行程・コース
天候
晴れのち曇り
登山口へのアクセス
電車
その他:
往路;目黒4:32→山手線→池袋4:52~5:00→西武池袋線→小手指5:41~42→〃→飯能6:00~04→西武秩父/御花畑6:48~59→秩父鉄道→皆野7:12
復路:星音の湯14:00→無料送迎バス→皆野14:13~30→秩父鉄道→御花畑/西武秩父14:58~15:08→西武秩父線→飯能15:58~16:06→西武池袋線各駅→小手指16:24~24→〃快速元町中華街行→渋谷17:08~10→東横線→学芸大学17:18
この登山記録の行程
皆野駅7:15→皆野橋7:22→大渕登山口7:30→前原山347m7:50→前原岩稜8:00→国神コース分岐8:06→2急基準点8:25→男体拝8:29~34→風戸コース分岐8:37→猿岩8:49→東屋8:54→破風山626.5m8:57~9:07→札立峠9:13→如金峰9:22→武藏展望台9:26→大前山653m9:32→天狗山650m9:41~53→小峰山629.3m10:13→電波反射板560m付近10:22→神社460m付近10:34→林道10:40→阿熊観光トイレ10:53→龍勢橋11:17→椋神社11:19~34→星音の湯11:49
合計4時間34分
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
12月22日(土)は道志に行く予定だったんですが、南の方は雨マークが出ていたので、急遽変更して雨の心配が無さそうな北秩父の皆野アルプス(破風山)に行って来ました!
皆野アルプスを縦走する場合、バスで秩父華厳滝まで行って、天狗山から破風山を越えて、最後に大渕登山口に下山して、満願の湯ではなく梵の湯で温泉に入って皆野駅に戻るといのが一般的だと思うんですが、今回は逆ルートで、大渕登山口からスタートして、天狗山から秩父華厳滝に下りずにバリエーションルートの小峰山を越えて、吉田の星音の湯まで行ってみました!
小峰山の道は、天狗山から小峰山まではピストン往復をする人が多いせいか、割りとシッカリとした踏み跡と頻繁に赤テープがありますが、そこから南側に下る尾根に入った途端に何も無くなります。もしかしたら西立沢バス停方面に下る西尾根には引き続き踏み跡やテープがあるのかも知れませんが、吉田方面に下る南側の尾根はある程度の地図読み能力が必要です。
とは言うものの、途中にある巨大な電波反射板からはまた黄色テープが出てくるので、そこまでたどり着けば廃神社を経由して迷わず林道に出ることが出来ます。低山だし、そんな難しいルートではありません。
あと下山した後のことですが、吉田地区の西武の路線バスは土日の午後は2便しか無く、乗り遅れたら大変なことになるんですが、星音の湯の無料送迎バスが1時間に1本あるので、温泉に入りさえすれば、無事に皆野駅か長瀞駅まで戻ることが出来ます。破風山登山で一般的に使われる皆野町営バスの日野沢線も午後2便しかないので、これに頼るより無料送迎バスをあてにした方がある意味安全かもしれません。
という感じで、もしかしたら昼頃から雨が降るかも知れないので、出来るだけ早く、始発電車を乗り継いで、7時15分、皆野駅をスタート!
皆野駅から荒川の皆野橋までは広い車道をほぼ真っ直ぐなので、何も考えなくとも着きます。皆野橋を渡ったら右折してもう1本郷平橋という橋を渡るとすぐ左手に標識があるので、左折して坂道を上ります。坂の上の道は突っ切りその先の細い道を直進して、山沿いのT字路に突き当たります。そこを右折するとすぐ大渕登山口の標識があります。ここまで駅から15分ぐらい。
大渕登山口から最初の前原山までは、途中2~3回休憩をはさんだ急登です。登りきった場所が前原山なんですが、残念ながら展望はありません。
でも前原山から少し行ったところに前原岩稜という岩っぽいやせ尾根があり、秩父盆地が一望出来ます。休憩するなら前原山よりここの方が良いです。
前原岩稜を過ぎると、道は普通の山道に戻り、国神コース分岐と三叉ピークを越えます。ここは下りだと要所なんだけど、上りだとどうでもいい場所。
この後しばらく何もない地味で楽な山道が続き、最後急坂を登りきった場所が2級基準点で、そこから軽く下り、岩場をロープで登り返したところが男体拝です。男体拝は切り立った崖の上にあり、隣の宝登山が良く見えます。
皆野駅から1時間15分ほどたったので、ここで今日最初の休憩。
男体拝を過ぎるとすぐ風戸からの関東ふれあいの道に、というか破風山登った後ハイカーが満願の湯目指して下る一般のハイキングコースと合流します。大渕登山口からここまでは少し前まではバリエーションルート扱いだった道。
ひとまわり広く良くなった道を登って行くと、まず猿岩に着きます。猿はいなかったけれど野生の猪がいました!
