行程・コース
天候
曇りのち一時晴れのち小雨のち曇り
登山口へのアクセス
電車
その他:
行き帰りとも飯能駅発の湯ノ沢行きバスを利用、降車・乗車バス停ともに「さわらびの湯」
この登山記録の行程
0833さわらびの湯バス停を出発
※トレイルランニングの大会と重なってしまったため、彼等のスタート(0830)まで待機
0848白谷沢登山口、0940権次入峠、0949棒ノ嶺を立ち止まらずに通過。
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【以下、棒ノ嶺以降を詳細記述します】
棒ノ峰から指導標にしたがって「長尾丸山・日向沢ノ峰」への縦走路に入り、やがて右に落合に降りる道を分ける。幅のあるゆったりした尾根、登降もごくわずか。
●1022長尾丸山 958m(休憩20分)
長尾丸山手前の「肩」にある部分への登りが少し我慢が必要だった。そこからはあっという間に長尾丸山山頂へ。南斜面は植林で展望なし、北斜面は自然林が残っており落葉のため樹間をとおして展望がきく。
長尾丸山からは急な滑りやすい下り、トラロープあり。幅広の尾根・木の根っこの多い急坂・両側が切れ落ちた短い岩尾根などを繰り返しながら進んでゆく。
●1136送電線50号鉄塔下(休憩10分)
鉄塔を過ぎてすぐに右に「落合・有馬ダム」の分岐あり。ただし観察した限りでは不明瞭。長尾丸山あたりまでは日陰にわずかに残る程度だった残雪の量が増えつつある。融雪のぬかるみが多くなり、行動に若干の影響が出始める。凍結はなし。
日向沢ノ峰への急登では残雪がいっきに多くなり、軽アイゼンをもってこなかったので足場を探したり両手を使って四つんばいになりながら登る。
●1203日向沢ノ峰 1356m(休憩20分、道迷いタイムロス25分)
ここまでトレースは明瞭。というか、今回歩いた名栗湖周回縦走コースはトレイルランニングの大会コースでもある。練習で走るランナーも多いのだろう、少しでも尾根が太くなれば複数の踏み跡がついている。
山頂付近はカヤトっぽい尾根になっている。南斜面は植林で展望なし、北斜面は自然林が残っており落葉のため展望が良い。晴れてきたこともあってじつに気分の良い山頂だが、棒ノ嶺を出てからここまで一人の登山者にも出会わない。
山頂を後にし、魅力的なカヤトの尾根に惹かれてフラフラと進み始めたが方角が違うことに気づく。奥多摩方面への下り道のようである。25分のタイムロスだが、いつかあの道も歩いてみたい。
■日向沢ノ峰から有間山方面へは少し混乱しやすいと思ったので詳述します。
まず、山頂から棒ノ嶺方面へ少し戻る。指導標の「蕎麦粒山・一杯水」方面へ向かう。すぐに「オハヤシの頭」に達し、大きな道標とは別の小さな指導表に「有間山」とあるから、そちらへ向かう。※写真参照
●1238オハヤシの頭
●1253送電線51号鉄塔下(休憩10分)
眺めが良い。
●1311仁田山
このあたりで遠く名栗湖を遠望し「あそこまで戻るのか」と悄然とする。
●1322有間峠
舗装された立派な林道に出るが、そこが有間峠。林道はちょうどヘアピンカーブ状になっているが、右をとる。ひと一人通る隙間のないゲートをまたぎこして、すぐ左に縦走路への取り付きがある。
日向沢ノ峰からこのあたりまで、残雪と融雪後のぬかるみでまったくペースがあがらない。計画では14時過ぎには下山して温泉につかりロング缶で一杯やっていたのに、と切なくなる。
●1345有間山 1213m(休憩15分)
地図上は有間山だが、現地山頂標識は「タタラの頭」。
小雨が降りだす。雲を観察して本降りにはまだ間があると判断し、雨具はつけずに前進する。
●1418橋小屋の頭 1163m(休憩10分)
蕨山への分岐点。現地標識ではここが「有間山」になっている。地図との齟齬があるのはややこしい。最後の行動食を摂り、一服して靴ヒモをしめなおし、下りを開始する。小雨。
●1450蕨山 1044m(休憩10分)
結局、蕨山からかなり下るまで残雪とぬかるみに苦しめられた。標高1000m以上は雪が降ったということか。
●1511藤棚山
このあたりから幅の広い尾根、急な登り下りもなくなり完全なハイキングコース。つま先着地で脚をまわして駆け下りたいところだったが、もはや脚が壊れており淡々と歩くだけ。
●1547中登坂
●1557金比羅山
金比羅をすぎ、金比羅神社跡からは再び登山道らしい下り道になる。もうひとがんばり。
●1627さわらびの湯バス停
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歩行時間グロス=7時間54分、ネット5時間54分
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出会った登山者は51号送電線鉄塔を過ぎてからすれちがった一人のみ。奥多摩方面へ向かうと言っていた。
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新調したサレワのスピード・ビートはいきなり長時間の実戦につきあわされて気の毒だったが、履いているのを感じないすばらしいシューズ。
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小雨は本降りにならず、下山時にはあがっていた。晴れ男なので。
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
長尾丸山から日向沢ノ峰にいたる変化にとんだ自然の残る風景、日向沢ノ峰付近のカヤトの尾根などすばらしいコースなのに登山者にまったく出会わず、トレイルランニングのコースになりかけている縦走路。
フォトギャラリー:12枚
装備・携行品
【その他】 足元=サレワのスピード・ビート、下=タイツとユニクロの短パン、上=マウンテンハードウエアの長袖、モンベルのヘルメット。ロウアルパインの22Lザックにキャメルバックの2Lハイドレーション(0.5L残)、雨具、コンビニおにぎり3個、パワーバー2本、スマホ。 |
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