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正丸峠からぐるり、奥武蔵の春雪ハイク

正丸峠、川越山、ツツジ山、飯盛山、関八州見晴台( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 往)西武線秩父線、正丸駅(7:52着)から徒歩
復)休暇村 奥武蔵にて日帰り入浴、送迎バスにて吾野駅

この登山記録の行程

正丸駅(7:52着/8:05出発)-馬頭尊(正丸峠分岐)(80:30/8:35)-正丸峠(9:12/9:17)-正丸山(9:36)-川越山(9:42)-旧正丸峠(9:56)-虚空蔵峠(10:43)-牛立久保道標(11:10)-刈場坂峠(11:20)-ツツジ山(11:30着/11:55発)-檥峠(12:23)-関八州見晴台(13:10)-高山不動尊(13:25/13:30)-山道分岐(13:52)-休暇村 奥武蔵(14:13)

コース

総距離
約16.8km
累積標高差
上り約1,339m
下り約1,434m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

正丸峠から関八州見晴台までぐるりと歩いて、今シーズン初めてのスノーハイクを楽しんできました。コースと並走する奥武蔵グリーンラインで車を殆ど見かけなかったのは狙い目通りで、雪の時期ならではの静かな奥武蔵を楽しめました。

≫山と高原地図「奥武蔵・秩父」のど真ん中、〝埼玉県〟の太文字の下に位置する高麗川の源流山稜は、地形的にみても奥武蔵のへそと言えるかもしれません。 コースの半分が奥武蔵グリーンラインと重なっているのが玉に傷ですが、降雪直後であれば通る車も無かろうと、勇んで正丸峠に向います。
降った雪の量が絶妙だったのでしょう、枝の先に春の雪を乗せた灌木がまるで満開の桜の様です。

峠から稜線に出ると、頬を刺す冷たい風に鈍った身体がきゅっと締まります。 積雪量は僅かでしたが、川越山の下りとサッキョ峠の手前の急斜面ではチェーンスパイクが活躍しました。 スパイクを履かずに坂の途中で苦労しているハイカーさんもいましたので、何事にも早目の備えが肝心ということでしょう。

稜線を外れて平らな地形が広がる牛立久保では、雪を載せた灌木が幻想的な光景を織りなしていましたが、雪でトレースが消えてしまうと道迷いの注意が必要な地形です。

コースでは正丸峠から飯盛峠まで大小7つの峠を跨ぎましたが、雪で車が少ないとはいえ、車道が横切る峠に味わいを感じることはできません。唯一昔の面影を残した旧正丸峠が〝旧〟と呼ばれてしまっているのは何とも残念な限りです。

太腿が攣りそうになるのを誤魔化しながら関八州見晴台に到着すれば、気分は既に温泉モードです。
お目当ての休暇村奥武蔵の日帰り入浴の受付時間は2時半迄ですので、景色を楽しむ間もなく見晴台を後にして山を駆け下りると、何とか制限時間に間にあって、無事に今年の初ドボーン! 
途中下車した拝島で満洲のギョーザを頂いて、降雪明けの奥武蔵山行もしっかり締まりました~!

