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クリスマス・イブの各務ヶ原アルプス縦走

各務原権現山、北山、老洞峠、芥見権現山、桐谷坂、向山、向山見晴台、須衛、金山、大岩見晴台、迫間山、金毘羅山、明王山、城山(猿啄城)( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 4人 (Yamakaeru さん 、ほか3名)

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 伊吹の滝不動明王駐車場(カーナビでは検索できなかったのでマップコードを記録しておきます。「28 658 318」)を目指します。10~20台は駐車可能(無料)。伊吹の滝の道路挟んで反対側の公園にトイレあり。

この登山記録の行程

伊吹の滝不動明王駐車場(07:33)・・・北山展望台(07:51)・・・権現山展望台・多度神社への分岐(08:04)・・・各務原蘇原権現山(08:10)・・・コル(08:33)・・・芥見権現山(08:47)・・・県道17号江南関線・桐谷坂登山口(09:33)・・・向山(10:13)・・・向山見晴台(10:31)・・・須衛(10:42)・・・中間地点(11:09)・・・岩坂峠・・・金山(11:40)(昼食~12:16)・・・大岩見晴台(12:33)・・・迫間山(迫間城址)(13:19)・・・明王山(13:41)・・・金毘羅や山(13:56)・・・明王山(14:05)・・・城山(猿啄城址)(14:35)・・・坂祝駅(15:11)
※坂祝駅~蘇原駅は電車。蘇原駅から伊吹の滝不動明王駐車場まではタクシーを利用。

コース

総距離
約17.1km
累積標高差
上り約1,749m
下り約1,738m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

既に白銀の世界を闊歩していてもおかしくないのに、今年はまだ雪らしい雪をほとんど見ていない。
三連休の最終日でクリスマス・イブの日、各務ヶ原アルプスに仲間ともにやってきた。来年の3月に仲間で再び六甲全山縦走に挑むことになり、また、雪山前のトレーニングを兼ねてのトレーニングとしてリーダーが選定したと思われる。各務ヶ原アルプスは、山歩行距離で約18kmと短いながら、意外にアップダウンがあり、よい運動になる。また、住宅街を見下ろしながら縦走するスタイルは、六甲トレイルによく似ている。

伊吹の滝不動明王駐車場に車を停めて、出発。以前は9月頃、まだ暑い最中、歩いた記憶があるが、今回は季節は冬。ただし、凍えるほど寒いのかと思えば、暖冬の影響か陽射しがポカポカしていてむしろ温かいくらい。
登山口は、伊吹の滝の反対側にある。つづら折りの登山道を登っていく。それほど高い山ではないので、すぐに稜線にたどり着く。稜線に入ると水平方向の移動が増え、縦走っぽくなってきた。
北山展望台という名の展望台があった。各務原の街並みが良く見える。
少し行ったところに分岐があり、ここでコースは左に折れ権現山展望台へと向かう。個人的にはここが一番きおくに残る場所。曲がって直ぐに始まる容赦ない階段地獄。一番上に鳥居があって、「さぁ、登ってこい!!」と言わんばかりに待ち構えている。
荒れた石畳の階段をひたすら上がる。苦労した分、登って振り返った時の感動が大きい。街並みがどこまでも広がっている。濃尾平野のスケール感が分かる。
権現様にご挨拶をして、横奥の権現山展望台に寄る。最初の頂。権現山展望台からの眺めも最高だ。展望台の下には水が入ったペットボトルが沢山置かれていた。以前、山火事があって以来、毎日のように水を詰めたペットボトルを持って登ってくる地元の方がいるとか。頭が下がる思いだ。それだけ愛されている山と言うことだろう。
展望台の裏側から、今度は芥見権現山を目指す。目前の芥見権現山が見えるが、下の部分がまるで見えない。コースの中で、一番落ち込んでいて、その分登りがシンドイ部分になる。
峠道になるのか、いったん、舗装道路を横切り、芥見権現山を垂直に登っていく。途中から、途中から左に巻くように進むと稜線に合流する。右に折れて進むと大きなアンテナが見えたところで芥見権現山の山頂。
ここから先は、いよいよ各務ヶ原アルプスの本格的な縦走コースとなる。これから歩く山がいくつも折り重なって続いているのが見える。サメの歯のようなギザギザになったところもあり、以前、アップダウンに大汗をかいたことを思い出した。
山をいったん降って桐谷坂登山口に出る。ここで林道に出るものの、登山口と書かれた看板があるのみで肝心のアルプスハイキングコースの看板がないため、右に行ってよいのか左に行ってよいのかが分からない。以前、勘で進んだら結局反対方向だったこともあり、リーダーに「ここはこっちですよ!」と得意げに先頭に立ち右に進むが、すぐに間違いに気づく。どうやら記憶が混同して以前と同じ過ちを犯してしまったようだ。お恥ずかしい。
左側に戻り、県道17号江南関線を横断して真正面の登山口に入っていく。
登山再開。すぐに稜線のコルの部分にたどり着く。看板が右と左に分かれていて、リーダーが一目して迷いなく左へと折れる。看板の文字を読んで「あれ?」と一瞬、違和感を感じたが、先ほど道を間違えて恥ずかしい思いをしたばかりなので、そこは無言で後をついていく。ピークに上がり、さらに下っていったところで道があやしくなる。赤いテープはあるものの、どうも変と仲間が地図を確認したら、完全に道を誤っているとのこと。やっぱりさっきの分岐点か。今度はシャイになったのがかえってミスルートの元になってしまった。再び反省。
分岐に戻り、軽いアップダウンを繰り返しながら向山に到着。向山自体はあまり特徴がない。更に進んでいくと、小高いピークに辿り着く。向山がよく見える。ゆえにここが「向山見晴台」と呼ばれている。ベンチもあり、休憩するのは最適の場所。以前来た時にはここで昼食をとった記憶がある。今日はまだ時間が早いので、そのまま先に進む。
まさしく山を渡り歩き、須衛に到着。岩坂峠手前にある鉄塔を通過し、岩坂峠から進み反射板が見えたところが金山。休憩するならその先の大岩見晴台がよい。看板によると日本一眺めが良い場所らしい。なんとも強気発言だが、見晴らしがいいのは事実。白く冠雪した御岳山がとても綺麗だった。中央アルプスもよく見えている。恵那山は意外に冠雪していないようで、山頂も黒っぽく見えた。

