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乗鞍岳(剣ヶ峰・大日岳)【2019年2月】

乗鞍岳(剣ヶ峰・大日岳)( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (ただのハイカー さん )

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行程・コース

天候

2月23日:晴れ時々曇り、2月24日:薄曇りのち晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 新島々駅からMt.乗鞍スノーリゾートまでアルピコ交通路線バスを利用。道路上に積雪・凍結箇所はありませんでした。

この登山記録の行程

【1日目(2月23日)】
Mt.乗鞍スノーリゾート(12:10)・・・(リフト利用)・・・リフト終点・ツアーコース入口(12:40)・・・位ヶ原山荘分岐(13:37)・・・位ヶ原山荘(14:10)

【2日目(2月24日)】
位ヶ原山荘(6:25)・・・肩の小屋(7:30)・・・剣ヶ峰(8:25)・・・大日岳(9:05)[休憩 20分]・・・剣ヶ峰(10:10)・・・肩の小屋(10:45)・・・位ヶ原山荘分岐(11:30)・・・ツアーコース入口(12:05)・・・休暇村乗鞍高原(13:55)

※GPSログの記録がうまくいかなかったため、登山ルートは手入力です。

コース

総距離
約15.0km
累積標高差
上り約1,141m
下り約1,517m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

2月23日から24日にかけて、小屋泊で乗鞍岳の剣ヶ峰・大日岳を往復。
2日間とも晴天・弱風に恵まれ、北アルプスから日本海まで超絶景を堪能できました。また、位ヶ原山荘では美味しい鹿鍋をいただき、快適な一晩を過ごすことができました。
全体的に積雪量は少なめ、まとまった降雪もしばらくなかったようで、ラッセルが必要な場面やワカンの出番は2日間ともありませんでした。
以下、コース状況を中心にまとめてみます。

【1日目(2月23日)】
●ツアーコース入口から位ヶ原山荘分岐まで
・Mt.乗鞍スノーリゾートのリフトを3本乗り継ぎ、かもしかリフト終点のツアーコース入口から登山スタート。
・ツボ足+ストックで上がり切りましたが、雪が硬くキックステップがしにくいところがありました。数カ所ある急登箇所ではアイゼンを装着したほうが無難だと思います。

●位ヶ原山荘分岐から位ヶ原山荘まで
・エコーラインまで樹林帯の中をトラバース気味に進みます。ルート上にとても親切に赤布が付けられており、迷うことはありませんでした。
・位ヶ原山荘のホームページのとおり、エコーラインに出ると雪面がツルツルのアイス状態で滑る箇所がありました。また、雪面の状態が数メーター間隔で変化するため、不意にスリップしないよう注意が必要でした。
http://www.kuraigahara.jp/access1.html

【2日目(2月24日)】
●位ヶ原山荘から肩の小屋まで
・山荘のスタート時点から12本爪アイゼンとピッケルを装着しました。
・位ヶ原山荘で見たルート解説に従い、雪崩の危険がある沢状の斜面を避けて樹林の中を直登。ここはほぼノートレースでしたが、足はくるぶし程度までしか埋まりませんでした。
・雪原でも積雪は少なめのようで、ところどころハイマツや岩が露出していました。

●肩の小屋から剣ヶ峰まで
・肩の小屋から朝日岳斜面の雪面が氷化(クラスト)してツルツルになっていました。ここの登下降とコル間のトラバースが核心部で、アイゼンとピッケルの使い方に慣れていないと恐怖を感じると思いました。
・肩の小屋から上は風が強まってきますが,この日は気温が高め&風速も5~6メーター程度で、稜線上でもバラクラバを装着せずに済みました。

●剣ヶ峰から大日岳まで
・剣ヶ峰頂上直下の岩場は、ピッケルを使って後ろ向きのクライムダウンが必要な箇所もありましたが、ルートファインディングができればさほど難しくないと思います。

●下山路
・位ヶ原山荘で見たルート解説によると、剣ヶ峰東面を経由しての下山はお勧めしないとのことでした。
【3月12日追記】下山中の滑落が多発しているようです。https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=626
・肩の小屋からツアーコースに入るまでは目印が少ないので、誤って沢に入りこんだりしないよう地形とルートの確認が必要だと感じました。
・ツアーコースの終わりまでアイゼン装着のまま下りました。スキー場は雪が硬く意外に急斜度で、ツボ足+ストックだけでは厳しいと感じる場面がありました。ヒップそりがあればよかったかな?
・スキー場の途中からエコーラインに出てみると、遠回りですが静かで気持ちの良いスノートレッキングとなりました。ここも積雪は少なめで、ツボ足でもくるぶし程度までしか埋まりませんでした。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 バックパック
スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具
腕時計 登山計画書(控え) ナイフ ツエルト 健康保険証 ホイッスル
医療品 ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
GPS機器 ストーブ 燃料 カップ カトラリー アウターウェア
オーバーパンツ バラクラバ オーバーグローブ 雪山用登山靴 アイゼン ピッケル
ワカン ショベル プローブ ビーコン ゴーグル ヘルメット

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登った山

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