本日の総歩数34,646歩、歩行距離24.1km、消費カロリー1,470kcal、脂肪燃焼量105g也。

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フォトギャラリー:85枚

ほぼ20年振りに降り立った正丸駅。一緒に降りたハイカーさんは7、8人でした。

駅舎の脇の階段を下りて、トンネルで線路を潜って行きます。

昨日の雪で、道も冷え冷えしています。

垣根に雪が乗って、、、まるで花が咲いたようです。

こちらは本物。花に雪が乗っています。

馬頭尊の祠のある分岐点。正丸峠へはもう少し車道を進みます。

車道が無くなり、民家脇の路地に入って行きます。

山神さんに入山のご挨拶。

浅い谷あいの道を進みます。

程なく視界が開けて、奥村茶屋が見えてきます。

桜の様に見えますが、、、雪の花です。

幸先の良い眺めに、思わずニンマリ。

正丸峠です。

御展望記念碑。昭和天皇は昭和30年に車で!、今上天皇は皇太子時代の昭和39年に美智子妃殿下と来られたそうです。

都心のビル群やスカイツリーが見えます。

奥村茶屋は健在の様です。

峠の西側に見えるのは武川岳ですね。

階段を登って先に進みます。

階段を登るとベンチや東屋があって、西側の視界が開けます。

二子山ですね。

先行者が一人いる様で、残念ながら新雪に初トレースとは行きません。

「正丸山」というのがあったのですね~。

次のピークは川越山。766.4mの三角点ピークです。

川越山の先は、丸太階段のある急斜面です。

堪らずチェーンスパイクを装着しました。

旧正丸峠。如何にも峠らしい雰囲気が漂っています。

一瞬東の展望が開け、これから向う稜線が見渡せます。

ちょっとした露岩の痩せ尾根もあります。

名前の由来が気になるサッキョ峠。この真下をR299のトンネルが通っています。

武甲山と二子山のツーショット。

いつの間にか先行者の足跡が無くなり、しばしの初トレースを楽しみます。

虚空蔵峠で一旦車道に出ます。

通る車も無かろうと思っていたら、、、真っ赤なランサーに追い越されてビックリです。

道標に従って、再び山道に入ります。

本日一番の大木に出合いました。

冬枯れ越しに、両神山も見えますね。

巻き道を出ると、突然だだ広い平地が広がっています。

先程すれ違った方のトレースに沿って進みましたが、トレースが無ければ道迷いしそうな場所です。

雪の付いた灌木のトンネルが幻想的でした。

道標を見つけて一安心。「牛立久保」の地名に納得です。

刈場坂峠の手前に数軒の民家が立っていましたが、人の気配は感じませんでした。

刈場坂峠には展望の良い駐車場があって、今日二台目の車に行き合いました。

堂平山のドームが見えます。

昭文社の地図に「横見山(二子山)」と記されたピークには、「ツツジ山(879.1m)」の山名標が立っていました。

そのツツジ山からは東の展望が開け、これから向う飯盛山の電波塔も見えます。

次は、檥(ブナ)峠に向います。

檥峠の山神の祠。

峠に残された古い道標。峠歩きガイドからの請売りで読み解いてみましょう。子の字が読み取れるので「子の権現」ですね。

こちらは、ち・ぶ一、と読み取れます。「秩父一番札所」ですね。

こちらは志こうしで、「慈光寺」だそうです。

そしてこちらは分かり易く、たか山で、「高山不動尊」ですね。

木扁に義と書いて、ブナと読ませます。

石田波郷(といってもピンときませんが)の句碑。「万緑を顧みるべし山毛欅峠」と有りますが、、、

車道が通ってしまった峠に、万緑を顧みる様な面影は残っていません。

電波塔の脇の飯盛山のピークは、展望なしです。

飯盛峠には特段の趣きはなく、単なる通過点となってしまっています。

車道と山道を交互に歩きます。

オートバイで走ったのでしょうか、、、雪道に着いたトレースがヨレヨレです!。

関八州見晴台への最後の登りです。

見晴台は多くのハイカーさんが展望を楽しんでいました。

見晴台からの眺望。良く見れば富士山が!

棒ノ折から武甲山まで。

関東平野を一望。

お風呂の受付終了時間が迫って来たので、ここからは一気に駆け下ります。

高山不動尊へのお参りもそこそこに。。。

不動尊のお堂の下は、急な石段になっています。

お堂の下の広場。大イチョウが存在感を放っています。

梅の花が咲いていました。

大イチョウの見事な気根。

国造三輪神社に下山のご挨拶。

急勾配の林道を一気に駆け下ります。

休暇村へショートカットする山道の分岐道標には「至る 三社・国道299号」と記されていました。昭文社地図では破線となっています。

小さなコルを抜けて国道側にショートカット出来ます。

コルを越えて吾野の集落に出ました。

飯能市立吾野小学校。近所には吾野地区行政センターや駐在所もありました。

R299を少し歩けば、、、

本日の最終目的地、休暇村 奥武蔵に無事到着。日帰り入浴受付〆切りの17分前でした!

帰りの送迎バス時刻をチェック。きれいな設備に露天風呂、サウナ、水風呂まであって800円は良心的です。

夏のリベンジを果たし、15:25発の送迎バスで帰路につきます。

送迎バスで吾野駅まで6~7分です。

昔は吾野宿として賑わったという街並みですが、湯上りセットを頂けるようなお店は見当たりません。

・・・ということで、飯能に途中下車して「ぎょうざの満洲」に初トライ!

ぎょうざ2枚、メンマにキムチで、美味しく締まりました~!

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 グローブ 地図 コンパス 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

みんなのコメント

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  • ガバオさん、こんにちは。

    お仕事は一段落ですか。うっぷん晴らし? 否、気分転換のハイクは、気分が高揚しますね。
    さらに、新雪の後となれば、いっそうのスタートダッシュになったのでは。(笑)
    雪も有り、久々ですと足への負担もありますが、お風呂と締めで無事終了、良かったです。

    前日は、珍しく武甲山の東から南側で多く雪が降りました。秩父市街はまったく積雪が無く、自宅から観察していると、午前中に横瀬二子山から武甲山東面が真っ白になりました。午後は、長沢背稜方面に雪雲が掛かっていました。つまり、通常ではめったに雪が降らないところに雪がたくさん降ったということで、ガバオさん強運の持ち主ですね。(^▽^)/

  • プックルファザーさん、こんばんは。

    コメントありがとうございます。
    先週末は、プックルさんが「正丸峠の南側に雪が降る~」と、どこかでコメントされていましたが、正にその通りになったようですね。秩父市街は全く積もらなかったとは驚きです!

