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相模湖嵐山~石老山~高塚山~中野山~津久井湖城山

相模湖嵐山、大明神山、石老山、高塚山、中野山、津久井堂所山、津久井湖城山、ロテンガーデン( 関東)

パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 往路:武蔵小山5:07→東急目黒線→目黒5:10~22→山手線→新宿5:34~50→京王線特急八王子行→北野6:24~25→〃各駅停車高尾山口行→高尾6:35~42→中央本線→相模湖6:51

復路:津久井湖観光センター前14:24→香福寺前14:50→徒歩→ロテンガーデン15:03~16:30→無料送迎バス→橋本16:44→横浜家系ラーメン壱角家橋本店16:49~17:05→啓文堂17:08~22→橋本17:32→京王線区間急行→明大前18:10~17→井の頭線→渋谷18:25~32→山手線→目黒1

この登山記録の行程

相模湖駅7:16→嵐山登山口7:26→相模湖嵐山7:46~55→鼠坂(歩道橋)8:31→相模湖休養村キャンプ場(大明神山登山口)8:43→大明神展望台9:15~20→大明神山9:23→石老山三角点9:48→石老山山頂9:50~10:00→高塚山10:12→尾根分岐1(約620m)10:19→尾根分岐2(約420m)10:41→御飯場橋10:59→林道出口11:08→三太旅館(三ヶ木近道入口)11:24→三ヶ木バスターミナル11:40~43→中野山入口(祥泉寺バス停)11:52→駐車場11:59→四方竹林入口(登山道入口)12:09→上町・監視所分岐(送電線鉄塔)12:23→津久井堂所山12:30~40→監視所12:50→津久井警察署13:01~4→津久井湖城山公園分岐13:08→津久井湖城山公園(根小屋園地)13:21→津久井湖城山13:44→飯綱神社→津久井湖観光センター14:11

合計5時間55分

コース

総距離
約22.5km
累積標高差
上り約1,870m
下り約1,939m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

12月15日(土)は、先日トマトケチャップさんの記録を見て行けそうな気がした、石老山から高塚山経由で三ヶ木に下りて津久井湖城山を目指す縦走路にチャレンジして来ました!

高塚山から下山するルートは大雑把に2つあって、1つは昔から良く歩かれている南尾根経由で道志の青馬橋に下りるもの、2つ目は松浦隆康さんの「バリエーションを楽しむ」(新ハイキング社)に出ている東尾根経由で寸沢嵐に下りるもので、1つ目は帰りが遠くなり過ぎるため論外なので2つ目の松浦さんルートで行こうと思ったんですが、こちらも最後の送電線鉄塔周辺が急過ぎて下るのには不向きなため、松浦さんルートの1本南側の傾斜の緩い尾根経由で林道の「御飯場橋」に下山する新ルートに当たりをつけてこれで下りました。

この道は、予想通り傾斜が緩く、最低限の踏み跡もあり、倒木+落ちた木の枝+多少のの藪はあるものの危険箇所は皆無なため、ベテランのバリエーションルート慣れした中高年のおじさんがおばちゃんたち引き連れてちょっとした冒険するのに使える良いコースでした。

ただ標識もテープも皆無なので初心者は不可!

あと中野山は、橋本駅から三ヶ木にバスで行く時に、津久井湖を過ぎて三ヶ木手前で旧道に入るじゃないですか。この集落が中野といって、ここの南側にそびえる里山です。最高峰は津久井堂所山370m。

ここは、昭文社の「高尾・陣場」の地図には記載がないのですが、地元の人たちが整備した標識完備のハイキングコースがあって一回りすることが出来ます。山頂からの素晴らしい景色が臨める穴場です。山頂は意外と広く、人気がまったく無いので山岳会の忘年会に向くかも。

という感じで、石老山登山口からだと距離が短すぎる気がしたので、相模湖駅から相模湖嵐山経由で7時15分スタート!相模湖のダムを渡ってすぐの登山口からとりつきます。

急坂を20分ほど登ると、早くも相模湖嵐山山頂に到着です。駅から30分!相模湖の向こうに中央線沿線の山が一望出来ます。

軽く休憩後、鼠坂を目指して縦走路に入ります。この道は稜線ではないので、途中で沢を渡ったり竹林を抜けたり、細かなアップダウンを繰り返して進みます。そして最後、プレジャーフォレストの駐車場の脇を抜け、鼠坂上の歩道橋に35分ほどで到着。

歩道橋を渡ったら、次は石老山を目指します。鼠坂から石老山への道は3つあって、今日は大明神山経由で登る予定なので集落の中の道を右へ進みます。右へ曲がってすぐ、林道経由で相模湖病院へ行く道が分岐しますが、それは無視して篠原方面に進むと、集落が終わり林の中を10分少々行ったところの沢沿いに、相模湖休養村キャンプ場の入口が出て来るので、そこが大明神山経由で石老山に登る登山口です。橋のたもとに標識があります。

