行程・コース
天候
曇り後晴れ!
登山口へのアクセス
電車
その他:
[往路]福岡市内~豊後森
①7:45発 博多 ゆふ1号(別府行) - 9:33着 豊後森
<<九重町コミュニティバス>>(※時刻表:平日!)
②9:38発 豊後森駅 - 10:28着 飯田交流センター
③10:34発 飯田交流センター - 10:41着 九重登山口みやま
[復路]長者原~福岡市内
①長者原 → 豊後中村(KCタクシー大分 0973-76-2121)
②19:40発 豊後中村 ゆふ6号 - 21:33着 博多
この登山記録の行程
九重登山口バス停10:47 - 11:40指山自然観察路分岐 - 12:07雨ヶ池越 - 12:31大船林道終点 - 14:20平治岳14:21 - 15:47大船林道終点15:48 - 16:26雨ヶ池越 - 16:50指山自然観察路分岐16:51 - 17:29長者原
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今年はやや遅れ気味といった便りがあった九重のミヤマキリシマでしたが、ミヤマキリシマの名所、平治(ひいじ)岳でもようやく見頃をむかえそうということで、会社から休みをもらいに出かけてきました。
平治岳は、昨年12月に坊がつるにテン泊をして登頂して以来、2度目になります。今回は業務の都合でどうしても日帰りをしなければならず、九重コミバスのバス停がある長者原「九重登山口」からピストンで平治岳を目指します。
九重登山口から平治岳へはいくつかのルートがありますが、公共交通機関派にとってのネックはバス。例えば、雨ヶ池越から坊がつる、大戸越を経由して平治岳に至るテッパンルート(?)でも、片道だけで7km超え、CTは3時間20分(山と高原地図)にもなります。福岡から電車とバスを乗り継いだ場合には、最速で九重登山口到着が10時41分、平日とはいっても、ミヤマキリシマのこのシーズンは登山道での渋滞発生も懸念されることもあり、九重コミバスの最終16時40分には厳しそう・・。
ということで、あれこれ調べていると、
①:雨ヶ池越から吉部登山口からの登山道に直接下れるバリルートがある
②:大船林道から平治岳西側尾根に取り付き、直登されている方がいる
といった情報があり、これなら渋滞も心配ないだろう&尾根を直登するので時短も期待できそうということで、雨ヶ池越から①と②の組み合わせたルートをチョイスしました。
実際に歩いて見て
①:踏跡は明瞭&所々に赤テープもあり迷わず歩くことができました。
②:赤テープがあるという情報もあったのですが結局みつけきらず、ここかなと思う個所から取り付きました。最初は傾斜もゆるく下草も少なく比較的歩きやすい斜面でしたが、標高が上がるにつれ斜度がきつくなり、前日の雨で柔らかくなった(?)表土にズルズルッと、雪渓をアイゼンなしで行ってるような感じです。さらに、山頂近くでは行く手を藪に遮られ、直登なのである程度ハードなのは覚悟してましたが、真夏のような暑さも加わり、諦めて何度引き返そうかと思ったことか。
折れそうになる気持ちを「ここまできたんだから」となんとか鼓舞してようやく辿り着いた平治岳、藪から飛び出して見上げた先には、ミヤマキリシマのピンクに彩られた山斜面が山頂まで広がっていました。さすがにミヤマキリシマの名所といわれるだけのことはありますね~、やっぱり来てよかったなぁ~!
復路も往路と同じルートとりましたが、尾根の下りで別の支尾根に紛れ込んでしまったようで時間ロス。このため、九重コミバスの最終に間に合わずタクることになってしまったのは想定外でしたが。
[参考情報]
◎九重コミュニティバス
https://www.town.kokonoe.oita.jp/docs/2018091900022/
フォトギャラリー:55枚
おはようございます。ここは豊後森駅前の九重コミバスのバス停です。いつもは豊後中村駅から乗るのですが、平日は特急「ゆふ1号」と接続の良いバスがあり、今日はそれを利用します。でも、豊後森駅前からの利用は初めてなのでちょっとドキドキ。
無事に豊後森駅で乗車できたのですが、平日は九重登山口に向かう直行バスは1本しかなく、飯田交流センターで「飯田高原線」のバスに乗り継ぎます。
飯田交流センターバス停。最初に乗ったバスの運転手さんからもらった乗継チケットがあれば、乗継バスでは料金を支払う必要がありません。ありがたや~。
博多駅から約3時間、ようやく今日のスタート地点である九重登山口につきました。やっぱり、九重は遠いですね。
出発準備を終えスタートです。
雲がきれてきました!
あれ・・、これって「すがもり越」に向かう舗道とちがいます?
帰りのバスの時間があるのに、初っ端から間違うなんて・・。途中の遊歩道から雨ヶ池越ルートを目指します。
ようやく雨ヶ池越ルートに入りました。
まばゆいばかりの新緑が続きます。
雨ヶ池越。梅雨時、雨が降り続くと水が溜まることから「雨ヶ池」と呼ばれていますが、まだ、水は溜まっていません。
奥に見えるのは平治岳と大船山。うっすらとですが、山の斜面がピンクに色付いています。これは期待が持てそう~♪
雨ヶ池越からはバリルート。平治岳と大船山を目指して真っすぐ進んでいくような感じです。平治岳の山頂がピンクに染まっています~!
道標がないので、赤テープを見つけるとホッとしますね。
吉部登山口からの登山道にでました。
登山道を坊がつるの方向に進むと大船林道に合流。ここを吉部登山口の方向(坊がつると逆)に進みます。
大船林道
GPSをたよりに平治岳西尾根に取り付きます。
最初は歩きやすかったのですが・・
標高があがるにつれて、徐々に木々が行く手を阻むようになり、最後は両手を使っての藪漕ぎです。加えて、雨で柔らかくなった表土に足をとられズルズルッといった感じで、藪を掴んでぐいぐい体を持ち上げるといった急登が続きます。
藪をかき分け、かき分けようやく飛び出したところは、ピンクのミヤマキリシマの赤絨毯がお出迎え(奥に見える岩場が山頂です)。
三俣山をバックに、振り返っての一枚。右奥の女性が座っている岩場のあたりから這い出してきました(笑)。
平治岳ゲットです~!
暑さと400mの尾根直登でヘロヘロですが、この絶景に疲れも吹っ飛びます。
三俣山も入れてみました(笑)!
大船山
山頂を振り返って
この辺りは満開といった感じですね。雨ヶ池越で見えていたピンクの山斜面はこれだったのかなぁ~。
平治岳のミヤマキリシマ、なかなかのものでした。苦労して来たかいがありました。これより再び尾根下りです。
登ってきた尾根を下ったつもりだったのですが、いつのまにか違う尾根に進んでしまったようで思わぬ時間ロス。「尾根は下りが難しい」といいますが、その通りですね。
再びの大船林道。
雨ヶ池越
長者原が見えてきました。
右手に広がるのはタデ湿原。
黒岩山の山肌もピンクに染まっています。
こちらは三俣山(振り返っての一枚)
長者原ヘルスセンター。終バスをのがしてしまったため、ここからタクシーで豊後中村駅へ。
豊後中村駅
予定の電車までの隙間時間を利用してダレヤメです。色々ありましたが、念願の九重ミヤマキリシマを見ることができ最高でした。おやっとさぁでした。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
トレッキングポール |
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