるさと館で昼飯を食べた後は、西武秩父駅まで速攻で戻り、西武秩父始発の池袋行急行電車に乗って帰りました。

ただこれ昔と違って飯能で元町・中華街行の快速急行に乗り換えた方が早く、しかも飯能までは各駅停車なので、乗り換えが便利という以外、急行である意味があまり感じられない…。

釜ノ沢五峰 - かまのさわごぼう:標高590m-関東 - Yamakei Online
https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=18539

「大日峠を歩くみち」栗尾~札所31番・32番~松井田
https://navi.city.chichibu.lg.jp/wp/wp-content/uploads/2014/09/edojunrei_09.pdf

小鹿野里山ウォークのご案内 4札所32番一周コース
http://www.town.ogano.lg.jp/cms/wp-content/uploads/2018/03/Leaflet-high-quality-u.pdf

西秩父商工会・日帰り入浴
http://www.nishichichibu.or.jp/nyuyoku/

秩父ふるさと館/秩父市
http://www.city.chichibu.lg.jp/6018.html

続きを読む

フォトギャラリー:100枚

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
トレランシューズ バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー
非常食 行動食 テーピングテープ

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

  • おやジンと申します。一度コメント頂きまして有難う御座いました。今回の完全版お見事です。私も9月中旬に法性寺から目黒駅は品川区さんと同じルートを歩くつもりでトライしました。途中で道迷いしまして、半端な終わり方をしました。この記録を参考に、もう一度トライしたいと思います。

登った山

釜ノ沢五峰

釜ノ沢五峰

590m

よく似たコース

釜ノ沢五峰 埼玉県

釜ノ沢五峰 スリルと展望が楽しいミニ岩峰をめぐる 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
5時間11分
難易度
★★
コース定数
20
登山計画を立てる