行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
牧ノ戸峠(07:35)・・・沓掛山(08:20)[休憩 5分]・・・扇ヶ鼻分岐(09:25)・・・扇ヶ鼻(09:42)[休憩 5分]・・・扇ヶ鼻分岐(10:03)・・・星生山(11:02)[休憩 15分]・・・久住分かれ(12:20)[休憩 35分]・・・諏峨守越下(13:50)[休憩 15分]・・・北千里浜(14:20)・・・法華院温泉(14:45)
【2日目】
法華院温泉(08:05)・・・北千里浜(08:40)・・・諏峨守越下(09:05)[休憩 10分]・・・久住分かれ(10:15)[休憩 15分]・・・久住山(11:11)[休憩 60分]・・・天狗ヶ城(12:54)・・・中岳(13:10)[休憩 20分]・・・天狗ヶ城(13:45)・・・久住分かれ(14:10)[休憩 15分]・・・扇ヶ鼻分岐(15:07)[休憩 5分]・・・沓掛山(16:02)[休憩 15分]・・・牧ノ戸峠(16:35)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
10連休を利用して、くじゅう連山に登ってきました。初の九州百名山。半年前から計画し大変楽しみにしていましたが、2日間とも雨と濃霧。頂からの眺望はまるっきりダメでしたが、変化のある登山道や法華院温泉を堪能し、天候のおかげで、逆に思い出に残る山行となりました。
4月28日
天気予報は29日・30日ずっと雨。しかし、宿を予約している以上、行くしかありません。
居住地から宿泊地の日田市へ向かいます。
日田市到着後、すでに小雨が降り始めました。
4月29日
宿から牧ノ戸峠へ向かいます。雨は細かい霧雨程度。なんとか登山はできそうです。
午前7時過ぎ、牧ノ戸峠到着。天気のせいか駐車場はガラガラ。2パーティーが準備を始めています。
まずは沓掛山を経由して、扇ヶ鼻分岐を目指します。沓掛山付近では、満開のアセビが出迎えてくれました。先行者が少ないためか、足元はぬかるんでおらず、雨のわりには悪くありません。ただ、岩場は注意が必要です。
時間的にも余裕があるため、扇ヶ鼻へも寄ってみましたが、ガスのため眺望はまるっきりダメでした。天気が良ければ阿蘇の雄大な姿が見えたのでしょうが、しかたありません。扇ヶ鼻分岐まで戻ります。今回はまっすぐ久住分かれに向かわず、星生山経由で向かいます。
星生山への登りは、けっこうな急登ですが、距離が短いため助かります。稜線に上がったところで強風とガスに見舞われました。体を持って行かれそうになるくらいの強風が、稜線に沿って左右から吹き上がってきます。登頂後、さらにガスが濃くなり、久住分かれへの下山ルートがはっきりしません。急な岩場が続く中、黄色いペンキのマーキングがなかなか見あたりません。何度かスマホのGPSに助けられてなんとか無事下山。
久住分かれの避難小屋で昼食をとり、宿泊地の法華院温泉山荘へ向かいます。途中、諏峨守越下付近では、火山特有の荒涼とした景色をガスの切れ間に見ることができました。時折、硫黄の臭いも・・・。
強風と雨のおかげで冷えた体のせいか、諏峨守越下から法華院温泉山荘までの道のりが、随分と長く感じられました。やっと坊がつるの湿原が目に飛び込んできました。しかし、法華院温泉山荘までの急な下りがまだ残っています。気を抜くのはまだまだ、疲れた時ほど、より慎重にです。
法華院温泉山荘の個室は6畳もあり、快適です。他の個室のある山小屋が、3畳程度で、追加料金が高額なことを考えると、大変良心的。また、冷えた体に温泉は最高です。水洗トイレの数も多く、トイレ待ちもありませんでした。しかし、夕方から本降りの雨。明日は「平成」最後の日だというのに、ご来光どころではなさそうです。
