行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
「野坂いこいの森」の駐車場。20台程度は停められる。
あまり綺麗ではないが、トイレもある。
この登山記録の行程
登山口(10:48)・・・一ノ岳(11:24)・・・二ノ岳(11:36)・・・三ノ岳(11:42)・・・野坂岳山頂(11:45)(休憩~12:03)・・・三ノ岳・・・二ノ岳・・・変わり松(12:55)・・・登山口(13:08)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
昨日、忘年会登山を無事終えたので、残りの年越しまではお世話になった山へ年末挨拶登山。
今日は、挨拶には欠かせない敦賀三山の一つ野坂山にやって来た。
秋に足の筋肉を断裂して、暫くは歩けなかったが驚異的な速度で治して、おかげさまで今では普通の登山には支障がなくなった。ただ、この年齢になると運動しないとあっという間に筋肉が落ちるため、今日は久しぶりに本気のタイムトライアル。
野坂山は登り始めがいつもキツイ。体が慣れてないうちから容赦ない斜面が続く。息を切らせながらどんどん高度をあげる。偶然にも途中で知り合いの方に3人ほど出くわしたが、今日は本気モードにつき、会話に時間をとる訳にはいかないということで、失礼ながら軽い挨拶程度ですれ違う。
今日はすこぶる天気がいいので、敦賀市内が綺麗に見渡せる。一ノ岳の手前から徐々に登山道が白くなり滑りやすくなってきた。
一ノ岳を超えて、ニノ岳、三ノ岳。そして、避難小屋を過ぎて、山頂にあるモニュメントにタッチ。50分目標のフルパワーモードで登ってきた。果たして結果は、57分。もちろん、それでも十分、健脚として誇れるタイム。でも、55分に一つ大きな壁があって、例えば54分と56分では実際に登る歩き方やエネルギーの使い方に大きな差がある。今日はそのゾーンを意識して登ったにも関わらず届かなかった。ということは、やっぱり脚力が落ちている証拠。雪山のラッセルに向けて、もう少しトレーニングが必要そうだ。
気分を変えて、山頂からの眺望を楽しむ。
こんなに琵琶湖がはっきり見えている日も珍しい。キラキラ輝く湖面がとても綺麗だった。
避難小屋のドアを開けると、お昼時もあって人でいっぱいだった。
入り口近くの場所を借りて、コーヒーを淹れる。熱いコーヒーで、再び気合がみなぎる。
小屋の扉を開けると、冷たい空気がどっと入ってくる。このギャップがいい。身がぐっと引き締まる。
トレーニングは登りだけなので、下山はゆっくり景色を楽しみながら降りていく。昨日の日野山よりも雪が多くフカフカして気持ちがいい。登りの時には気が付かなかったが、敦賀湾の山の、更に奥にひと際白く輝いている山が見えた。もちろんその主は我らが白山。純白で堂々たる山容がたまらない。霞もなくこんなに綺麗に際立った白山が見えるなんて。思わぬご褒美に嬉しくなった。
折角(なにが?)、雪も積もっているのでこのまま降るのは面白くないと、二ノ岳を過ぎてコースを外れ、変わり松コースで下山することにした。ところが、なんと雪の上には往復した足跡がある。このルートを知っているという時点で、野坂山に良く馴れた方。しかも、登りに使ったということはそこそこ健脚な方だと興味津々。が、50m程進んだ藪が濃くなった場所でその足跡は折り返していた。その先は入れないと判断したのか。登って来た足跡ではなく折り返した足跡だった。なんとなく勝った!とほくそ笑む。確かに一見道がないように見えるが、かすかな隙間を抜けると尾根沿いに降っていくルートがある。途中、ずり落ちそうな急な斜面が続き、そこには朽ち果てかけてはいるが、ロープが張られているため、それを目印するとよい。ただし、今回も一回道を誤りそうになってしまったが、目印のテープがほとんどないため、このルートに入る時には地図をよく確認しながら進むことをお勧めする。変わり松手前のところは再び藪などで覆われて道が無くなったように見えるが、これも少し我慢すると直ぐにルートを見つけることが出来る。個人的には、この変わり松付近から見上げる野坂山の景色が気に入っている。変わり松まで来るともうゴールも近い。荒れて通行止めになった遊歩道と合流する。台風の影響か、前回来た時よりも更に荒れていた。
トレーニングにはもってこいの野坂山。今年もお世話になりましたと、山頂の権現様に挨拶をして下山する。
みんなのコメント