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高見石から白駒池、 厳冬期☆氷上の輝き☆「さっくりピストン」のはずが。。。

渋の湯(奥蓼科登山口)高見石 ( 八ヶ岳)

パーティ: 2人 (Skywalker さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴天。気温はマイナス10度の予測、風はなし。着いた時は寒く感じましたが歩き始めるとOK

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 渋の湯の駐車場着7:35AM. 日曜日とあってトイレの近くにある駐車場は満車でしたが、橋を渡って宿で1,000円支払うと、奥にある駐車場を案内してくれました。トイレに行ったり身支度をしているうちに8:00AM近くになりましたが、まだ空きはありました。

この登山記録の行程

渋ノ湯(08:00)・・・賽ノ河原地蔵(09:00)[休憩 5分]・・・高見石(09:50)[休憩 15分]・・・白駒荘(10:40)・・・白駒池北岸(11:00)[休憩 5分]・・・白駒荘(11:20)・・・高見石(11:54)[休憩 35分]・・・中山(13:57)・・・にゅう分岐(14:11)・・・中山峠(14:23)・・・黒百合平(14:32)・・・唐沢鉱泉分岐・・・八方台分岐・・・渋ノ湯(15:54)

コース

総距離
約11.4km
累積標高差
上り約879m
下り約879m
コースタイム
標準7時間1
自己6時間54
倍率0.98

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今シーズンは雪が遅かったこともあり、初のアイゼン使用だったので、日帰りで高見石から白駒池までピストンの「さっくり山行」を予定していました。好天に恵まれ帰りの高見石まではルンルン気分(死語ですか?)。ところが。。。

<渋の湯(奥蓼科登山口)〜賽の河原〜高見石〜白駒の池>
私は練習も兼ねて12本爪アイゼンを着用しましたが、連れは軽アイゼン。チェーンで登っている人もいました。晴天に恵まれ、眩しいくらいの青い空。高見石小屋の脇から左に入る高見石からは、氷尽くした白駒池がクッキリと浮かび上がっています。(高見石はゴツゴツした岩場で12爪では登りづらいけれど、アイゼンなしではもっと危ないと思います。石を登るには5〜10分ほどかかりますが、しかしそこから見える北八ヶ岳と、遠方の浅間山、草津・白根山の絶景は百聞は一見に如かず!)高見石から白駒池まではシラビソの森の中のなだらかな下り(12本爪がありがたい)です。そして森を抜けると、出てきました!白駒の池!

<白駒の池>
湖面はカチカチに凍っています!日によっては湖面がツルツルに輝く鏡のようになると聞きましたが、この日は青苔荘のそばの湖面一部がそのような状態になっていました。朝早い時期には霧氷が見れると聞きました。白駒の池(一周1.3キロほど?)をぐるりと一周まわる予定を立てていましたが、トレースがなかったので、青苔荘まで200メートルほど(?)湖上を歩きました。

<高見石小屋>
来た道をのんびりと登り返し高見石小屋で揚げパンを食します。きなこ&チーズ♡二つ入っていて450円、評判の通り、外はさっくり中はもちもちで美味でした。「ここからあとは楽勝!」と森をのんびりと登ります。晴天に恵まれ、スノーダストがキラキラとシラビソの樹皮を照らしたり、雪が溶けた樹皮に苔が慎ましやかに光を携えている様子をレンズにおさめ、時々見かける小動物の足跡に思いを馳せます。冬でも苔は静かに生息してるのね〜」などと感激しながら遠足気分で歩くこと約50分。「来た時、こんな下りがあったっけ?こんなに登るのだろうか?」「やはり足が疲れてのかな?来た時は降った覚えがないのに?」「そろそろ賽の河原についてもいいよね?」「でも一本道だから間違えるはずないよね?」そろそろ疑心暗着になってきたところで、前に眺望が見えてきました。「えっ?あれが賽の河原?さっきは前からみたから違う風景だったのかな?」

そこで私たちが見たのは「黒百合平」の看板。。。えっ、いつのまに黒百合平方面に? ここでようやく地図を取り出して確認したところ、なんと高見石から中山峠の道を入ってきたことに気づいたのです。まったく気づかないまま登ってきていたとはなんとおめでたい。ここで山を知る連れは「普通ならここで引き返すところだけど」と前置きしてから「このコースタイムならこのまま中山峠に進んで黒百合ヒュッテから渋の湯に降りた方が早いよね」とすばやく計算。「ごめんなさい」と平謝りの私をよそに、さっさと先に進んでいきました。さすが。かっこいいい。

<中山展望台〜にゅう分岐点:天狗の荘厳な両ピークが目前に迫る>
怪我の功名と申しますが、道を間違えたおかげで(?)中山展望台の絶景を見ることができました。ちょうど黒百合ヒュッテ側から登っていらしたおじさまパーティーが、中山の頂上はもう目の前でそこには眺望がないこと、中山峠の一部ちょっと左に切り立った場所はあるものの危険箇所というほどではないこと、と教えてくれました。「せっかくだから、ここで眺めを楽しんで行きなさい」と。そう言われて始めて、左手は霧ヶ峰に始まる雪渓の上に立っていることに気づきました。木々が凍てつき、エビの尻尾になっており、風の強さを思わせます。
 展望台から中山頂上を通り(本当に頂上は標識しかない場所でした)にゅう分岐点に向かいます。途中から下りが急になっていき、12本爪の私はまだしも、軽アイゼンの連れはちょっと難航?と思いきや、登山慣れしている彼女は「わざわざ12に履き替えなくても」と
ひょいひょいと降ってきました。
 先ほどのおじさまパーティーのおっしゃる通り、左側はちょっと切り立った場所にでてきました。その真っ正面になんと雪を冠した天狗の東と西二つのピークが!青空をバックに、スノーダストの輝きの中に、すくっとたつその姿の厳かしいこと。
 にゅう分岐点を過ぎてからは中山峠はもうすぐのはずですが、一部風が強いせいかトレースがなくなっている部分があり、慎重に進路を確認して進みます。(なぜか登山道の赤いリボンも見当たらない場所が一部あり)。中山峠の分岐点の看板を見た時にはありがたかったです。

<黒百合ヒュッテ〜渋の湯>
黒百合ヒュッテ(黒百合平)から渋の湯まではなだらかな下り。途中から唐沢鉱泉との分岐があります。奥蓼科登山口という表記の舌に「渋の湯」という文字がテープで貼られていました。分かりづらい思った人が貼ってくれたのかな?(確かに一瞬ひやっとしました)
中山峠の絶景や、天狗の荘厳な両ピークが目前に見ることができて「終わりよければすべて良し」でしたが、雪山で道を間違えるという失態は次回への反省点としてしっかりと胸に刻もうと思いました。トレースのある人気の山道では、注意していないと計画とは違う道に入ってしまうこともあるのだな、と。今回は難易度の低い道だったからよかったもののこれがバラエティーコースだったら大変なことになっていた、と。慣れた道こそ、注意が必要、と肝に命じました。

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装備・携行品

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健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 非常食 行動食
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