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20190715 神守る島・大島でキヌガサタケ!

宗像大島、御嶽山( 九州・沖縄)

パーティ: 1人 (ぼっけもん さん )

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行程・コース

天候

曇りのち晴れ!

登山口へのアクセス

その他
その他: [往路]福岡市内~神湊港
①福岡市内 鹿児島本線 - 6:31着 福間
②6:56発 福間駅前 西鉄バス宗像 - 7:25着 神湊波止場
<<宗像市営渡船大島航路>>
③7:40発 神湊港 - 8:05着 大島
[復路]神湊港~福岡市内
<<宗像市営渡船大島航路>>
①14:40発 大島 - 15:05着 神湊港
②15:15発 神湊波止場 西鉄バス宗像 - 15:34着 東郷駅前
③15:54発 東郷 鹿児島本線快速 - 福岡市内

この登山記録の行程

宗像大社中津宮08:30 - 08:56御嶽09:04 - 10:29四阿10:31 - 11:49四阿11:56 - 12:03風車展望所12:05 - 12:10砲台跡 - 12:13日本海海戦の慰霊碑12:19 - 12:46沖津宮遥拝所12:59 - 13:55夢の小夜島13:57 - 14:21大島港ターミナル

コース

総距離
約13.9km
累積標高差
上り約1,006m
下り約1,006m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 久しぶりの晴れ間となったこの日、向かったのは宗像市の沖合11kmに浮かぶ「神守る島・大島」です。宗像市の神湊(こうのみなと)港からフェリーで約25分、周囲15kmの島は起伏にとみ、島内には世界遺産『「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』の構成遺産である宗像大社中津宮、沖津宮遙拝所があります。
 今日が海の日(?)、翌日が大腸検査をひかえている(謎)ということもあり、無理せずに、のんびりと海でもながめながら歩いてみようとのチョイス。
今回は、島の最高峰となる御嶽(標高224m)や2つの世界遺産関連資産などをからめて延々と歩いていますが、山行と言うよりはハイキングみたいなゆる~いハイキングといった感じです(笑)
 実際のルートは、九州オルレ「宗像・大島コース」を参考にして歩いています。途中、大島灯台から風車へ向かう遊歩道は苔が生え、滑る滑る(-_-;)・・、これには参りました。それと、イノシシ避け用の空缶を束ねた鳴り物があちこちにあり、「イノシシがどんだけ、おっとやろうか!」とツッコミを入れながら歩いていました。
 天候には恵まれたものの沖合が霞んでおり、沖ノ島が全く見えなかったのは残念でしたが、一度は見てみたいと思っていたキヌガサタケに出会えたのはラッキーしました。全く予期せぬ出会いで、キヌガサタケを探しに立花山に行こうかどうしようか直前まで迷っていただけに喜びも一入です(^^)v。

[参考情報]
〇「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
 https://www.okinoshima-heritage.jp/
〇九州オルレ・宗像・大島コース
 https://www.welcomekyushu.jp/kyushuolle/?mode=detail&id=15
〇大島渡船運航時刻表 
 http://www.city.munakata.lg.jp/tosen/oosima.php?rs=1 

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フォトギャラリー:105枚

おはようございます。ここは、神湊渡船ターミナルです。休日は混むと聞いていたのですが、出航10分前ですが、切符券売機のまえには大行列ができています。無事に乗れるかなぁとヤキモキしながら待っています。

切符を無事に買うことができ(^^)v、これから乗船です。見えている船はフェリー「おおしま」。乗船する方の荷物を見ると、ほとんどが釣り客のようです。

神湊港から25分ほどで大島港に到着。短い時間でしたが、波もほとんどなく快適な船旅でした。

行ってきまぁ~す(^^)/~~~

最初に立ち寄ったのは湍津姫神(たぎつひめのかみ)をお祀りする中津宮

鳥居の前には狛犬いました。阿形、目力がすごい・・(^-^;

こちらは吽形、昭和16年生まれです。

 境内の中にあった織女(しょくじょ)神社。後で、分かったのですが、中津宮のお隣に牽牛(けんぎゅうしゃ)神社があり、「七夕伝説発祥の地」と云われているそうなんですよ。
 それと、この右上がりの鳥居の笠木の先、不思議ですね~。ネット情報によれば、地元の漁師さんが手がけたものだそうで、『漁の最中に2度命を失いかけたことがあり、神様に恩返しがしたいという思いから。右上がりなのは「なんとなくそげんしたらヨカかなあて』ということだそうです(笑)。