    うっぷん晴らし!と行きたいところですが、予算業務は未だ道半ばでして、なかなかスキッとした気分で山に向かう感じではありません。。。 おまけに後半では太腿が攣りそうになったので、いささかショックを受けた次第です。

    とは言え、やはり積雪の山を歩くのは楽しいものですね。花も良いのですが、もう少し冬の名残を楽しみたい気分です。

  • ガバオさん、こんばんは~!

     関東は10日は雪だったのですね。見慣れた正丸峠、刈場坂峠も雪景色となると、また一味違った感がありますね~。チェーンスパイクまでも登場となると、雪を踏みしめる楽しさが伝わってくるようです。

     それと古い道標!私も秩父の山で見かけたことはあったのですが、なんて書いてあるんだろうとそのままスルーしていました。コメント付きで拝見すると、こういうことが書いてあったんだ~と納得です。古い道標を訪ねて歩くのも面白そうですね~。

     〆のぎょうざ2枚♪、業務の追い込みにむけ、気分転換&エネルギー補給ができたようですね。頑張ってください!

      ぼっけもん拝

  • ぼっけもんさん、こんにちは!

    先週の三連休の関東地方は、初日の土曜日が大雪、日曜日は晴れる予報でしたので、何処で雪を楽しむか悩んだ結果、鈍った身体のことを考えて高低差の少ない奥武蔵にした次第です。 やはり奥武蔵を歩くなら雪の時期が良いですね。

    昔の道標は解読不能のものが多いと思いますが、一文字でも判ると、そこから空想が広がりますね。 道標にあった慈光寺なるお寺なども、ちょっと興味が湧て来ます。

  • ガバオさん、こんにちは!

    ちょうど同じ日、長瀞アルプスを歩いたのですが雪が全くなかったのでガバオさんのレコを
    拝見して驚きました!正丸峠やグリーンライン、関八州付近は雪が積もったのですね~。
    私は今シーズンはまだスノーハイクをしていないので羨ましい限りです。貴重な奥武蔵の
    雪景色、逃してしまったのが残念ですがガバオさんのレコで堪能させていただきました。(笑)

    ところでさらに驚いたのは飯能のぎょうざの満州にいらっしゃっていたのですね!!
    実は私も相方と長瀞アルプスの後、その先にある「や台すし」で一杯やっていました。
    時間も多分30分違いで・・・。あまりのニアミスにさらに驚きました。(笑)

  • すーさん、こんにちは!

    そうなんですよね~。同じ日のお二人の宝登山の花レコを拝見して、雪が全然ないので驚いていた次第です。

    さらに昨日のお二人の関八州見晴台レコでも雪が見当たらないので、先週雪の上を歩けたのはラッキーだったな~と思っています。 今年は山の雪が少ないようですが、もう一回ぐらい降ってほしいものですね。

    ところで、地元の飯能で無許可で締めてしまいスミマセン!(笑) 
    因みに私が入店したのは16:00頃でしたが、まさかニアミスしていたとは驚きです!!
    飯能駅で締めるのは初めてでしたので良く耳にする満洲にしたのですが、や台寿司もメニュー豊富で良さそうですね。しっかりポケットに入れておきます。(笑)

  • ガバオさん、こんにちは。

    相方も驚いていますが、私も驚いてしまいました!同じ日にほんの数キロ離れただけで
    この雪景色に!昨年はツツジ山や丸山でスノーハイク楽しんだ事を思い出しました。

    さて、今回歩かれたコースの中に私の未踏破区間が含まれ、見入っていました。それは
    「新旧正丸峠間」で、もう少し暖かくなったら旧正丸から子の権現まで歩いてみるかな?
    何ておぼろげながらの計画を温めていましたので、今を知れて良かったです。

    奥武蔵・東秩父で残る未踏破区間は「白石峠ー城峰峠間」で、この区間も中途半端な
    残り方をしていますが、早めに踏破したく思います。

    当日の飯能でのニアミス、もしも私達が1本早い電車に乗っていたら、あのシェル&
    ザックの色だけに、確実に見つかっていて、結果プチオフ会になったのでしょうね。

    では、次回どこかで見かけましたら必ずやお声掛け下さいませ!満州でやりましょう(笑)

  • 西東京猛虎会さん、こんばんは。

    そうですか~、新旧正丸峠間が未踏区間なのですね。 
    レコの写真にも載せましたが、川越山の東の斜面は丸木の階段付きの急登ですので、西東京猛虎会さんならきっと満足(!?)されると思います!(笑)
    そういえば、白石峠から定峰峠に向かう出だしも、とんでもない丸木の急階段ですので、そちらも是非お試しください!

    それにしても電車一本の差でしたか!、残念なことをしました!!
    いずれどこかでばったり~、の予感がしますね。

登った山

関八州見晴台

関八州見晴台

760m

よく似たコース

関八州見晴台 埼玉県

関八州見晴台 由緒ある古刹と展望の山旅 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
4時間40分
難易度
コース定数
21
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