途中、断層跡という不思議な看板がある。毎回気になるが、前回も場所が分からなかったので、今回はそのままパスして進む。

遠くの山の山頂に電波塔が見えた。明王山だ。
降って、階段の登り。登り切ったところに迫間城址。木製の看板があるのみで、城があった割には意外と狭い。電波塔に向かって進むといったん舗装道路に出る。
明王山展望台へ着くと、今日一番の登山者の賑わいがあった。ここからの眺めが一番このコールを見渡せるポイントかもしれない。歩いてきたコースが一望できる。振り返ると、二つ三つ山向うに小さな見張り台のような展望台が見える。そこが猿啄城展望台でゴール目前の場所となる。各務ヶ原アルプスももうここまで来ると終盤だ。猿啄城展望台へ向かう前に、少しだけコースを外れて、お隣の金毘羅山に立ち寄る。

猿啄城展望台までは実際には大した距離ではないが、後半の疲れか目の錯覚がそう見せるのか、とにかく長いというイメージがある。そのせいか、最後の斜面を登って猿啄城展望台が見えると、ホッとする。また、展望台からの眺望がすばらしく、蛇行しながら流れていく木曽川や、犬山城。御岳山や恵那山もさらに近くに見える。この風景を見るだけで達成感がわいてくる。何気に反対側に目をやると、霞が取れてきたせいか、うっすらと鈴鹿山系も見えてきた。神様の最後のサービスか。
さて、あとは降って駅まで行って電車で帰る。
降り切ると、黄色い簡易トイレがあり、その先に少し小さめの駐車場がある。そこからは住宅街を通りながら坂祝駅を目指す。電車は30分置きぐらいの間隔。電車で蘇原駅まで移動して出発地点の伊吹の滝まで戻る。前回は約4kmのアスファルト歩きでへろへろになったが、今回はメンバーがいっぱいいるので、リッチにタクシーで戻る。
振り返って、各務ヶ原アルプスは、基本整備されていて歩きやすいが、コースがいくつか分岐していて迷いやすい場所もあるので注意が必要。低い山ながら、濃尾平野で見晴らしがよく、歩いている間も素晴らしい眺望が楽しめるのは特筆すべきポイントだ。


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みんなのコメント

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  • サンタクロースがいましたね

  • 帽子被ってなかったけどね。
    登山者に夢を届けるサンタ苦労するさんだね。

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