行程・コース
天候
曇り後、霧雨後、雨
利用した登山口
登山口へのアクセス
電車
その他:
富山駅を6:12発の富山地方鉄道に乗車。7:18に立山に到着し、WEBで予約をした切符を購入。思っていたよりも人が少なくてびっくり。これであれば、7:40のケーブルカー予約にすればよかったと後悔。8:00発のケーブルカーで美女平へ向かう。美女平からは臨時バスで直接室堂へ。9時過ぎに室堂へ到着。
この登山記録の行程
室堂ターミナル(09:20)・・・立山室堂(09:30)・・・一ノ越(10:10)[休憩 5分]・・・雄山神社(11:15)[休憩 60分]・・・一ノ越(13:15)[休憩 5分]・・・立山室堂(14:15)・・・室堂ターミナル(14:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
室堂から見る立山は裾野のみ見えるだけで頂上付近はどんよりとした雲に覆われていた。次の日にしようか迷ったのだが、天気が回復する兆しもないため、この日に登山を決行することにした。雨も降っていないし、人生初の3000mを超えることと高山植物に出会うことが目的だったので良しとする。
9:20に室堂ターミナルを出発。立山の湧水を水筒に入れて、いよいよ人生初の3000メートルを目指す。一の越まではまだまだいたるところに雪渓が残っており、登りはまだしも下りが危険であることが容易に想像がつく。溶けかかった雪だけに滑りやすい。それでも、登りはゆっくりゆっくりペンギン歩きに徹して無事に通過していく。この天気の悪さにも関わらず、登山者の数は多い。あまり後ろにつかれると焦ってしまうので、基本的には先に行ってもらう。
一の越までは以前に登ったことがあったので、コースタイム通りに10時過ぎには到達した。ここからが未知の世界。前回は槍や穂高などの山並みが一望でき絶景だったのだが、今回は真っ白。雲に覆われていて何も見えない。出発地点の室堂辺りもまったく見ることができなかった。5分ほど休憩を取り、持ってきた一口サイズの抹茶羊羹を食べる。疲れた体に甘さが心地よい。10:10に一の越を出発した。
これほどのガレ場を登るのは初めての経験だったが、それなりに登山者も多く、道に迷うことはなかった。ただ、途中、下ってくる登山者に「ここは下りのルートだから登るのルートの方に行ってね」と言われてしまった。えっ?と思い、辺りを見渡すと、確かに上向きの矢印や下向きの矢印がいたるところに書かれている。確かに自分が登っているルートは下向きの矢印が書かれていたようだが、そう簡単に登りルートに変更できるわけもなく、邪魔にならないようにしながらルートをずらしていった。
しかし急登であり、数歩登るたびに若干止まってしまい息を整えることになる。回りが真っ白なので行く先もほとんど見えない。唯一の救いは、あちらこちらに咲いているかわいらしい高山植物の姿。チングルマやハクサンイチゲなどの可憐な花が咲いており、写真を撮るために立ち止まるのが良い休憩になった。
真っ白な空間の中で、あれっと思ったら目の前に山荘がどーんと現れた。雄山の山荘だ。到着! 時間は11:10。コースタイム通りの一時間。しかし、そこはまだ3000メートルを超えていない。鳥居の先の雄山神社があるところが3005メートル地点だ。
山頂に到着する10分ほど前から雨が降り始めた。霧雨なのだが、しっかりと体が濡れてくる。上半身はレインウェアを最初から来ていたのだが、山荘の屋根の下でレインウェアのズボンを装着。持ってきたおにぎりを一個ほおばった。雨が降っていることもあり、山荘の軒下は登山者でほとんど隙間がない。ちょっとした隙間にザックをおいて雄山神社に参拝しに行った。
鳥居の前にある受付で500円の拝観料を支払い、石段を登っていくと、小さな拝殿が現れる。その脇に「3005m」と書かれた標識が置いてある。せっかくなので、お願いをして写真を撮ってもらった。霧雨だし雲に覆われているし、視界はまさに0。それでも達成感は半端ない。
山荘内の納経所で御朱印長やピンバッヂを買ってしまった。1時間ほど休憩した後、11:15頃から下山を開始した。下りは息こそ上がらないが、ガレ場の下りは気が張る。足を踏み外せば簡単に滑り落ちてしまうからだ。登りと同じくらいの時間をかけてやっと一の越まで戻ってきた。
一の越で5分ほど休憩した後、室堂へ戻ることにする。結局視界は一度も開けることはなかった。一の越から室堂まではとにかく雪渓がやっかいだった。下りなので滑る滑る。ペンギン歩きでも滑る。尻餅をつかないように、少し前傾姿勢であえて滑ってみるものの、バランスを取るのが大変だった。それが、8,9箇所あるのだから、そこだけで相当疲れた気がする。
室堂ターミナルが近付いてきたのにも気付かないほど霧に覆われていて、人の姿もほとんどなかった。この天気だからターミナルから出ようと思う人は登山客くらいしかいないだろう。ターミナルに戻ってきたのが14:10。それなりのコースタイムで歩けたかな、とは思う。
ターミナルでは野沢菜のおやきを一つ購入。美味しかった。少し休憩した後、この日の宿泊場所である弥陀ヶ原の立山荘へ向かった。
備忘録
次の日、またしても頭痛。前回もみくりが池温泉に泊まった時、次の朝は熱は上がり頭が痛くなり辛かった。軽い高山病かと思ったのものだ。しかし、今回も頭が痛くなって気付いたことがある。もしかしたら軽い脱水症状だったのではないか。4時間ほどの登山で、800ミリリットルほどしか飲んでいなかった。1リットル以上は飲むべきだったのではないか。次回はしっかりと水分を補給するように気を付けたいと思う。
フォトギャラリー:12枚
室堂のターミナルから。
山頂は厚い雲に覆われていた
お目当ての高山植物。
名前は・・・
祓い堂
ここまで約40分
あたりはさらに真っ白に
雪渓
なかなか厄介だった
一の越からいよいよ雄山山頂へ
真っ白で行く先が見えず・・・
高山植物が癒し
ここは三の越?
やっと到着するも、真っ白!
なんとか雄山神社の拝殿がうっすら見える
高山植物以外何も見えません・・・
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | 医療品 |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
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