行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
美濃戸口(06:30)・・・美濃戸(07:20)・・・行者小屋(10:10)・・・赤岳(12:00)[休憩 80分]・・・赤岳天望荘(14:00)
【2日目】
赤岳天望荘(05:00)・・・横岳(07:00)[休憩 100分]・・・大ダルミ(09:00)・・・硫黄岳(09:30)[休憩 40分]・・・赤岩ノ頭(10:25)・・・赤岳鉱泉(11:30)[休憩 10分]・・・堰堤広場(12:30)・・・美濃戸(13:10)・・・美濃戸口(14:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
初冠雪を迎えた八ヶ岳に登りました。今回は赤岳〜硫黄岳縦走の定番コース。翌日朝焼けの赤岳と富士山の写真を撮りたくて、天望荘に泊まりました。天気に恵まれ、最高の山歩きとなりました。
八ヶ岳は台風24号の影響で、登山道が相当荒れています。美濃戸口から美濃戸までの林道は、最初のところの橋が流され、通行止めが続いています。また、美濃戸から上は、南沢は荒れてはいるものの大きな支障はありませんが、北沢は柳川沿いの木道が痛んで通行できなくなっていて、迂回路を歩きます。迂回路は古い登山道を利用していて、印がしっかりついているので迷う心配はありませんが、登り下りがハードで、かなり大変です。
その、美濃戸口の林道の橋ですが、初日に通った時は前回と同じ人だけ通れる橋だけでしたが、翌日の帰りには復旧作業がびっくりするほど進んでいました。もしかして冬山シーズンに間に合うのでは、という期待が出てくるほどでした。
八ヶ岳は10月中旬に初冠雪を迎え、その後も断続的に降ったようで、稜線の北側には結構残っていました。行者小屋の上の森の中にもだいぶ残っています。登山道にはほとんどありませんが、稜線上の日当たりの悪い場所には残っていて、思わず滑ることがありました。軽アイゼンを所持しましたが、使うことはありませんでした。
天望荘は、お風呂は終わっていました。給水のポンプが凍るためとのこと。平日でしたが、おもったよりは人がいました。談話室のストーブがありがたかったです。無料のコーヒーを何杯も飲んで時間を過ごしました。
翌朝は午前5時に出発。赤岳山頂のご来光を楽しむため、たくさんの人が出発しています。私は暁の赤岳と富士山を見たくて、彼らと反対の横岳を目指します。真っ暗な中、難所の一枚岩を超えたところにある日ノ岳でご来光を待つことにしました。風はそんなに強くなく、気温も氷点下までは行っていませんでした。手袋は厳冬期用ですが、上着と下着は厳冬期よりも少し軽めで問題ありませんでした。
そこで素晴らしいご来光を拝み、また朝焼けの赤岳も拝むことができました。
その後硫黄岳まで縦走し、下山。硫黄岳の登山道もかなり荒れていました。赤岳鉱泉では、アイスキャンディの土台の建設が始まっていました。そして北沢は大変でした。途中から迂回路になります。赤い目印がしっかりついているので迷う心配はありませんが、かなり長くアップダウンもあるので、疲れた脚に堪えました。迂回路は堰提広場に出てきました。登る場合は、そこから柳川沿いを行くよりもずっとハードな登りになりまして、通常より30分以上は余計にかかります。
全体的に人はだいぶ少な目。美濃戸口からの登山道は紅葉がとても美しい、晩秋の山歩きでした。
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