行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)武蔵五日市駅(7:39発)から藤倉行きバスにて、終点藤倉バス停(8:25着)
復)浅間尾根登山口バス停(16:10)から武蔵五日市駅
この登山記録の行程
藤倉バス停(8:35出発)-(春日神社参拝、8:46発)-旧小林住宅(9:12着/9/22発)-陣馬尾根合流(9:36)-猿江分岐(9:52着/10:02発)-春日神社(10:50)-倉掛林道分岐(11:28)-峠(12:14着/12:25発)-民宿 浅間坂(12:45)-浅間尾根登山口バス停までは徒歩10~15分
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
右肩のリハビリと称して、檜原村でゆる山歩きをして来ました。 御前山の山頂部は微かに色付いて来たようにも見えます。 後半は変哲のない林道歩きでしたが、最後はしっかり、山を下りたら山麓酒場♪を実践して来ました。
≫肩の脱臼とは不便なもので、手で体重を支える動作が出来ませんので、コース選びも一苦労です。思いついたのが林道を歩いての浅間尾根越えで、山登りとは言い難いところではありますが、林道歩きならば迂闊に転んで手を付くことも無いでしょうし、檜原村を歩き尽くすという楽しみも加わります。
起点の藤原集落は北秋川のどん突きで、奥多摩周遊道が通る南秋川とは随分と趣が異なります。登山客も稀なところですが、小河内峠に続く陣馬尾根の中腹に国の重文に指定された小林家住宅があって、檜原村が観光誘致に力を入れている様子が伺えます。
流石に林道歩きだけでは物足りないので、その小林家住宅にも足を伸ばしました。
初めて訪れたのは2年前の冬でしたが、その時お会いした管理人のご年配が小林家の分家の方で、300年前に山麓から山の中腹に移り住んだ経緯などを教えて頂いたものです。 ご当人はご健在で、この日も調度、モノレールで登って来られたところでお会いすることができました。
陣馬尾根を少し登って、山頂が色付き始めた御前山を目に収めると、猿江の分岐から春日神社まで引き返して倉掛林道を西に進みます。林道入間白岩線はその先で左に分かれ、浅間尾根に続いています。
一昔前の重い荷物と登山靴での林道歩きは苦痛でしかありませんでしたが、この年になれば軽装での林道歩きも悪くありません。 カーブの先で突然視界が開け、思いがけない展望に出会えたりするのも林道歩きの醍醐味です。 だらだら歩くと飽きるので、太腿に負荷を感じる程度の速いピッチで歩くのが林道歩きのコツではないでしょうか。
浅間尾根の北面で御前山と大岳山、峠を越えた南側で三頭山の展望を楽しむと、本日最大のお目当ての民宿「浅間坂」で、笹尾根を一望できる檜風呂に初ドボーン。テレビ番組で紹介されて以来大忙しという、食事何処 木庵(もくあん)のテラスでジビエの燻製を頂きながら、ご主人や同席のお客さんとの会話を楽しんで、〝山を下りたら山麓酒場″をしっかり実践した一日となりました~。
本日の総歩数24,337歩、歩行距離16.1km、消費カロリー1,117kcal、脂肪燃焼量79g也。
フォトギャラリー:77枚
拝島駅の乗り換えコンコースのガラス窓の真ん中に富士山がくっきり。
今日のコースでは富士山は見る事が出来ないので、朝一番のご褒美です。
武蔵五日市駅から、7:39発の藤倉行きバスに乗り込みます。登山客は10人程でした。
終点の藤倉バス停は、大きな銀杏の木が目印です。ここまで乗って来たのは私一人でした。
レトロ感あふれる藤倉周辺の案内図。春日神社に、今は無き「大杉」が描かれています。
二年前には見かけなかった小林家住宅の案内板が整備されていました。隣の看板の「御前山林道開設工事」の文字が気になります。
陣馬尾根の入口に鎮座する春日神社です。
拝殿に天狗の面が掛けてあります。
最初のお目当ては、本殿の中に据えられたこの狛犬です!
