行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
八方池山荘(06:30)・・・第三ケルン(09:30)[休憩 20分]・・・丸山・・・唐松岳頂上山荘(13:00)
【2日目】
唐松岳頂上山荘(04:30)・・・唐松岳(05:10)[休憩 20分]・・・唐松岳頂上山荘(05:40)[休憩 80分]・・・丸山・・・第三ケルン・・・八方池山荘(11:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
初めての北アルプス・唐松岳登山の記録です。
今はもう4ヶ月経過した11月末で、スマホでとった数少ない写真の時間を見たり思い出して
記録を記載しているため、コースタイムや語句が不正確なところもあります。
***
【リフトに乗るまで】
初めての北アルプス挑戦をすることとなり、前日大阪から名古屋へ新幹線にて移動。
夜8時30分愛知着。夕食をとって相方さんの車で22時出発。途中駒ヶ根SAなどで仮眠を
2時間ほど挟みながら4:30に八方尾根駐車場に到着。この時点では7月梅雨明けした
3連休の土曜日だったが数台停めているだけで、リフトに一番近い駐車場でも空きあり。
駐車して再び仮眠を1時間ほど取る。たった1時間くらいだったが起きると駐車場がほぼ
満杯になっていて、北アルプスの人気のすごさを目の当たりにする。
6:30リフトに乗って八方池山荘へ向かう。
【八方池山荘から第3ケルンまで】
最初はガスガスでちょっとでも晴れてくれたらいいねと話しながらだったが
徐々に白馬三山がお出ましになる。後立山連峰・北アルプスに登山する人が多い理由が
一目瞭然だった。あまりにすごい光景に何回も足を止めて見入ってしまう。
よって全然進まない。相方さんも初めてではないのに、ここまで晴れるのはすごいと
ずっと一眼で写真を撮り続けていた。ただ私自身は、第3ケルンまでの登山道ですら
けっこう息がきれてしまい、寝不足と暑さでへとへとになる。
なんとか騙し騙し第3ケルンまで到着した時は、もうここで帰りたいと思った。
【第3ケルンから唐松岳頂上山荘まで】
途中に丸山ケルンなどもあったが、スマホで撮影する余裕もなかったようで
写真が残っていないためペースは不明。ただ北アルプスなのに、やたら暑い日で
途中熱中症になり、丸山ケルンを過ぎた急なのぼりの後、めまいで動けなくなる。
途中で下山してきて会う人に「もう着きますか?」と何回か聞くものの、
「まだまだ!」と言われてかなり凹む。嘘でももうちょいと聞いたほうが元気が出た。
相方さんは冬山は唐松岳に来たが夏山は初めてというが、まだだと思うという。
どうしよう、こんなところ私が来るのは早かったんじゃ・・・と後悔しだす。
日陰で休み麦茶を取ることでなんとか回復したが大幅なペースダウン。
相方さんもどうしようかと思ってたらしい。
ただこの休憩のおかげでここからペース回復し、なんとかそれなりのペースに。
最後に崩落したため、尾根ルートというルートで怖いと思いながらもなんとか
唐松岳頂上山荘へ到着。相方さんは唐松岳行く?というが、無理!といって
翌日にしてもらう。
【唐松岳頂上山荘にて】
帽子をとると帽子の中で虫がお釈迦になってた。なんとなく頭が痒かったが
それすら分からないくらいしんどかった自分がよく登れたと思った。
そのあと頭痛がしてきてしばらく部屋で休む。またこの日はものすごく人が多くて
個室を予約していたので事なきを得たが、テント泊の人はもうテント場がないと
断られてたような光景を目にした。1畳4人というカオスの大部屋だったらしいし
とにかく個室を予約しておいてよかったと思った。
仮眠を取ったが頭痛は治らず、結局夕食時刻に。剱岳を横目で見ながらの夕食。
山荘の食事が初めてで食べられるか心配だったが、とても美味しかったし
味噌汁がありがたかった。この味噌汁とお茶のおかげで頭痛がだいぶ和らいだ。
薬もだんだん効いてきた。
【唐松岳登頂】
翌朝3時頃ばたばたと周りが騒がしいが、暗闇の中で登るのは怖いので
明るくなるまで待っていた。4時ごろ用意をはじめ、4:30出発。
ダウンがいると聞いたが不要だった。はじめての雲海を見ながら、またご来光を見て
昨日の疲れもとれて足も痛くないのになかなか進めない。
これが北アルプスか・・・そりゃみんな来るわけだと思った。唐松岳自体はしんどくもなく
危ないところもさしてなく、無事登頂して写真撮影タイム。
その後下山して5:30ごろ朝食となった。
【唐松岳頂上山荘から八方池山荘まで】
尾根ルートで下山するのだが、稜線のあまりの風の強さにびびる。
立てないしへばりついて徐々に歩いていく。
なんとか山を背にして風がマシになったと思っても、尾根ルートの急なくだりに
足が届かずこの登山一番の怖い思いをする。帽子が飛ばされている人もいた。
大きな岩がせりだしてるような道を回りこんで歩いたり、尾根ルートのために
難易度上がったんじゃない!?と初めての北アルプス体験初心者の私は思った。
でも相方さんも尾根ルートじゃなければBだと思うけど、尾根ルートがあるから
難易度CかBダッシュくらいになってると思うといってた。
子供も泣いてたし、早く迂回ルートを再建して頂きたいと心から思った。
危ないと思うようなところをクリアすれば後は楽しい下山となったが、この日も
大量の登山者がいたため、下山ができない。ベテランさんみたいな方が
先にどうぞって言って下さってなんとか降りれたところもあった。
登り優先といっても、次から次へと来られてはまったく降りられない・・・と
思ってるところを、察して下さったような感じで感謝した。
くだりはのぼりと違ってブレーキを起こすこともなく、膝も痛まずすいすいと
下山しコースタイムくらいだったと相方さんに言われた。
【まとめ】
*尾根ルートは登りはよくてもくだりがかなり怖い
*初めての北アルプスなら唐松岳は本当おススメ
*唐松岳頂上山荘のご飯は美味しい、スタッフさんも親切
また行きたい、そう思える山でした!!
みんなのコメント