行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
北八ヶ岳ロープウェイ駐車場
この登山記録の行程
北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅 9:30
北横岳ヒュッテ 10:40
北横岳南峰 11:05
北横岳北峰 11:10
北横岳ヒュッテ 11:30
三ツ岳Ⅲ峰 12:05
坪庭 12:40
北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅 12:55
縞枯山荘 13:25
雨池峠 13:35
縞枯山 14:00
縞枯山展望台 14:10
縞枯山 14:30
北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅 15:00
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
人生初となる雪山登山、北横岳にロープウェイを使って歩いてきた。
持っているものを最大限に使って装備をしても何となく心許ない気分の中、ロープウェイを使って山頂駅を目指す。
ロープウェイ内はほとんどの人がスキー・スノーボード客であったが混じって1割ほどの人が登山の装備を持っていた。ピッケルやスノーシューを持っている人までいて、ホントにこの装備で登って大丈夫なのか、ほかの人から見てあの人あの装備で平気なの?と思われてる気がしてならなかった。
ロープウェイ山頂駅で6本爪アイゼンを装着し、ダブルストックでいざ登山開始!
山麓駅に山頂駅の気温は-14℃と書いて有った。スノーボードの時には気温を気にしたことがあまりなかったが、思えばこれくらいの寒さの時はいくらでも有ったし装備としても特に不足があるとは思えない。北横岳レベルならこの程度の装備で十分ってことか。
坪庭は相変わらずの絶景で何度も赤岳方面、南アルプス方面を振り返りながら歩く。途中から来た横岳方面の分岐に入り暫く樹林帯歩き。夏山の時に渡った覚えのある橋を渡り高度を上げていく。所々で樹林が切れ坪庭や縞枯山の方を振り返り、写真を撮りながら歩く。自然に笑顔が出てしまう好天。最高の雪山デビューだ。
景色を撮りながらのんびり歩く。特に息切れすることもヒートアップすることもなく、簡単に北横岳ヒュッテに到着。少し行動食を取り再び登りだす。それにしてもすごい人出だ。高尾山かよ!って言うくらいの人数がドンドン登っていく。北横岳ヒュッテも商売っ気を出せば御殿が立ちそうだ。
北横岳ヒュッテから山頂までは20分程度。新雪が降り積もった登山道はアイゼンの詰めがガッチリ刺さらず、体重を掛ける毎に10cmほどずり下がる。この辺りは12本爪だろうがスノーシューだろうが6本爪と何にも変わらない。登りにくい登山道と人の波で歩きにくいったらありゃしない。
ほどなくして北横岳南峰に到着。夏に来たときと変わらず雪があるだけ、風が強くて寒すぎる。レインウェアのフードを被るが、ビーニーのポンポンが邪魔でかぶりにくい。次回からの改善ポイントだ。写真だけとって早々に北峰に向かうがこちらも状況は同じ。写真を撮って撤退!
帰り道は登り以上にズルズルと滑りながらの下山。この辺りは12本爪の方が踵の爪がある分有利なのか?凍っていたら6本爪では歩けないかもしれない。登り以上に簡単に高度を下げていく。雪山の方が登山道の石が気にならない分歩きやすくて行動時間は短くなると感じた。あっと言う間に北横岳ヒュッテに到着。七つ池方面に降りてみるが・・・・夏の七つ池を知らないため何だかよく判らん。。。雪原が広がってはいたが。。。後でGPSの地図を見るともう少し奥に進むことができたようだ。次回は行ってみよう。
帰りの登山道に三ツ岳の分岐点があった。しばらく逡巡して行ってみることにした。トレースはしっかりと有ったが誰かのブログに踏み抜きの事が書いてあったことが頭を巡る。しっかりと足跡を辿り歩いていけば特に危険なことはない。歩いていくうちに三ツ岳Ⅲ峰の岩塊が目に入ってくる。登山者の姿も見える。雪山感が半端ない。ワクワクしながら進んでいくと幾つか注意しながら歩くべき岩を超えて三ツ岳Ⅲ峰の頂上に立てた。先を見るとⅡ峰や雨池山が見える。少しガスが出てきていたことと、夏に歩いた雨池峠から雨池山の急登が頭をよぎる。6本爪では危ないか、と判断して引き返すことにした。
その後順調に坪庭に下山しロープウェイ山頂駅でトイレに寄ってから改めて縞枯山に向かうことにした。雨池峠まではアイゼンも不要な雪原が広がる。一転雨池峠からは急登に続く急登。考えてみれば雨池山からの下りもこんなもんだったか?行けたか?と考える。
30分ほどで縞枯山の山頂に立つ。噂通りの眺望なし。時間的には14時を回っていたので決めていた折り返し点の時間だったが、思い切って展望台まで足を伸ばしてみる。展望台までは10分強だったか、茶臼山を目の前に遠く天狗岳、硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳、編笠山が見える。その向こうには南アルプスの山並みまで綺麗に見えた。本日最高の展望スポットだった。
縞枯山からの下り下山道は新雪が崩れ歩きにくかったがズルズル滑りながらの下山はアッというまで簡単だった。やはり雪道はコースタイムより大幅に短く歩ける。
ロープウェイ山頂駅まではほどなくして到着。アイゼンを脱いで15:20のロープウェイで下山した。山麓駅にはスキー客が列をなしており、ロープウェイ1回に30分待ちは必須の行列だった。
次回はスノーボードを山頂にデポして滑って降りてこよう。
初めての冬山は予想通りの楽しさだった。装備を揃える費用を考えると踏み込みにくい世界だが冬の余暇の過ごし方の一つとして、軽装でリスクのないレベルであれば楽しめると思う。
最低でも必要な装備は冬靴と12本爪アイゼン位か。あとはレインジャケットと持っているもので何とかなるかなというレベルだった。スノーボードの道具を新調する時に雪山で使えることを前提にチョイスしていくことで冬山が快適になっていくと思う。1か月に1度くらいはこれ位の山行がしたいものだ。
フォトギャラリー:5枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | サングラス | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 非常食 |
行動食 | 軽アイゼン | トレッキングポール | GPS機器 | ストーブ | 燃料 |
ライター | カップ | クッカー | カトラリー | アウターウェア | バラクラバ |
オーバーグローブ | ゴーグル |
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