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武川岳(二子山・焼山経由/芦ヶ久保~松枝)~下山道を間違え長い車道歩きになったイブの午後

二子山883m・焼山850m・武川岳1052m( 関東)

パーティ: 2人 (イガドン さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

登山口へのアクセス

その他: 西武秩父線芦ヶ久保駅下車

この登山記録の行程

西武秩父線芦ヶ久保駅(08:00)・・・二又・・・雌岳(09:30)[休憩 15分]・・・二子山(雄岳)(09:55)[休憩 5分]・・・焼山(10:40)[休憩 20分]・・・蔦岩山・・・武川岳(12:00)[休憩 60分]・・・松枝(14:05)・・・西武秩父線芦ヶ久保駅(15:25)

コース

総距離
約15.2km
累積標高差
上り約1,236m
下り約1,236m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

【回想】クリスマスイブの山行。巷では山下達郎のあの曲がここかしこで流れている師走。暇そうな連中に声を掛けたが(皆見栄を張っているのか?)結局参加者は南のみ。待ち合わせの西武線の駅では、セーター1枚で防寒対策不足だったため寒さで震え上がることに。合流すると車内では早速年末のアルバイトの話になった。南がやっている漬物屋のバイトが年末に人手不足で困っているらしく誘われたがその場では結論を出さずにいた(結局、人が間に合い助っ人の話はなくなった)。
所沢、飯能と2度乗換え、西武秩父線芦ヶ久保駅で下車。序盤からいきなり道を間違えてしまい、作業場のおやじに正規のルートを教わり何とか軌道修正することができた。山に入ると急登が続いたため南は悲鳴を上げていた。高度を上げたところで振り返ると北面が開けてきて両神山とその奥の西上州の山々が視界に入った。鋸歯状の両神山はとりわけ大きかったが、一目見るなり南が「あれ御蔵島だ!」と叫んだ。南が以前から「行って見たい」と言い続けている伊豆七島の一つである御蔵島の姿にそっくりというのだ。御蔵島の話になると止まらない南が両神山を目にした途端、ハートに火がついてしまったようだ。「忘れていたけど御蔵島に行きたくなった!」と急に騒がしくなった。目前に武甲山が見えてきたが、そんなことはお構いなしに南の御蔵ネタは続けられた。
二子山雌岳は南面が開けて明るくポカポカしているものの、他の方角は樹林に覆われ展望は得られない。小休止し南が持参したほうじ茶で身体を温めたが、ティーバックの一部が破けておりお茶っ葉がたくさん浮いていた。
二子山雄岳はすぐのところにあり雌岳より展望はまずまずだが特別良いわけではない。むしろその先にある焼山の展望は抜群だ。とりわけここから見る石灰岩採掘で山肌を削られた武甲山の姿は印象的である。かつての山頂部の採掘は昭和50年頃から始まったと聞いているので、削られる前はもっと高かったであろう武甲山を20年前に一度見ておきたかったものである。
武川岳までの尾根道はまだまだ長くしかもアップダウンも激しくきつい道のりだった。途中から尾根道に沿うように伐採のための林道がすぐ下をかすめるようになり少し興ざめの感があった。蔦岩山は確認することができず通り過ぎ、空に雲が増え始めたころ、大持山方面からの道が合わさり武川岳山頂に到着した。
山頂は木々に覆われていたが少し風が出てきて日射しも弱く寒さを感じさせる雰囲気になってきた。明るいカヤトの原を想像していたがイメージとは異なり展望は殆ど無かった。昼食の準備にとりかかる頃には本当に寒くなってきた。「寒い!」と叫びながらの準備、今回からEPIガスのカートリッジを「寒冷地用(黄)」から更に強力な「エキスぺディション・スペシャル(銀)」に変更。あっという間にお湯が沸騰しその威力に驚くばかりである。このエキスぺディション(expedition)という意味だが、外国語学部の南はすぐに「遠征」と言ってのけた。さすがである。
昼食と記念撮影を済ませ寒い山頂を後にした。当初は前武川岳を経由し山伏峠に下山の予定だったが、直接名栗少年自然の家方面に下ることにした。しかしどこで道を間違えたのか、焼山あたりから尾根に沿って延びていた林道に出てしまい、そのまま下ると県道53号線(青梅秩父線)に出て下山。はじめはどこに下りてきたのか全くわからなかったがバス停を見て松枝と判明。これでバスに乗れると喜んだのも束の間、芦ヶ久保駅までのバス便は1日2往復、しかも次のバスは16時45分(現在時刻14時3分)で2時間半以上も待つことになり落胆。地図で現在地を確認すると芦ヶ久保駅までの距離がわかり愕然とする。横瀬川沿いの長い車道歩きは途中トンネルを抜けるなどして約1時間半で芦ヶ久保駅に到着。下りながら「着いたら茶屋で団子を!」と口ずさんでいたが、駅前の売店でビールとつまみを購入。そして熱いお茶を飲みながら下山後のひとときを駅構内の待合室で過ごした。

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装備・携行品

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登った山

武川岳

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1,052m

二子山

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最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
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難易度
★★
コース定数
25
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