さらに登ると、山頂手前の東屋を経て、9時ちょっと前に破風山山頂626.5mに到着。まだ朝早いので誰もいません。朝霧がかかった秩父盆地が一望出来ます。盆地の向こうには武甲山。あと北側には城峰山が、西側には両神山が見えます。
ここで2度目の休憩をとった後、札立峠に下ります。札立峠は秩父観音霊場33ヶ所の巡礼道が横断しているので、その人達向けに非常に良い道が通っています。
でも皆野アルプスの縦走路はそちらへは行かず、尾根上のまた少し細くなった道を進みます。
まず浅間様の石碑がある所まで登ります。その石碑のすぐ先が如金様と呼ばれる塔状の巨岩です。
この辺りから時々鎖やロープの出てくる岩っぽいやせ尾根が大前山を越えるまで続きます。皆野アルプスのハイライト部分です。
如金様の下を抜けると、すぐに鎖場で上り下りする武藏展望台に着きます。相変わらず秩父盆地の展望が良いです。
武藏展望台さらに崖上のツツジなどの灌木が繁る尾根を進むと、突然大前山山頂の標識が現れて、そのすぐ先が首の無い石像が祭られている大前山の山頂です。
首の無い石像から天狗山との鞍部に、今日一番危険度が高いと思われる垂直の鎖場を下りて、大前集落に下る道を見送って、再び急坂を登り返すと、皆野アルプス最後のピークである天狗山に着きます。天狗様の石祠があります。
9時41分着、皆野駅から2時間半弱かりました。ここで3度目の休憩をしていきます。
天狗山から小峰山へ行く
道はバリエーションルートです。山頂先の標識を点線の方に進みます。
バリエーションルートと言っても、小峰山まで往復する人は多いようで、踏み跡はしっかりしており、頻繁に赤テープや赤い樹脂製の境界杭があるので誰でも往復することは可能です。ただ天狗山山頂から約50mほど下った標高約600m地点で尾根が南側に折れるので、赤テープ見落とし注意です。
そこを無事にクリアーすると、ほどなく小峰山手前の鞍部に着き、踏み跡は山の左側を巻いていますが、そのまま斜面を直登します。すると629.3mの三角点がある小峰山山頂に着きます。天狗山から約20分ぐらい。三角点はあれど、山頂標識も展望もない地味な場所です。
小峰山から先はバリエーションルートのレベルが一段階上がります!というのは、これから進もうとする南側の尾根には踏み跡も赤テープも何もないからです。西側の尾根には明確な踏み跡がありますが、そっちに行くと、西立沢バス停の方に行ってしまい、星音の湯が遠くなるので却下。
まず方角を確かめてから、滑りやすい急斜面を木につかまりながらズルズルと下ります。左側からさっきの巻き道が合流する辺りから踏み跡らしきものが出てきて、そのまま歩きやすい平坦な尾根に乗ります。
その尾根を真っ直ぐ進むと、標高約560m地点で正面に巨大な電波反射板が現れます。そこからたぶんそれのメンテナンスの人がつけた黄色テープが出てきてそれに従って下るようになります。電波反射板から少し下ったところで尾根が2分しますが、そこは黄色テープを信じて左側の急な方の尾根を下ります。
しばらくまたズルズルと下り、多少傾斜がゆるくなってきたら、今度は標高約460m地点で、突然今は誰も世話をする人がいないような神社に飛び出します。草むした中に小さな社とたくさんの石碑が立っていました。
ここから先は神社の参道を下ります。参道とは行っても今は使われていないので、木の葉に埋もれて道だったことがわかる程度のものです。なお神社からこの参道とは別に獣道も下っているので、そちらに入り込まないように注意。
この参道は、ほどなく林道に出てとりあえず下山完了。小峰山から30分弱かかりました。天狗山からは50分強。
林道からさらに道の駅龍勢会館の裏まで尾根は続いているのですが、だいぶ雲が厚くなってきたのと、ここまでの感じからえらく時間がかかりそうだったので、ここから先は車道を辿って下ります。
まず林道を下って一般道に出ます。出たところの角に悪魔のトイレじゃなかった、阿熊(あぐま)観光トイレというものあります。登山者よりも釣り人が利用しているみたいです。でも現在オフシーズンで閉鎖中。
ちなみに阿熊はこの辺りの地名で、すぐ脇を流れる川も阿熊川!でも平将門は死後、城峰山の地下で魔界でルシフェルと合体して…とかいう民間伝説はありません!
