行程・コース
天候
高曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)JR中央本線 上野原駅、8:14発鶴峠行きバスにて、初戸バス停下車
復)数馬温泉センター前バス停16:08発バスにてJR武蔵五日市駅
この登山記録の行程
初戸バス停(8:55下車/9:00出発)-(白山神社)-腰掛け林道-腰掛集会所(山道入口)(9:50)-山上の民家(10:22)-ヒロ牧場(10:33着/10:38発)-田和バス停(10:55)-扁盃バス停(11:05)-
西原稲荷社(11:20)-一宮神社(11:40)-郷原バス停(槇寄山登山口)(11:55)-槇寄山(13:20)-数馬民家前(14:10)-(山の神)-数馬の湯温泉センター(14:30)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
6月に途中まで歩いた西原古道のその先を歩いて来ました。 鶴川の谷間に浮かぶ浮島の様な中群の山上台地は、まるで天空の別天地の趣きです。 登山とも散策ともつかない山歩きでしたが、珍しい石塔にも出会えて、個人的には大満足です。
≫自称ホームの数馬の湯が無性に恋しくなって、上野原駅から鶴峠行のバスに乗り込みました。 半年前に歩き残した西原古道のその先と、何かと気になる中群(ナカムレ)の山上集落を訪ね、最後は笹尾根を越えて数馬に下る算段です。
バスを降り立った初戸(はど)をはじめ、鶴川沿いには、尾続(おづく)、神戸(ごうど)、六藤(むそうじ)、扁盃(へはい)など、まるで当て字の様な読み方の集落が点在しています。 更には聖武連(ショウムレ)、中群(ナカムレ)など、この周辺の山に特有の~ムレの呼び名は、山を意味する古代百済語だという説もあるそうで、その昔、この山間の地を拓いたのは渡来の人達だったのかもしれません。
その中群は、鶴川の谷間にぽっかり浮かぶ離れ小島の様な地形をしていて、戦時中にB29が墜落した場所としても知られているそうです。 南面の腰掛集落から山頂に続く道は一般的な登山道ではありませんが、国土地理院図にも載っている地元道で、踏み跡は明瞭でした。
刮目したのは山ノ神の祠の脇の天保年間の石塔で、彫り込まれたオオカミらしき姿に思わずニンマリ♪。 人知れぬ地元道でこの様な掘出し物に出会えるのも、里山歩きの楽しみです。
南北に権現山と笹尾根の稜線を見晴らす中群の山上台地は、まるで天空の別天地の様な趣きです。
古民家の庭先には収穫時を迎えた白菜畑が広がっていて、台地の西端にあるヒロ牧場では、役目を終えたサラブレッド達がのんびりと干草を食んでいました。
牧場前の細い車道を下ると田和のバス停です。 前回歩いた藤尾まで一旦戻って西原古道を繋ぐことも考えましたが、時間も無いのでそのまま西の扁盃に向かいます。 お久しぶりの西原の一宮神社にお参りを済ませると、郷原の台地から笹尾根に踏み入り、冬枯れの西原峠を越えて数馬の湯にドボーン。
心休まる数馬の湯で、ど定番の湯上りセットを頂いて、里山散策の一日もしっかり締まりました~。
本日の総歩数27,277歩、歩行距離18.0km、消費カロリー1,237kcal、脂肪燃焼量88g也。
フォトギャラリー:77枚
上野原駅南口から、8:14発の鶴峠行きバスの運行は12月15日迄で、冬の期間は8:32発の飯尾行きを使うことになります。
初戸(はど)のバス停の正面に見えるのが、中群(なかむれ)山です。
バス道(県道18号)から左の林道(腰掛林道)に進みます。権現山の登山道もあります。
民家の脇を通って、小さな白山神社に入山のご挨拶。
鶴川沿いの山腹を走る腰掛林道を進みます。
鶴川越に権現山の大きな山容が、
山肌に張り付くような腰掛集落。
この集会所の向いから地元道に入ります。
林道から一段上がった広場の脇に取付きがありました。
落ち葉に埋もれていますが、道型は明瞭です。
道祖神の代わりでしょうか?
