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丹沢主稜(塔ノ岳〜檜洞丸)ワンデイハイク

塔ノ岳 ~檜洞丸(大倉バス停~西丹沢ビジターセンターバス停)( 関東)

パーティ: 1人 (加藤キーチ(モンターニャ) さん )

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行程・コース

天候

終日予報どおり曇天、ガスあり。

利用した登山口

大倉   西丹沢自然教室  

登山口へのアクセス

バス
その他: 行き
新宿05:00(小田急各駅停車)~06:17伊勢原06:19~06:33渋沢06:40ごろ(神奈川中央交通バス)~06:50ごろ大倉着
※カナチュー(神奈川中央交通)が始発より早い臨時便を出してくれたため、予定より早く大倉着。
帰り
15:40西丹沢ビジターセンター~16:43ごろ小田急新松田駅16:47(小田急快速急行)~18:09新宿駅

この登山記録の行程

大倉(07:08)・・・観音茶屋(07:27)・・・雑事場ノ平・・・駒止茶屋(08:00)・・・小草平(08:12)・・・茅場平・・・花立山荘(08:42)・・・金冷シ(08:52)・・・塔ノ岳(09:03)[休憩 17分]・・・丹沢山(10:01)・・・棚沢ノ頭(10:35)[休憩 3分]・・・蛭ヶ岳(11:06)[休憩 27分]・・・臼ヶ岳(12:19)[休憩 3分]・・・金山谷乗越・・・檜洞丸(13:27)[休憩 15分]・・・石棚山稜分岐(13:49)・・・展望園地・・・ゴーラ沢出合(14:34)[休憩 2分]・・・西丹沢自然教室(15:04)

コース

総距離
約20.9km
累積標高差
上り約2,755m
下り約2,502m
コースタイム
標準13時間20
自己6時間49
倍率0.51

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

■丹沢は人が多すぎるから苦手で、大倉尾根では様々なハイカーに驚かされる。それは旅先で車を運転するのに似ていて、ウインカーを出さずに曲がってゆく車に唖然とし、前を走る車のウインドーからゴミが投げ捨てられあわててハンドルを切るのとおんなじだ。伸ばしたストックを横に持って振りながら歩く先行者に、「ストック、横に持ったら危ないですよ!」と声をかけて周囲を凍りつかせ、団子状態を抜け出して本日の山行開始。20年以上前、同じコースを(たしか)同じような時間にスタートして、14時40分の西丹沢自然教室(現・西丹沢ビジターセンター)のバスに間に合った記憶がよみがえる。
■塔ノ岳まではペースを抑えるつもりが抑えられず、2時間弱で到達。頂上ではすでにボロボロで、写真を撮りSNSに書き込みしながらトレイルミックスを口にし一服する。同じ道を下る誘惑に後ろ髪を引かれながら丹沢山への縦走路に踏み出す。まだまだ先は長い。
■丹沢山までは平坦だと記憶していたが、地形図のとおりふたつの小ピークがあり上り下りで消耗する。木道と階段ばかりのトレッキングルートは自分の歩幅で歩くことができず、したがって全然体が柔らかくならず、バランスがおぼつかない。なにか山行前のイメージと違う。丹沢山山頂はそのまま通過する。
■丹沢山からは急降下でせっかく稼いだ標高を失ってゆく。ロープや鎖はお守り代わりだから横に置いたまま前を向きながら下れるが、ザレているのでピッチが上げづらい。階段の下りで疲弊し上りで筋肉がこたえる。
【ただし、丹沢山~鬼ヶ岩~蛭ヶ岳は、急斜面の登降ながら目を見張るような風景が続く。北側斜面から上がってきたガスが、光景をよりドラマチックにしてくれていた】
■蛭ヶ岳は、山荘を通りすぎたテーブルのある広場で大休憩。3人の若者男子グループ、若者男女2人、ソロ1人。テーブルはあってもベンチがないので(贅沢はいいません。ありがとうございます)、みなテーブルの上に腰掛けたり足を伸ばしたりして昼ごはんを摂っている。ツリそうな予感があるので入念にストレッチをし、食事を摂り、一服する。
■蛭ヶ岳から先、様子がちょっと変わり、やや荒れだす。この日は全行程ユニクロの半袖で通したが、行動停止時に汗が冷えてやや肌寒さを感じる以外は、弱い風のある曇天にもかかわらずぴったりだった。しかしこのセクションではイバラのある植物がトレイル上に枝を伸ばし、おかげで散々引っかき傷をつくった。着古した長袖の着用を強くお勧めする。臼ヶ岳から金山谷乗越までの崩壊地の連続は、山にも「寿命」があることを教えてくれる。ハシゴを架け桟道を渡すご苦労はどれほどのものだろう。
■檜洞丸は丸い山頂がニセピークを作り出し、三度くらい「まだ先か。。。」のショックを味わった。金山谷乗越からは300mの登りがある。淡々と登りたいところだった。ピークの手前、青ヶ岳山荘でコーヒーでもいただこうと立ち寄ったところ(ここまでおにぎりとトレイルミックスとハイドレーションのアクエリアスのみ)、山ガールグループの女子と話しこんでしまい、15分の休憩。山荘のご婦人が話す(西丹沢ビジターセンター)バス発車時刻は現地情報やネット情報とは異なるので要注意。
■檜洞丸からの下りは全体的にザレており、足さばきに注意を要する。ゴーラ沢の渡渉は、尾根から降りてきて河原に出た地点からはるか左下方に赤テープがあるのでじっくり観察したほうが良い。夕闇時や人が少ない季節などは、地味ながら難所になると思う。
■檜洞丸から1時間20分で15時04分に下山目標地点のバス停着。14時40分発には到底間に合わなかった。残念ながら缶ビールを見つけられなかったので、コーラでガマン。

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装備・携行品

【その他】 サレワのトレランシューズ。テスラのタイツ、モンベルのショートパンツ。行動中は全行程ユニクロの半袖、軍手。モンベルのヘルメット(蛭ヶ岳以降着用)。ザックはロウアルパインの22リッターに、雨具・ロールペーパー・バッテリー充電器・ヘッドランプ・カロリーメイト2本おにぎり2個・トレイルミックス・ココヘリ発信機。キャメルバックのハイドレーションに薄めのアクエリアス2リッター(残量500cc)・冷却スプレー(使用せず)など。スタート時重量6.5kg。

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登った山

蛭ヶ岳

蛭ヶ岳

1,673m

丹沢山

丹沢山

1,567m

檜洞丸

檜洞丸

1,601m

塔ノ岳

塔ノ岳

1,491m

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