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常念山脈縦走(燕岳・大天井岳・常念岳・蝶ヶ岳)【2019年5月】

燕岳・大天井岳・常念岳・蝶ヶ岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (ただのハイカー さん )

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行程・コース

天候

1日目:晴れのち曇り・強風 2日目:晴れのち曇り・弱風 3日目:晴れ・弱風

利用した登山口

中房・燕岳登山口   上高地バスターミナル  

登山口へのアクセス

バス
その他: JR穂高駅から中房温泉行き乗合バス。テント場で前泊。
道路に積雪・凍結箇所はありませんでした。

この登山記録の行程

【1日目】
中房・燕岳登山口(05:15)・・・第2ベンチ(06:08)・・・合戦小屋(07:50)[休憩 10分]・・・燕山荘(08:55)[休憩 10分]・・・燕岳(09:50)・・・燕山荘(10:30)[休憩 15分]・・・大下りの頭・・・切通岩[休憩 10分]・・・大天井岳(15:17)[休憩 5分]・・・大天荘テント場(15:30)

【2日目】
大天荘テント場(07:00)・・・常念小屋(09:30)[休憩 15分]・・・常念岳(11:00)[休憩 5分]・・・蝶槍・・・蝶ヶ岳テント場(15:40)

【3日目】
蝶ヶ岳テント場(07:00)・・・長塀尾根・・・徳沢(09:20)[休憩 10分]・・・河童橋(10:55)・・・上高地バスターミナル(11:00)

コース

総距離
約33.1km
累積標高差
上り約3,337m
下り約3,284m
コースタイム
標準21時間5
自己21時間35
倍率1.02

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

5月3日から5日にかけて、中房温泉から燕岳→大天井岳→常念岳→蝶ヶ岳を経て上高地まで縦走。
3日間とも晴天に恵まれ、北アルプスの絶景を楽しむことができましたが、今シーズンのテント泊縦走1発目ということで体力的にはなかなかしんどいものがありました。
ルート上の北側斜面を中心に残雪・凍結箇所がありましたが、特別危険と思われる場所は少なく、全体的にはアイゼンを外して歩く時間が半分以上を占めました。
付近の山小屋が開いている燕岳、常念岳、蝶ヶ岳は、多くの登山者で賑わっていました。
以下、コース状況を中心にまとめてみます。

【1日目(5月3日)】
●中房温泉から燕山荘・燕岳まで
・登山道の第2ベンチ付近から残雪量が多くなり、第3ベンチ付近でアイゼンを装着しました。燕山荘までアイゼン装着のまま上がりました。
・燕山荘から燕岳までの登山道はほとんど土が露出しており、ツボ足だけで往復できました。ただし、雪が付いた斜面の上り下りもあるので要注意です。

●燕山荘から大天井岳まで
・燕山荘から大下りの頭までの登山道上は残雪がない区間のほうが多く、アイゼンを外したまま快適に歩くことができました。
・大下りの頭を下った後の登り返しで積雪の急斜面(為右衛門吊岩)を登る箇所があり、この日一番の核心部と感じました。
・大天井岳の直下から冬道を経由して頂上へ直接登りました。北側斜面にもかかわらず残雪はほとんどありませんでしたが、念のためアイゼンを装着しました。
・大天荘のテン場でテントを張りました。周辺は残雪が多く、雪を融かして水をつくることが楽にできました。

【2日目(5月4日)】
●大天井岳から常念岳まで
・常念小屋まではツボ足+ストックで歩きましたが、東天井岳付近の下りトラバース箇所と、横通岳から常念小屋への下り斜面には残雪が多く、歩行に注意が必要でした。
・常念小屋から常念岳への上り斜面はさほど残雪がありませんでしたが、頂上への最後の急斜面には残雪が多くアイゼンを装着しました。

●常念岳から蝶ヶ岳まで
・常念岳頂上から蝶槍方面への下りは南斜面のせいか、全くと言っていいほど雪がなく、すぐにアイゼンを外しました。ただし、雪が付いたほぼ垂直の下り(数メートル)が1カ所だけありました。
・大きな岩塊が連なる箇所を通過してしばらくすると、残雪がある平原(最低鞍部)で再びアイゼン装着。ここから蝶槍の取りつきまでは、残雪がある樹林帯のアップダウンが続きます。ここがなかなか長く苦労しました。蝶槍の中腹付近で残雪が消え、蝶ヶ岳のテン場までは雪がありませんでした。
・蝶ヶ岳頂上のテン場で2泊目。土曜日ということもあって、蝶ヶ岳ヒュッテもテン場もこの時期としては結構な混雑ぶりでした。

【3日目(5月5日)】
●蝶ヶ岳から徳沢・上高地まで
・蝶ヶ岳の頂上から長塀尾根の樹林帯に入ると、すぐに残雪が出てきます。ずっとアイゼン装着のまま下りました。徳沢の1キロ手前付近でほぼ雪が消え、アイゼンを外しました。
・徳沢から上高地まではハイキングでしたが、ところどころ山側からの落石箇所がありましたので要注意です。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス
腕時計 ナイフ ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
テント シュラフ シュラフカバー テントマット スリーピングマット ストーブ
燃料 ライター カップ クッカー カトラリー バラクラバ
オーバーグローブ 雪山用登山靴 アイゼン ピッケル ショベル ロープ
安全環付きカラビナ スリング

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登った山

燕岳

燕岳

2,763m

大天井岳

大天井岳

2,922m

東天井岳

東天井岳

2,814m

常念岳

常念岳

2,857m

蝶ヶ岳

蝶ヶ岳

2,677m

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