背筋を伸ばした独特のフォルム。背中に寛政十二年とありますので200年以上前のものですね。対になっていないのが残念です。
目通り周囲5.6mの御神木、通称は「小杉」で、以前は一回り大きな「大杉」があったそうです。
ここから陣馬尾根と小林家住宅への道が付いています。
途中、無人の民家があり、モノレールの軌道が敷かれています。
小林家住宅は、陣馬尾根の登山道からそれた山腹にあります。
ここは御前山の山域です。
日当たりの良い尾根の中腹に、小林家住宅が見えてきました。
国指定重要文化財の小林家住宅です。
特別な許可で一泊を過ごしたというグループの方々が居られました。
いろり等も復元されています。
春にはツツジの名所として有名になっています。
地元の方が乗って来たモノレール。お一人はお祖父さんがこの家に住んでいたという小林家の分家の方です。
二年前には無かった、観光客用の新型モノレールが新設されていました。ヘルメットまで付いています!
小林家の裏手から陣馬尾根に戻ります。正面には浅間尾根が広がっています。
猿江の分岐点で御前山の展望が開けます。山頂がわずかに色付き始めているように見えます。
ここから猿江ルートを歩いて藤倉に戻ります。
昭文社の地図には載っていないルートで、踏み跡は明瞭ですが、歩く登山者は少ないと思います。
小さな沢にしっかりした橋が掛けられています。
モノレールの軌道と交差しながら、コンクリート敷きの道が続いています。
正面に見えるのは、浅間尾根の一本松のピークでしょうか。
何軒かの無人の民家を通り過ぎます。
再び春日神社まで戻って来ました。
バス停まで戻らずに、林道にショートカットします。
二年前には有った木橋は流されていました!。「渡渉」の二文字にちょっと身構えましたが、ジャブジャブと沢を渡ります。
倉掛に向う道を登って行きます。
落合橋を渡った正面の石段は、倉掛尾根の取付きです。
今日は尾根に取り付かず、そのまま進みます。
檜原大物クラブ。狩猟仲間の皆さんの拠点でしょうか。
外壁にはこんなものが。
空き家の多い集落で、布団を干しているお宅を見るとホッとします。
尾根の上の倉掛集落に続く林道が分岐します。
その先で、いよいよ白岩林道に入ります。
林道の正式名称は「入間白岩線」で、浅間尾根を越えて南秋川に抜ける事が出来ます。
途中、数百メートルのダートとなりますが、それ以外は舗装されています。
直射日光がギラリと照り付けます。
法面の崖には涼しげな小滝が。
秋らしい鰯雲ですね。
所々で視界が開けるのが、林道歩きの楽しみです。
御前山の上空では、夏に雲と秋の雲がせめぎ合っている様な・・・。
御前山の湯久保尾根の向うに大岳山も見えますね。
浅間尾根の登山ルートと交差する地点が、林道の最高地点です。
歩いてきた林道を振り返ってパチリ。
南側に下ると、今度は三頭山が姿を現わします。登山ルートからではあまり見る事の出来ない姿です。
本日最後のお目当ての、民宿浅間坂に到着しました。
お蕎麦を出す食事処の木庵(もくあん)と、お風呂も有ります。
男湯は気持ちの良い檜風呂です。
湯船の先は笹尾根です。日焼けしそう。
お風呂から眺める笹尾根の景色。
湯上りセットには煮物と地元の猟友会お手製という鹿の燻製、あきる野の地酒、喜正を頂きました。
番犬の柴犬、武蔵君(10才)の視線の先には、、、
エジプト原産で狩猟犬の原種と言われる大型犬「サルーキ」のロアちゃん(1.8才)は、相席のお客さんの愛犬です。
お風呂で一緒になった八王子の同年配ライダー氏。浅間坂は6回目の常連だそうです。
店先のテラス席で、2時間半も過ごしてしまいました。
最後は10分程歩いてバス停まで。
浅間坂の看板を横目に見ながら車道を下ります。
橋を渡って右手に歩いて「浅間尾根登山口」バス停に無事到着です。
以前も紹介した「山を下りたら山麓酒場(清野 明著、交通新聞社)」です。浅間坂木庵はトップで紹介されています。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 行動食 | テーピングテープ |
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