行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
電車
その他:
JR中央本線初狩駅下車
この登山記録の行程
JR中央本線初狩駅(08:50)・・・シイタケ栽培場(09:15)・・・天狗岩(09:40)・・・高川山(10:05/11:20)・・・富士急行線禾生駅(12:45)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
【回想】南との待合せ時刻が6時30分の予定だったが、目が覚めたのが6時17分。速攻で家を飛び出し20分遅れで集合場所の駅に到着した。平日なのですでに通勤通学ラッシュの時間帯に入りつつあって車内は混雑していたが、高尾駅からのJR中央本線は座席に人は疎らで空いていた。
今日は晴天に恵まれているものの冬型が強いせいか、朝から強風が吹き荒れている。初狩駅から早速歩きをスタートさせたが、北斜面の登りでしかも強い北風が容赦なく吹きつけものすごく冷たく感じる。天狗岩からは初狩の街を見下ろすことができ、更に登ると今度は富士山が頭を覗かせていた。積雪は山頂に近づくにつれ出てきたが、踏み固められていてガリガリに凍っていた。下ってくる人たちを見送り、ひと登りすると山頂にとび出した。
髙橋さんに勧められて登ったこの頂は、低山にもかかわらず、おっしゃるとおり360度の展望を誇る「パノラマ台」であった。ただし今日に限っては遮るものがないのが災いし、終始突風に晒されることになった。それでもこれだけの展望を楽しまないわけにはいかない。まず目に入るのは富士山、この辺りまで来ると普段見ている富士とはスケールが違い実に大きい。右に目を移すと三ッ峠山が間近に迫りこれまた大きい。その右側に本社ヶ丸と鶴ヶ鳥屋山がほぼ重なっているが近い。笹子峠の上あたりには鳳凰山を視認できる。笹子雁ヶ腹摺山、お坊山、滝子山、ハマイバ丸、大蔵高丸、黒岳、雁ヶ腹摺山、大マテイ山、奈良倉山と続き、奈良倉山の奥に鷹ノ巣山が見えている。東側には九鬼山、丹沢の大室山などの山並み、御正体山、鹿留山、杓子山と続き富士に戻る。また、眼下には岩殿山と大月市街も俯瞰できる。
少し早い昼食は強風を避けるため南面の岩陰で摂ることにした。当初の予定では往路を引き返し初狩駅に戻ることになっていたが、南が「もっと大きい富士山を観たい」とたっての希望により急遽コースを変更。富士急行線禾生駅へ向けて下山することにした。植林された登山道は南面が開けて明るい。標高差もそれほどないため1時間足らずで作業用の林道に出た。あとは道なりに下るだけと思っていたが、途中で道を間違えたのか林道は行き止まりになってしまった。近くの沢沿いを進むと桂川にぶつかった。しかし対岸は崖状でその上には学校らしき建物が建っており通過できそうにない。そもそも対岸に渡れる橋が見当たらない。仕方なく桂川の河原をしばらく進むと工事現場があり、そこの飯場を通り過ぎるとダンプカーの往来の激しい車道に出ることができた。車道をそのまま進むと「高川山登山口」の看板があり、中央自動車道のガードをくぐるとその先に駅らしき建物が見えてきた。近づくと禾生駅とわかり、ちょうど到着した下り電車に飛び乗り、もっと大きい富士山を観に行くことになった(続きは『紅葉台・三湖台』の項で)。
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