キャンプ場を抜け、入口に登山者用のトイレがある林道を少し進んだところから、道は登山道に入り、石老山らしい巨石がゴロゴロした間を縫って登って行くと、30分ほどで大明神展望台に着きます。

展望台のデッキがあって、
相模湖を見下ろすことが出来ます。木々の間から富士山も見えます。地元っぽいトレーニング中のトレイルランナーの人がいました。今日会った最初の登山者。

ここで2度目の休憩をとり、次は石老山を目指します。まず一旦下って登り返し、赤い石祠がある大明神山山頂を越えます。そして何度も細かなアップダウンを繰り返して進み、最後、階段を登ると、石老山頂一角の大明神山・篠原の分岐に到着します。分岐の少し先に石老山の三角点があります。

でもここは山頂ではなく、石老山山頂は2~3分先へ行った小高いところにあります。そして9時50分、すでに早朝のバスで石老山登山口から登った登山者たちが休憩しているその山頂へ到着!大明神展望台から約30分、相模湖駅から約2時間40分かかりました。

石老山山頂は、昔は展望がなかったんですが、いつの頃からか、富士山側が刈り払われて、天気が良ければ富士山を見ることが出来ます。

ここで3度目の休憩後、奥多摩みたいな防火帯の上を高塚を目指して進みます。こちらに行く登山者はあまりいないのですが、1人山頂をピストンして戻ってくる登山者に会いました。

高塚山は、下から見ると円錐形のとても形の良い山なのですが、山頂は林の中で展望はありません。でも山頂標識は一応あります。

さてここからが本日の本題です。

高塚山山頂から、松浦さんルートと今日これからチャレンジしようとしている御飯場橋に下るルートにつながる東尾根の入口は、わかりやすいように落ちた木の枝で進入禁止にされており、その奥に木に白ペンキで「26い」と書かれているのですぐにわかります。踏み跡もしっかりあります。

まず時計の高度計を675mにセットし直して、その踏み跡を下って行きます。すると620m前後の黄色い樹脂製の杭が打ち込まれている場所、目の前の尾根が2つに分かれます。ここが松浦さんルートと今日これから行く御飯場橋へのルートの分岐で、明瞭な踏み跡は左折し松浦さんルートに向かっていますが、そちらへは行かず、倒木を潜って直進します。こちらの尾根にも踏み跡は無いわけではなく、尾根筋は動物の通り道になっているので、か細いながらも続いています。

その踏み跡をたどり、ひたすら尾根を直進します。多少灌木のブッシュがうるさかったり、落ちた木の枝が歩きにくかったりしますが、傾斜は緩いので特に問題はなく進めると思います。

すると約420m前後まで進んできたところで、下るのに困難が伴いそうな急坂の入口に着きます。ここは無理して直進せずに、左折して斜面をへつり、左側の緩やかな尾根に乗り移ります。後はこの尾根をひたすら下れば、御飯場橋に着きます。っていうか、御飯場橋より前に林道に突き当たっても、高いコンクリートの壁で山側が固められているため、橋のたもとに行かないと降りられません。
高塚山山頂から御飯場橋まで約50分かかりました。歩きやすい一般道ではないので、早くは下れません。1時間ぐらいかかると思ってください!

御飯場橋に着いたら橋を渡り、林道を寸沢嵐集落を目指して進みます。2つ目の車止めを越えたら寸沢嵐集落です。集落に入ったらクネクネした道を地図を片手に進み、まず道志川の橋を渡ります。渡ったら左折して青山親水公園沿いを進み、公園が終わり青山川という小さな沢を越えたところ、三太旅館の看板の向かい側に崖を登る山道があるので見落とさないようにそれを登ります。

すると三ヶ木バスターミナルにほど近い畑の一角に飛び出すので、後はバス通りに出て、交差点を曲がれば三ヶ木バスターミナルです。11時40分着。御飯場橋からダラダラ来たので40分もかかった。

疲れたらここかから橋本駅か相模湖駅に出ても良いのですが、100円の自動販売機で休憩後、中野山を目指して進みます。

中野山の登山口は、三ヶ木から橋本方面に坂を登って下り切ったところにあります。前に祥泉寺のバス停がありますが、それより向かい側の「うまいラーメンショップ」の看板の方が目立つのでそれを目印にした方が良いかも知れません。中野山入口の標識も地味ながらちゃんとあります。

中野山への道は、最初未舗装の林道を進みます。すると10分弱でトイレと駐車場と中野山の案内地図がある場所に着きます。ここで地図を写真に撮るなり、メモるなりすると後で安心です。駐車場から車止めを越えてさらに10分ほど林道を進むと、「四方竹林入口」の標識があるのでそこから登山道に入ります。

登山道も良く整備された緩やかな傾斜の道で、目の前に伐採された斜面が見えてきたらあまりたいしたことのない四方竹林です。

四方竹林からひと登りで稜線に着いて、そこからは堂所山を目指します。山腹を巻いた道を進んで行くと、上町・監視所方面の分岐があり、そのすぐ先に見晴らしの良い送電線鉄塔あって、堂所山はそのすぐ上です。四方竹林入口から約20分で到着。