中津宮の拝殿に続く石段。ちなみに、手前の太鼓橋の下を流れる川は「天の川」だそうです。

七夕飾りで美しく飾られた楼門。

中津宮では「七夕伝説発祥の地」にちなみ、旧暦の七夕(8月7日)には島内で七夕祭りが行われるそうです。この祭りは鎌倉時代まで遡ることができるそうで、ようやくこの七夕飾りに合点がいきました。

楼門前の狛犬。平ぺったい頭が特徴のこの狛犬は天保6年(1835年)生まれの年代物です。

こちらは吽形、平たい頭にぽちっと角があります。正統派「狛犬」といった感がある一品です。

拝殿にも、ほれこの通り「七夕飾り」が♪

鳥居の先は海、古の人たちは何を思ったのでしょうね。

次に向かうのは御嶽山。

この右上がりの鳥居が登山道入り口です!

御嶽宮の鳥居

I’m here !

御嶽山山頂に到着~♪、山頂は広い展望台になっています。

大島から宗像大社沖津宮が鎮座する「沖ノ島」までは約49km

こちらの沖に見えているはずですが、霞んで残念ながら確認することができません。

南西の方です。あの島は猫で有名な相島でしょうか?

山頂にあった御嶽神社。中津宮の奥宮として信仰されているそうです。

次の目的地「大島灯台」へ。

ヤブラン

イノシシ注意!空缶を束ねた「鳴り物」付きです(笑)!

あまりにも綺麗で、通るのがもったいない・・(^-^;。

・・調査中(@@;)

あれ・・、これって「キヌガサタケ」じゃありませんか!見つけたのは残骸を含めて2つだけでしたが、探せばもっとありそう。まさか、大島でご対面できるなんて。

後ろ髪をひかれるように先を進みますが、「キヌガサタケ」レーダーがギンギンに立っています(笑)。

おぉ~、またしても発見!

皆さんがレコでアップしているような綺麗な形のものはありませんでしたが、それでも満足です。

卵もあちこちに。

見れば見るほど不思議な形。カサの内側からまるでレースのように伸びていて、「キノコの女王」と呼ばれているのもわかるような気がします。

あぁ~、こんなところで念願がかなうなんて。来てよかった♪

整備された遊歩道に合流

断崖の海岸線に沿って遊歩道は付けられいますが

結構荒れ気味。茶色の部分(ラバー?)の苔がはえたりしていて滑る滑る。ストックを使いながら慎重に歩を進めます。

神崎鼻(左のピーク)が見えてきました。

さらにその左側に大島灯台

荒々しい海岸線

でもよく見るとゴミがすごい・・。テレビを通じてしか見たことがなかった海洋ゴミでしたが、現実を突き付けられたような気持ちです。。

海岸線から神崎鼻に取り付いてみました。

右側は切り立った断崖です。ビビリの私ですが、なんとかクリアー。

神埼鼻の先端にあった石柱。陸軍省と刻まれています。

神埼鼻に広がる大海原

右手に広がる海岸線(右回りに写真を撮っています)

右手に大島灯台

大島灯台

下の波打ち際にある白く平べったい石は「馬蹄石」。この岩に付いている凹みが、宗像三女神の一・田心姫神(沖津宮祭神)が、乗馬して沖ノ島へ飛び渡るときについた馬の蹄の跡だと言われています。

大島灯台。大正15年(1926年)11月初点灯。

白い姿が青い空に映えます。

灯台から見た神埼鼻。

断崖絶壁が続く西側の海岸線。

再び遊歩道を戻って、風車を目指します。

先ほども通りましたが、草が茂り藪漕ぎ状態のところも

茶色の箇所は乾いてると歩きやすいんですよね。

風車が見えてきました。

神守る島といわれるこの島に、洋風な風車がなぜって感じがありますが(笑)。周囲の風景にしっかり溶け込んでいる様子を見ていると、日本人が外来の文化を受け入れる名人であることを実感っさせられます。

古墳のようなこんもりした丘は大島砲台の観測所跡(敵艦の距離や速度を測るための観測所)です。大島砲台は昭和11年に完成したといわれ、昭和20年には砲兵部隊が緊急配備されたそうです。

観測所跡

丸く窪んだコンクリート製の構造物は砲座跡。

I’m here !

近くにはコスモス畑がありました。

すでに秋の気配・・!?

