真名井北陵から川苔山(帰りは本仁田山〜ゴンザス尾根経由でもえぎの湯)
真名井北稜、新蔵指ノ丸、雁掛ノ峰、馬乗石、真名井沢ノ峰、曲ヶ谷南峰、曲ヶ谷北峰、川苔山、コブタカ山、本仁田山、チクマ山、ゴンザス尾根、もえぎの湯( 関東)
パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )
真名井北稜、新蔵指ノ丸、雁掛ノ峰、馬乗石、真名井沢ノ峰、曲ヶ谷南峰、曲ヶ谷北峰、川苔山、コブタカ山、本仁田山、チクマ山、ゴンザス尾根、もえぎの湯( 関東)
パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )
曇り
電車
その他:
往路:武蔵小山5:03→東急目黒線→大岡山5:08~09→〃大井町線→溝の口/武蔵溝ノ口5:24~26→南武線→立川6:01~21→青梅線→川井7:25~29→西東京バス→上日向7:38
復路:もえぎの湯14:12→吊り橋(もえぎ橋)14:14→氷川ステーション14:28~14:58→奥多摩15:00~08→青梅線→青梅15:42~46→〃快速→国分寺16:24~25→中央線特快→新宿16:46~50→山手線→目黒17:01
上日向バス停340m7:40→真名井北陵登山口(送電線鉄塔巡視路入口)7:44→新秩父線40号鉄塔550m8:06→41号610m8:16→42号710m8:29→新蔵指ノ丸1002m9:10~18→馬乗岩9:34→雁掛ノ峰1168m9:46→真名井沢ノ峰1240m(赤杭尾根コースに合流)9:58→日向沢ノ峰分岐(曲ヶ谷北峰)10:14→川苔山1363.2m10:20~33→鳩ノ巣分岐10:36→舟井戸10:43→本仁田山分岐10:57→大ダワ11:14→コブタカヤマ1120m11:28→本仁田山122.4m11:44~50→大休場尾根分岐11:52→チクマ山1040m12:12→花折戸尾根分岐12:15→マイクロウェーブ12:38→送電線鉄塔12:47→NHK電波中継施設12:53→ゴンザス尾根登山口13:12~15→もえぎの湯13:20
合計5時間40分
1月12日(土)は、奥多摩の代表的なバリエーションルートの1つである川苔山の真名井北陵を登って来ました!
帰りは棒ノ折山に回ってさわらびの湯でも行こうかと最初は考えたのですが、最近行ったばかりで気がのらないのでやめて、かわりに本仁田山からもえぎの湯に直接下れるゴンザス尾根というのを見つけたのでそれを下ってみることにしました。
道は、真名井北陵の下4分の3は送電線鉄塔巡視路なのでバリエーションルートらしからぬぐらい良いです。標高1000mを超えると巡視路を外れますが、残り300mだし、踏み跡もテープもシッカリあるので問題なく川苔山にたどり着けます。でも下山に使うのは巡視路にぶつかる前にルートミスしそうな箇所が幾つかあるのでお勧めしかねます。
下りに使ったゴンザス尾根は、奥多摩三大急登の大休場尾根にたまに休める平坦な道を入れた感じのコースで、たまに標識もあり、下にもえぎの湯があるせいか踏み跡も明瞭で、道迷いの可能性は低いですが、急斜面の絶対量は大休場尾根とさほど変わらず、平坦な部分がある分だけ距離も延びるので、温泉命の山岳会崩れのベテラン専用コースと考えた方が良いです。特に初心者は急で滑りやすい箇所にトラロープがほとんど無いので、本仁田山からの下山はコブタカヤマ経由で鳩ノ巣に出るのが無難。
という感じで、いつもの立川6時1分発の奥多摩行電車に乗ると、川井駅6時29分の清東橋行バスにちょうど間に合うので、それで上日向バス停まで行きます。気温が思っていたより高かったのでウインドシェルを脱いでスタート。
バスの進行方向に進み、真名井橋を渡って左手の林道に入ります。もう1つ小さな橋を渡った少し先に送電線巡視路の入口があるのでそこから取り付きます。
ちなみにこの入口のポールに書かれている送電線鉄塔の番号は38号と39号ですが、両方とも通りません。最初に通る鉄塔の番号は「40号」です。550m地点。取り付きから約20分。
40号鉄塔から次の41号鉄塔までは10分ぐらいで、通過するとほどなく巡視路の左側が広い伐採地になります。真名井沢の対岸にある赤杭尾根と進行方向の尾根が一望出来ます。ただ地図で確認するとここからは川苔山までは見えないみたいです。
伐採地沿いに続く、バリエーションルートとは思えないほど良く整備された巡視路をどんどん進みます。すると快適過ぎて最初のピークである惣岳山710mを巻いて42号鉄塔のところまで来てしまいました。
戻るの面倒だから無視。
ちなみにこの42号鉄塔で送電線は真名井北陵を離れるので、巡視路もここまでかと思っていたら、しつこくまだ続いていました。一旦終了していた伐採地も再び復活して、カヤトの稜線の刈り払われた道を登って行きます。
1002mの新蔵指ノ丸の登りは急坂です。前半は巡視路の樹脂製の階段を登りますが、それも途中でなくなって最後は手を使ってよじ登るようになります。巡視路はたぶんここで北側の尾根に向かって巻いて行ったんだと思います。だとすると、下って来た場合、新蔵指ノ丸山頂で方向を間違えて北側の尾根に入り込むと、別の巡視路に引き込まれる可能性があるので注意!
