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鳩待峠から尾瀬ヶ原・尾瀬沼を周回し大清水へ~木道に霜が下りて転倒、紅葉は終盤~

尾瀬ヶ原・尾瀬沼( 関東)

パーティ: 1人 (モーちゃん さん )

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行程・コース

天候

濃霧。曇り時々晴れ。弱い風。気温尾瀬駐車場4時22分8℃、尾瀬ヶ原ビジターセンター6時41分1℃。

利用した登山口

鳩待峠  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 往路 関越道沼田ICを出て、尾瀬第一駐車場に入れる(一日1.000円、トイレ。鳩待峠まで乗合タクシー980円(8名そろうと随時発車)。
復路 三平橋より大清水まで低公害車700円(10月14日で終了) 。大清水から鳩待峠連絡所まで路線パス14時07分発510円(切符は売店で購入)。歩いて3分で尾瀬第一駐車場に戻る。駐車代は、待合室の精算機に通しておくと出車がスムーズ)。

この登山記録の行程

自宅2:12⇒4:22尾瀬第一駐車場⇒5:35駐車場・鳩待峠05:41・・・6:41山ノ鼻6:45・・・7:20牛首・・・7:30牛首分岐(尾瀬ヶ原三又)・・・7:56竜宮十字路8:00・・・8:22見晴(下田代十字路)8:30・・・8:48燧ヶ岳分岐・・・9:50白砂峠・・・10:10沼尻平10:45・・・11:10浅湖湿原・・・11:25尾瀬沼東岸11:40・・・11:53三平下11:55・・・12:05三平峠(尾瀬峠)・・・12:56三平橋⇒13:01⇒13:11大清水14:07⇔ 14:17鳩待峠行バス連絡所・・・14:20尾瀬第一駐車場14:40⇒17:20自宅。

コース

総距離
約19.9km
累積標高差
上り約579m
下り約753m
コースタイム
標準7時間31
自己6時間7
倍率0.81

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 今回は、「平成」最後となる尾瀬山行になりました。尾瀬ヶ原と尾瀬沼の両方を日帰りで歩くことができ、達成感と満足感を味わいました。「ヤマタイム」を活用して計画を立てると、コースタイムが1.1倍かかっても最終バス(15時50分)にぎりぎり間に合うことが分かりました(三平橋~大清水は低公害車使用)。
 尾瀬ヶ原では、名物の朝靄を眺めることができました。だんだんと靄が消えていくにつれて、至仏山と燧ケ岳が見えてきて、感動しました。
 紅葉は、残っていましたが、旬は過ぎていました。一番きれいだったのは、三平峠の先から三平橋付近まてでした。陽射しを浴びて、黄色・紅色に輝いていました。
 また尾瀬ヶ原も浅湖湿原・大江湿原も草紅葉が残っていました。尾瀬沼の湖岸も草紅葉になっていて、目を楽しませてくれました。

 木道に霜が下りているとは気づかず、3回も滑りました。前日の雨のためだったと思っていたのですが、尾瀬ヶ原に出て、霜が下りたためとわかりました。尾瀬ヶ原ビジターセンターの温度計が1℃まで下がっていました(6時41分現在)。2回目は、注意していたのに、すってんと仰向けに転倒し、尾骶骨を強打しました。幸い歩けるので、ほっとしました。
 滑った場所は、〇テンマ沢付近(鳩待峠と山ノ鼻の中間点)〇山ノ鼻の手前の川上川の手前付近 〇山ノ鼻から上の大堀川付近までです。歩幅を小さくして、一歩一歩足をゆっくりと運びました。靴底にひもを巻いている人やゴムの滑り止めをつけている人を見かけました。
 三平峠の手前には、転倒してけがをされた方が座り込んでいました。救助を待っているようでした。追記 本登山記録にコメントしてくださった方が通報されたそうです。
 
 見晴から沼尻平までは、登山道がぬれていたり、水たまりができたりしていて、大変歩きにくかったです。また木道もぬれていて、大変滑りやすかったです。木道が老朽化している箇所もありました。特に、三平下から三平橋までは、痛みが酷く、歩きにくかったです。

 総距離約23.3㎞、累積標高差上り605m下り1.012m。コースタイムは標準8時間25分かかるところを私は9時間13分、倍率は計画通り約1.1倍。歩数は32.357歩となりました。足裏や膝の傷みがひどくなりましたが、充実感を味わいました。15時50分の最終バスを覚悟していたのですが、2本前の14時07分発のバスに乗ることができ、自分でも頑張ったなと改めて思いました。
(参考にしていただきたいこと)
〇山ノ鼻ビジターセンターHPより転載「尾瀬シーズンも、残り少なくなりました。各施設の営業終了(閉鎖)予定日と橋板の取り外し予定日をお知らせします。ご確認ください。」
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/89121/    ※尾瀬保護財団のホームページ