4月30日
昨夜ほどではありませんが、雨は降り続いています。当初は、鉾立峠から白口岳経由でくじゅう連山へのアプローチを考えていたのですが、天候と足元の状況を考慮し、来た時と同じ諏峨守越下から久住分かれへ向かうことにしました。天候によっては、久住山だけアプローチして、そのまま牧ノ戸へ下山もありかなといったルート変更です。
雨は変わらずですが、昨日通ったルートだけあって、気持ち的には安心して歩けます。ただ、濃霧も昨日と同じ。眺望はまるっきりダメです。
久住分かれで休憩し、濃霧の中、久住山へ向かいます。雨はかなり弱くなりました。濃霧ですが、ここのルートの黄色マーキングはたくさんあるため、ルートを見失うことはありません。無事、九州地方初の百名山・久住山登頂。
久住山山頂で昼食をとれるくらい、雨は上がりました。この天候なら、天狗ヶ城・中岳へのアプローチも可能と考え、再度ルート変更。天狗ヶ城へ向かいます。
天狗ヶ城・中岳とも濃霧で眺望はありませんが、登山コースとしては楽しいルートです。あっちに久住山、こっちに三俣山が見えるんだろうなあ。真っ白の景色を見ながら、想像するしかありません。
天狗ヶ城・中岳登頂後、今回の山行3度目の久住分かれ避難小屋へ。また、雨が強くなってきました。あとは、牧ノ戸へ戻るだけです。牧ノ戸へのルートは、さすがに降り続いた雨のため、来た時よりはかなり泥濘ができていました。
牧ノ戸峠の駐車場には、トイレやレストハウスの軒があり、雨の日には大変助かります。濡れた雨具をざっと片づけたり、着替えたりできます。
5月1日(後日談)
今回の九州遠征、山行は1泊2日ですが、せっかく九州に来たのだからと、もう2泊します。5月1日には阿蘇山周辺を、5月2日には博多周辺を観光して帰ります。
阿蘇山は先日の噴火の影響で、火口には近づけませんでしたが(ロープウエイも止まっています)草千里や大観峰を見てきました。この日、阿蘇山周辺も濃霧に包まれていましたが、午後になり少しずつ眺望を楽しむことができました。
そして、博多へ向かう途中、あえて牧ノ戸を通過するルートを選びました。
選択大正解。3日目にしてやっと初めてくじゅうの山々全体を見渡すことができました。特に、長者原からの眺めは最高でした。これで、すっきりくじゅうをあとにすることができます。
今回の遠征で学んだ「くじゅう」豆知識。大分県には、久住町と九重町(ここのえちょう)があり、牧ノ戸峠があるのは九重町。九重町は夢の大吊橋でも有名。久住山山頂があるのは久住町。
フォトギャラリー:40枚
牧ノ戸峠駐車場
沓掛山
沓掛山からの眺望(満開のアセビ)
沓掛山を振り返る
扇ヶ鼻分岐
星生山下の湿原
星生山への急登
山頂への稜線(強風)
星生山山頂
久住分かれへ下山
避難小屋がやっと見えた
久住分かれ避難小屋
諏峨守越下へ
諏峨守越下へ
三俣山
諏峨守越下分岐
温泉がやっと見えた
法華院温泉山荘
2日目スタート
諏峨守越下へ
諏峨守越下分岐
久住分かれ
久住山へ
山頂が見えた
久住山山頂
中岳への分岐
天狗ヶ城への分岐
天狗ヶ城山頂
中岳へ
中岳山頂
天狗ヶ城へ戻る
牧ノ戸へ戻る途中のアセビ
牧ノ戸へ戻る途中
駐車場近くの登山道
リョウブの新芽がかわいい
後日談1(阿蘇山)
後日談2(大観峰)
後日談3(やっと見えたくじゅう)
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | 医療品 |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |
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