まあともかく、登りきったところが新蔵指ノ丸で、一応1000mを越えたし、巡視路も終わったみたいなので本日最初の休憩をとります。新蔵指ノ丸の山頂には手書きのプレートの他に怪しすぎる薬師如来の写真と女の子の写真が飾ってあって、誰か遭難でもしたんですかね~?
新蔵指ノ丸を越えると道はようやくバリエーションルートらしく踏み跡程度になります。でもテープが頻繁にあるので迷う心配はありません。倒木を避けながら進むと、アセビの多い痩せ尾根に入り、そこを過ぎると斜面の途中に馬乗岩という巨岩があって、右側巻いて登ると、次の雁掛ノ峰1168mの山頂脇に登りつきます。山頂はナイフリッジの痩せ尾根を少し右に進んだところ。ここも下りで直進してしまう可能性がありますが、危険すぎて普通の人は進めないのでまず大丈夫だと思います。
雁掛ノ峰を越えると尾根は穏やかなアップダウンを繰り返すようになり、そのまま川苔山の防火帯の末端である真名井沢ノ峰1240mに飛び出し、真名井北陵は終了します。すぐ下に赤杭尾根の登山道が上って来ているのが見えます。
そして防火帯から下りて赤杭尾根コースに合流し、さらにもう少し登ると、登りきった曲ヶ谷峰のところで日向沢ノ峰からの縦走路にぶつかり、左折してさらに百尋ノ滝からの道と鳩ノ巣駅からの道交差する十字路を横切って西進すると、ようやく川苔山山頂1363.2mに到着です。時間は10時20分で上日向バス停から休憩を含めて2時間40分かかりました。
川苔山山頂はいつも人がいっぱいなんですが、この日はまだ時間が早いせいか登山者は2人しかいませんでした。前に来た時には無かった雲取山山頂にあったのと同じような新しい石の山頂標識が追加されていて、展望はその雲取山が雲を被った形で良く見えます。富士山は残念ながら見えませんでした。
川苔山で2度目の休憩をとった後、次は本仁田山を目指します。本仁田山へはまず先程の十字路まで戻って鳩ノ巣方面に下る道に入ります。しばらく下ると舟井戸で防火帯の鋸尾根を越える道と、一旦鳩ノ巣方面に行ってから戻る巻き道に分かれます。本仁田山へは標識は鋸尾根を越えるようにと指示していますが、ここは急すぎて下りには不向きなため巻き道を進みます。
この本仁田山への巻き道も鳩ノ巣方面の道を分けると、使う人がいかにも少なそうな左側断崖絶壁の荒れた道になるので通行注意です。
巻き道が防火帯の鋸尾根に合流して、少し下った場所が大ダワです。ここから川苔山山頂を巻いて百尋ノ滝の方に行く道が昔はあったのですが、遭難多発のため最近はずっと閉鎖されています。
本仁田山へはまずここからコブタカヤマに登ります。コブタカヤマは山頂というより、鳩ノ巣に下る道が分岐する三叉路といった場所で、既製の山頂標識はなく石に手書きされたケルンがあるだけです。
コブタカヤマから軽く下り、登り返して左に大きく回り込んだところが本仁田山山頂1222.4mです。11時時44分到着。川苔山から約1時間10分かかりました。たいしたところじゃないんですが、お昼時ということもあってたくさんの登山者がいました。展望は東側と南西側が刈り払われていて、結構奥まった場所にあるわりに東京方面が良く見えます。あと天気が良ければたぶん富士山の頭の部分が見えるんじゃないかと思います。ここで3回目の休憩!
