行程・コース
天候
曇り、山ではちらほら雪
登山口へのアクセス
電車
その他:
東武日光駅から歩いてすぐのホテルに前泊、翌朝徒歩で登山口へ向かいました。帰りも登山口から駅まで歩きました。寒い時期ですが、連休最終日とあって、東武線の特急上りは満席近く混雑していました。
この登山記録の行程
05:15 東武日光駅(ホテル前のファミマから)
06:05 行者堂
07:15 稚児ヶ墓
07:45 水場分岐
08:00 水呑
09:15 八風
09:35 黒岩(ピーク)
09:45 遙拝石
11:00 箱石金剛道標
11:50 唐沢避難小屋/12:25(昼食)
13:30 撤退地点
14:10 唐沢避難小屋
14:40 箱石金剛道標
15:20 遙拝石
16:15 白樺金剛
16:30 水場分岐
16:45 稚児ヶ墓
17:30 行者堂
18:10 東武日光駅
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
前週に雲竜渓谷を訪れ、登山口へのアクセスの良さ、登山道での携帯電波の繋がり易さ(ソフトバンクを検証)から、日光駅周辺の山々の開拓を思い立ちました。2500m級の女峰山は一筋縄では行かないと考え、安全を考慮して登山口が市街地に近い黒岩ルートのピストンとし、前泊による早出を計画しました。
・ルート/雪の状況
滝尾神社へ続く林道から行者堂への入口が分かりにくく、一度引き返しています。ルートの下の方はパウダー雪が10cmほど積もっていました。
白樺金剛を過ぎた辺りから根雪がしっかりしてきたので、アイゼンを装着。八風から遥拝石までは岩場ミックスとなるためアイゼンでは歩きにくいと感じる部分もありました。八風手前で尾根に乗ってから風が強くなり、足指の冷えが強くなりました。これ以上感覚がなくなれば即下山が頭をよぎりましたが、お湯を飲んで回復しました。保温材のない四季靴では甘かったと反省。
遥拝石から傾斜の登りが始まり、積雪も20~30cm程度と増してきて、踏み跡を外すと膝上まで踏み抜くような吹き溜まりもありました。尾根上の右側は切れ落ちているので、転倒からの滑落には注意です。
箱石金剛の道標からは、竜巻山と前女峰の中腹をトラバースします。樹林帯ですがパウダー雪が更に降り積もり、一見斜面と化していました。雪の下に隠れた踏み跡を外すと、常に膝上まで踏み抜きました。今考えればワカンを履いてもよいくらいで、このトラバースで体力を消耗しました。
唐沢避難小屋で昼食後、Wストックをピッケルに持ち替え、ワカンを装着し出発。ここからはワカンを履いても膝上まで踏み抜きました。沢状のガレ場はほぼ雪に覆われた急斜面となっており、一見してこんなところを登るのか、という印象。本日の核心部でした。雪面は固めなのでキックステップが効きますが、岩の上に薄く積雪しているところもあり、滑落に要注意でした。
ガレ場を登り切って再び樹林帯に入ったところで上に目をやると、まだまだ積雪した急傾斜が続いている様子。避難小屋からここまで、コースタイム40分のところ1時間を要しました。これから山頂往復による消耗、慎重を要するガレ場の下降、曇天で絶景は望めず、翌日は仕事もあり、間違いなく安全に下山することが最優先と、撤退を決めました。
ガレ場の下りは山側を向いて、ワカンを外し両手両足でクライムダウンしました。あとは自分の踏み跡をトレースして下るだけですが、登りの時から曇り空からは小雪が降り続き、強風でパウダー雪が舞うので、消えかけているところもありました。遥拝石~八風は岩の露出部で足を痛めないよう注意。白樺金剛でアイゼンを外して少し下ったところで、テント泊の男性とすれ違い、挨拶を交わしました。今日お会いした登山者はこのお一人のみ。東照宮まで下ると樹林帯の中は薄暗く、林道に下りたころにはすっかり暗くなっていました。
ついでなので東武日光駅まで30分少々歩きました。もう少し余裕があれば日帰り温泉に立ち寄りたいところでしたが、連休最終日ということもあり、鈍行で家路につきました。
・水分
サーモスお湯750ml程(少々あまり)
500mlペットボトル x 2本(1本消費)
350mlペットボトル x 1本(1本消費)
アミノ系ゼリー(未使用)
撤退した山行の方が思い入れが強くなるとよく言われますが、雪が消えないうちに晴天を狙ってまた登りたいと思いました。霧降高原からのルートや、冬以外の季節も楽しみです。
みんなのコメント