砲台跡近くにあった「日本海海戦慰霊碑」。最近できたものようです。

これより沖津宮遙拝所に向かいます。

沖津宮遙拝所。奥に見えるのは遙拝所の社殿、沖ノ島をご神体として拝む拝殿の役割を果たしているそうです。

昔の字で「沖島拝所」と刻まれた石碑がありました。

拝殿

ひょっとしたらとちょっぴり期待していたのですが、やはり沖ノ島はみえませんでした。でも、遥拝所の前の海の色がとても綺麗だったので。

これより、フェリーターミナルに戻ります。

満開のヒマワリ。たくさんの元気をもらいました~(笑)。

宗像市のマンホール。旧玄海町地区にあるタイと波をデザインしたものだそうで、「タイナミ」と呼ばれているそうです。

町のあちこちに掲げられた大漁旗。

「かんす海水浴場」の海辺にある「夢の小夜島」

この時は干潮で陸続きとなっていますが、満潮になると鳥居も島も海の中になるそうです。朱色の鳥居と松の木の茂った小さな島のコラボは何とも不思議な感じです。  

ここの鳥居も右上がりでした(笑)!

ツボに入ってしまいました(笑)!

大島港ターミナルに戻ってきました。神守る島だけあって見どころ満載といった感じでした。でも、今日の一番の収穫は「キヌガサタケ」を見つけたことかなぁ~(^^)v、これで心置きなく明日の検査に望めそうです。おやっとさぁでした。

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装備・携行品

アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 登山靴 バックパック
水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子 グローブ 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ ナイフ
健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 行動食
テーピングテープ トレッキングポール GPS機器

みんなのコメント

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  • ぼっけもんさん、おやっとさあ、でした(笑)

    九州は、やはり半島や大陸とのつながりを濃厚に感じさせますね。何度も何度も波のように人や文化の行き来があったのでしょう。沖ノ島は、話にしか聞いたことがありませんが、時折しか見えない島を神と崇めるなんて、どこかあの頂きの向こう側に探していた何かが見つかるかもしれない、という憧憬に通じるものが感じられ、私などはたまらなくなってしまいます。

    そういえば、「道を聞く」とは、生き方の別の表現でしたね。「朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり」という言葉を思い出しちゃいました。なんというユーモアのセンスでしょう。

    キヌガサタケ、私もまだ見たことがありません。良い出会いでしたね。

  • すてぱんさん、こんばんは~

    「道を聞く」、そこまで読みましたか~、相変わらず深いなぁ!さすが、ただモノではありませんね~。それに比べ、粗忽ものの私は、「あっ、面白い」と軽~ぃ気持ちでレコにアップしてしまいましたが、自分の浅さがお恥ずかしい・・勉強になりました。
     それとすてぱんさんのコメントで頭に浮かんだのが「海外」という言葉です。航空機やインターネットが発達した現代社会では単に「外国」という意味しかもたないような感じがしますが、本来の「海外」には、きっとすてぱんさんがおっしゃるような思いもあったと思いますね。まさに大島では海外に思いをはせておりました。

      ぼっけもん拝

  • ぼっけもんさん、おはようございます。

    ご無沙汰しております!
    相変わらず多忙が続き、皆さんのレコを拝見して登ったつもりになる暇さえありませんでした(涙)。

    九州方面は大雨が続いて大変なようですが、福岡近辺は未だマシな方なのでしょうか。写真の後半の空と海の青さが目に沁みます!

    世界遺産の宗像大社といえば、NHK特集で感銘したのを覚えています。
    今回は沖ノ島は見えなかったようですが、確かぼっけもんさんは、以前、四塚連山の湯川山から遥拝されていましたよね。

    相変わらずの個性的な狛達や、右上がりの鳥居など、たっぷり楽しませて頂きました。ついでに前週レコの光雲神社の振り向き狛にも1票入れさせていただきます!(笑)

    PS.コスモスには驚きました。。。、それと、赤いほわほわの花は、ねむの木でしょうかね。

  • ガバオさん、こんにちは。

     こちらこそ、ご無沙汰しております。お忙しい中、前週レコもあわせてコメントをいただいているのにもかかわらず、遅レスになって申し訳ありませんm(__)m。くわえて、四塚連山の湯川山からの沖ノ島までご記憶いただいてたとは、恐縮しております。宗像の地に漂うこの濃厚な歴史、師匠のストライクゾーンに入ること間違いなしでしょう。師匠の語りを是非伺ってみたいですね~。

           ぼっけもん拝

    PS.私もコスモスにはびっくりしました、なんだか、季節感がおかしくなってしまいそうです(笑)。それとねむの木のご教示、ありがとうございます。これですっきり眠れそうです(笑)。

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