休憩後、いよいよもえぎの湯に向かって下山を開始します。本仁田山から南に下る下山路はゴンザス尾根の他に鳩ノ巣駅に向かう花折戸尾根というのもあるのですが、下りはじめてすぐの大休場尾根への分岐に花折戸尾根はは通行止になっているとのお知らせが書かれているので、下りはじめたらもえぎの湯に下るしか選択肢はなくなります。
この道の下りはじめは、斜度はそんなに凄くはないのですが、踏み跡が明瞭な程度には硬く踏み固められていて、しかし足をフラットに置けるような段差が出来る程には交通量が多くないため、もの凄く滑ります。でもこういうところに普通はつけられているトラロープは1箇所を除いて全然ありません。
そこを立ち木につかまりながらなんとか平坦なところまで降りると、左手に池の平という雨の季節には池が出現する窪地が現れ、そこからひと登りしたところがチクマ山1040mです。チクマ山の少し先が花折戸尾根とゴンザス尾根の分岐ですが、花折戸尾根が通行止なのは下りはじめに見た通り。
この分岐を過ぎると2度目の急坂が始まります。ここは最初の急坂のように滑りやすくはないですが、ルート上一番踏み跡が薄くバリエーションルートっぽい箇所で、しかもたまに岩っぽいところが出てきたりして、思った以上に時間がかかります。
でも頑張って下って行くと、突然マイクロウェーブの電波塔が現れます。この辺りから再び道が明瞭になって来ます。これを過ぎると、今度は立て続けに2本送電線鉄塔が現れます。1本目は横を通過し、2本目は下をくぐります。送電線鉄塔を過ぎると、今度はNHK電波の中継施設が出てきます。
この中継施設の本体を過ぎると、ちょっと急で荒れ気味ではあるものの普通の山仕事用の山道に入り、それをジグザグ下るとようやく下の集落に着きます。本仁田山から1時間あれば余裕だと思っていたら、1時間20分もかかりました。
下りたところで靴の中の汚れをはたいて一服した後、青梅街道に下って、トンネルの脇の裏口からもえぎの湯に向かいます。ゴンザス尾根の登山口からもえぎの湯は本当に近くてダラダラ歩いても5分で着きます。
もえぎの湯は奥多摩駅すぐ近くの奥多摩を代表する日帰り温泉施設なんですが、中が狭くてシーズン中の土日は風呂場で居場所がないぐらい混むのが欠点で、下手すると午前中から入口で整理券を配ってる日もあります。そのためせっかく来て下さっても入浴出来ない方のために、入口に有料(100円)の足湯まであります。入浴料は780円。
でも泉質は、メタほう酸・フッ素泉の源泉かけ流しで非常に良く、冬はとても良く温まります。塩素臭もほとんどありません。
このもえぎの湯に、真冬とはいえ連休なので12時半ぐらいまでには着きたかったのですが、下りが予想以上に時間がかかり13時過ぎに恐る恐る行ったのですが、東京で初雪が観測されるような天気だったせいで車やバイクや自転車の人が奥多摩を敬遠したせいか、珍しくすいていてゆっくりとくつろげました♪気象庁の皆さんありがとう!
でもそういう天気のせいで、連休だというのに奥多摩駅周辺の飲食店はみな閉まっていて、しょうがないので毎度お馴染みのバスターミナル前の氷川ステーションで、ビール飲んで蕎麦が温かい雲取セット食べて帰りました。本当は川苔山に行ったので川苔セットの方が良かったんだけれど、蕎麦が冷たいもり蕎麦なので、諦めて雲取!
奥多摩温泉 もえぎの湯
http://www.okutamas.co.jp/moegi/
西多摩郡 氷川サービスステーション|とうきょう特産食材使用店
https://tokyogrown.jp/restaurant/detail?id=571759
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
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