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フォトギャラリー:46枚

鳩待峠駐車場から70~80m先にある鳩待峠。濃霧に囲まれていた。公衆トイレ・売店・食堂・鳩待峠山荘がある。これから山ノ鼻まで3.3㎞下る。

石を敷き詰めた階段に続き、木道を下る。鳩待峠から約1.1㎞先にあるテンマ沢付近は、開けている。だが、木道に霜が下りていて大変滑りやすく転倒。

紅葉がきれいだ。

まだ緑が残っている。

木道で転倒したが、幸いけがはなし。やっと山ノ鼻ビジターセンターに到着。気温は1℃。寒い寒い。山ノ鼻から500m先まで霜が下りていて滑った。

尾瀬ヶ原は朝靄に覆われていた。

靄が流れ出し、振り返ると至仏山が顔を見せた。

至仏山は、10月8日に登ったばかりだ。

朝靄がだんだんと消えていく。

草紅葉がきれいだ。

池塘には、ヒツジグサが浮かんでいた。

蜘蛛の巣に朝霧がついていた。

マユミかな。

竜宮十字路に到着。ヨッピ橋方面を撮影。

振り返って至仏山方面。

進行方向見晴方面。燧ケ岳は霧の中。

マムシグサの実。竜宮トイレ付近。

やっと燧ヶ岳がお出まし。

ズーム。

振り返って至仏山。

ズーム。

見晴にある公衆トイレ。尾瀬はほとんど水洗トイレだ。維持管理には費用がかかる。

1回100円を入れよう。

見晴から白砂峠を越えて沼尻平へ向かう。

まだ紅葉を楽しむことができてうれしい。

真っ青な空に黄色・紅色が映える。

登山道は水か流れ込んでいてぬかるみがひどい。

やっと沼尻平に到着。長蔵小屋売店は休業に入っていた。ここで昼食・コーヒータイム。ここのトイレも早くも閉鎖。

登山客が20名昼食を摂っていた。ボランティアの方々がゴミ拾いをしていた。ご苦労さま。

ナナカマドの実が鈴生り。

尾瀬沼岸も草紅葉。

ここにもナナカマド。

ニッコウキスゲが咲いていた大江湿原も草紅葉。

尾瀬沼ビジター前から眺めた燧ヶ岳。長蔵小屋売店で「小暮真望オリジナルレターセット」を購入。

尾瀬沼東岸から三平下までは、燧ヶ岳のビュー・ポイントが多い。

草紅葉の奥には燧ヶ岳。

三平下に建つ尾瀬沼山荘は冬支度に入っていた。広場には梱包した荷物がいっぱい。ヘリコプターで麓に降ろすようだ。

三平下から三平橋までの木道の傷みがはなはだしい。三平峠の手前でけが人と見守る人がいた。

三平峠からしばらくすると、視界が開けて来る。

岩清水から三平橋までが紅葉は見頃だ。

何度も足を止める。

きれいな色だ。

三平橋付近もきれいだ。けが人を収容するためパトカーが待機していた。10月15日追記、ヘリコプターで搬送されたそうだ(コメント参照)。

大清水の様子。三平橋の先一ノ瀬から大清水まで13時発低公害車を利用。700円。所要時間約11分。13時11分大清水に無事到着。バス切符510円を売店で購入。14時07分発バスに乗車し鳩待峠連絡所で下車。尾瀬駐車場に歩いて向かった(約3分)。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • いつも参考になるレポートをありがとうございます。私も13日ほぼ同時刻の尾瀬ヶ原を楽しんでおりました、そして霜でしっかりとこけました(痛かった)
    翌日の燧ヶ岳からの絶景も最高でしたよ。

  • 詳細なレポートですね。無事に変えられて良かったです。来年は是非行ってみたいと思います。

  • こんにちは。

    三平峠の手前で休んでおられた方は木道で滑って転倒、骨折のため動けず、すぐ後ろにいた私がビジターセンターに救助要請して13時過ぎにヘリで搬送されたようです。

    この季節の木道は雨でなくても樹林帯では湿っていてかなり滑りますので要注意ですね。

  • 神奈川の鴎さん、コメントありがとうございました。尾瀬ヶ原のどこかでお会いしていたのですね。霜が木道に下りていて滑って転倒したのは、私だけではなかったのですね。燧ヶ岳から絶景を楽しまれたとのこと、良かったですね。来年は70歳を迎えます。私も燧ヶ岳に挑戦したいと思います。

  • 登山とあゆむさん、コメントありがとうございました。無事に目標を達成することができ、ほっとしています。文章が苦手で、いつも文章の長さと写真の多さで勝負?しています。感動を簡潔に、分かり易く伝えることは難しいです。私も尾瀬が好きで毎年数回訪れています。アプローチも便利になりましたね。

  • show_imprezaさん、コメントありがとうございました。そうだったのですか。教えていただき、事情がよく分かりました。あなたが救助要請をされ、ヘリコプターで搬送されたのですね。ご本人も十分に注意して歩いていたでしょうに、やはり滑って転倒、骨折されたのですね。他人事ではないなと肝に命じました。安全第一で登山を楽しみましょう。

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