一般道に出たらそのまま一直線に吉田を目指します。ところが道沿いにたくさんの岩や祠の解説板があり、その度に立ち止まってチェックしながら進むので意外と早く進まない。それでも林道に出てから40分ぐらいで龍勢橋を渡った横にある椋神社に到着。ここでホットの缶コーヒーを飲みながら大休憩をとります。
椋神社はその昔、自由民権運動の先駆けといわれる秩父困民党が総決起集会を行った由緒ある神社で、現在は龍勢と呼ばれるロケット花火のような物を空に打ち上げる祭で有名です。神社の北側の山の麓にその巨大な発射台があって良く見えます。
神社で休憩後、旧吉田町(現在は秩父市)の中心の市街地を経由して星音の湯を目指します。ちなみに西武秩父駅行バスは龍勢橋のあるバイパスは通らず、旧道経由でこの旧吉田町の中心街を通るので、温泉に入らずにこのバスを利用する場合はバス停の位置の確認が必要です。わかりにくければ、道の駅龍勢会館まで行けばバス停はあります。
そして11時49分、ようやく星音の湯に到着。ようやくって言ってもまだ午前中なんだけど、雨に降られず無事に着いて良かった。
星音の湯は、旧吉田町という秩父では一番奥まった、登山者的に一番行きにくい場所にある日帰り温泉施設(さらに奥に吉田元気村がありますが、あそこは沸かし湯の福祉施設なので除外)で、その割りには西武秩父駅の祭の湯と互角に張り合えるぐらいきれいでお洒落な雰囲気が自慢の温泉です。すいてる分だけ祭の湯より点数高いかも。
料金は土日1030円と若干高いですが、タオルセットと館内着がつき、さらに登山者には嬉しい皆野駅と長瀞駅に出られる無料送迎バスが1時間に1本あります。泉質はナトリウム・炭酸水素泉と他の秩父の温泉と変わりませんが、phが9.0前後とあまり高くない割りにつるつる度は高く、色も硫黄泉のように若干白濁していて温泉らしさは抜群です。
レストランもシッカリあって、ランチバイキングが人気みたいだったんですが、それは時間的にせわしいので、今回はわらじ(かつ)丼と秩父の雪熊という地ビールを頼みました。わらじ丼は味噌かつではなかったんだけど、店によって違うのかな?あとビールはどうせだったら吉田らしく阿熊をもじって悪魔ビールにした方がウケると思う んだけど。
帰りはその無料送迎バスで皆野駅まで送ってもらって西武秩父で乗り替えて帰ったんですが、場所柄、時間によっては、長瀞駅から寄居で東武東上線で帰った方が早いことがあるみたいなので、帰る前に一度検索し直した方が良いかもしれません。
星音の湯 | ばいえる
http://www.beyer.jp/seine/
秩父吉田線 - 西武観光バス
http://www.seibukankoubus.co.jp/chichibu_annai/pdf/TD.pdf
町営バス | 秩父音頭のふる里 皆野町 埼玉県秩父郡皆野町ホームページ
https://www.town.minano.saitama.jp/traffic/bus/
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