途中、山の神の祠があったのでご挨拶。
よくよく見れば、脇の石塔に刻まれているのは、何と!オオカミ像ではありませんか!
天保十二年と刻まれています。レアなお宝を掘り当てた気分です♪
山頂が近付いて来ました。
山頂付近には見晴らしの良い墓地となっていて、真正面に権現山を展望できます。
思いの外広い畑と、立派な古民家があります。
庭先の畑ではおばさん二人が白菜の収穫の最中でした。今日は実家の手伝いに来たんだとか。
「良いところですね~」「そうでしょ~」等と、しばし雑談。
大きな白菜。「5キロ位ありそうだわ~」と
中群の山頂は、広い台地状になっています。
北面には、笹尾根の稜線が伸びています。
ヒロ牧場。
乗馬教室になっています。
競馬を引退したサラブレッド達が余生を過ごす牧場の様です。
サラブレッドだけあって、どことなく品がありますね。
とてもおとなしいですが、やはり大きい!
車道を歩いて北側の田和集落に向います。
大根が干されています。
バス道に戻って来ました。峠が田和の
バス停です。
道端の野菜直売所。「正直は一生の宝」の張り紙が。。。
扁盃(へはい)のバス停を通り過ごし。。。
大きな古民家がいたる所に、、、
西原の稲荷社にお参り。
立派な神殿の脇にキツネ像が据えられていました。
いきなり谷が開けて、比較的に大きな西原の集落が広がります。
山あいの集落には珍しく、スナックと床屋さんがありました。
大音量の演歌を流して到着を知らせる、移動スーパーのトラックが活躍していました。
左手に「びりゅう館」を見ながら鶴川沿いの県道を進みます。
槇寄山に登る前に、お久しぶりの一宮神社にご挨拶。
若い狛犬が据えられています。
御神木の大杉。目周り幹周8.4m、樹高50m超の巨樹です。
手前の杉や、建物と比べると、その大きさが分かりますね。
一宮社から登り返すと、郷原の台地に長閑な畑の風景が広がります。
これから昇る、槇寄山の尾根。
左奥に見えるのは、三頭山の前衛の大沢山でしょう。
郷原のバス停脇から山に向います。
大きな堂宇の宝珠寺の脇を通って行きます。
郷原の台地の眺め。
猪柵を越えていきます。
権現山の稜線が見通せます。
中腹から、何やら面妖な樹が目に付き始めます。
瘤や洞が、目や口に見えてきます。。。
でも、何となくひょうきんな雰囲気が。
例えて言えば、ディズニー映画に出て来る、老樹の妖精のイメージでしょうか?!
妖怪の尻相撲♪
忽然と現れた「つね泣き峠」の説明書き。どうやら先程の宝珠寺に奉公した娘さんにまつわるお話の様です。
気持ちの良い落ち葉と冬枯れの尾根が続きます。
左手に伸びるのは、去年の12月に歩いた大沢山の大茅尾根ですね。
尾根で行き合ったのは、マウンテンバイクの二人連れだけでした。
坪山との谷間に、西原集落が小さく固まって見えます。
槇寄山の山頂を巻きながら、弛やかな西原峠に到着。槇寄山の山頂は直ぐ上です。
広々とした山頂にはベンチもあります。
山頂からの眺め。富士山は見えませんでした。
数馬に下る尾根の冬枯れの向うに、三頭山が望めました。
一瞬、東面の眺望が開けました。
御前山♪
大岳山♪
そして浅間嶺♪
数馬に下りて来ました。
今日の目的の一つ。国土地理院図の神社マークの祠を探し当てました。
数馬の湯の源泉です。
通い慣れた数馬の湯で、今年最後のドボーンを締めくくりましょう。
ド定番の湯上りセットで、今年の山行もしっかり締まりました~。
中群に興味を持つきっかけとなった紀行
本です。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 行動食 | テーピングテープ |
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