津久井堂所山山頂はベンチの置かれた広場になっており、西側と東側の展望が良く、西側には今朝横を通ったさがみ湖プレジャーフォレストの観覧車を中心に左に石老山が右に南高尾山陵の山々の景色がパノラマのように広がります。東側は津久井湖城山と小倉山の向こうに東京・神奈川の市街地が一望出来ます。

ここでまたしばし休憩。

休憩後、送電線鉄塔のところの分岐まで戻り、監視所を目指します。この監視所というのは、太平洋戦争の時代に敵の飛行機を監視して空襲警報をいち早く発令するためのもので、思いの外ちゃんとした建物が残っていたのですが、もしかしたらその後も山仕事の作業小屋として使われ、整備されて続けていたのかも知れません。

監視所を見た後は、下のバス通りになっている旧道に下山します。監視所の手前と先に下るルートがありますが、どちらを下りても大差ない場所に出ます。今回は先の道を下って、津久井警察署の横に出ました。

また100円の自動販売機を見つけたので休憩。今日はやたら休憩が多いな。

旧道から日赤の信号のところでバイパスに出たら、すぐ先の津久井湖城山公園右折の車用の標識を右折し、坂道を上って行きます。津久井湖城山公園というのは、湖畔の津久井湖観光センターがある場所も含まれるためわかりにくいのですが、この標識通りに行くと、根小屋の園地に着きます。

根小屋の園地は、津久井湖城山の城主の日常の居住地=寝小屋のあった場所で、別名御屋敷とも言われています。公園として整備されており、車で来て津久井湖城山に登る場合は、湖畔の津久井湖観光センターの駐車場を使うより標高差が少ないため、地元の人達はこちらの駐車場を使うことが多いようです。

山の南面に位置し、冷たい北風の入らない暖かくて良い場所です。

ここから山頂を目指します。公園内の舗装された遊歩道を軽く登ると、津久井湖が見下ろせる展望台に着いて、そこから登山道が始まります。登山道も遊歩道の延長で緩やかな傾斜の歩きやすい道です。その道は男坂と女坂に分かれ、やや急な男坂を終点まで登ると、山頂と飯綱神社の鞍部に着き、そこからまず山頂である本丸跡を往復します。

本丸跡は広場になっていて、一段高くなったところに石碑があり、山頂標識のような物はありません。木の間から津久井の街並みが見える以外に展望は無し。

続いてもう1つの山頂である飯綱神社を経由して、津久井湖畔の津久井湖観光センターを目指します。飯綱神社のすぐ下に南東側の展望が良い見晴台があります。

根小屋からの道とは違って、北斜面の寒々しい道をひたすら下っていくと、東屋のある園地に飛び出し、バス通りを渡ると津久井湖観光センターです。14時11分到着。7時間弱かかりました。下に下りる度にだらけてたのでまあはこんなもん。ここは地元の農産物直売所になっていて、津久井産の野菜の他にせき麺などの特産物なども買えます。

せき麺は津久井地方のの武蔵野うどんの進化系みたいな乾麺で、宮ヶ瀬の入口の関の交差点の近くに製造元の会社があるためせき麺を名称を使っており、土産物として登山者にもファンの多い食材です。

あと季節限定ですが、世にも珍しい神奈川県産の青根のリンゴが売られていることもあります。

という感じで中を物色したら、すぐ目の前の津久井湖観光センター前バス停からバスに乗って橋本駅を目指します。このバス停は10分に1本程度バスがあるので、時刻表を調べる必要はありません。

そして橋本駅に着く少し手前、バスがぐるりと一回りして国道16号のバイパスを渡ったすぐ先の香福寺前でバスを降ります。ここから16号の旧道を北に10分ほど行ったところに日帰り温泉施設の「ロテンガーデン」があるので寄って行きます。

ここは、橋本周辺で一番古くからある日帰り温泉なんですが、でも建物は建て替えられてきれいです。料金は土日890円、泉質は黒湯のアルカリ性温泉です。風呂場はロテンガーデンというだけあって、露天風呂が広くて2階もあって開放的なんですが、空しか見えないのが欠点といえば欠点。でもサウナも2つあります。

ここでバリエーションルートの汗を流し、食堂で食事をしても良かったんですが、橋本駅行の無料送迎バスが1時間に1本なんで、飯は橋本駅にして16時30分のバスで橋本駅に向かいます。

そして寒くて駅の周辺をうろつくのも面倒だったので、北口の駅ビルの中にある横浜家系ラーメン壱角屋橋本店でラーメン中盛りを食べて帰りました。ここのラーメンは家系の中でも一番大所帯でスープが白っぽいのが特徴の壱○屋系のラーメンで、味も極めてオーソドックスなものでした。

まあ不味くはないんだけど、神奈川県の人は橋本まで来て家系食べたいとは思わないと思うので、多少駅周辺を探索してみるのも悪くはないかも知れません。

ロテン・ガーデン
https://roten-garden.com/

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登った山

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