登山記録詳細
2019/7/17 雨山峠・檜岳・シダンゴ山
檜岳・シダンゴ山(関東)
この登山記録の行程
寄(10:07)・・・林道(10:45)[休憩 5分]・・・櫟山(11:22)・・・栗ノ木洞(11:36)・・・後沢乗越(11:57)・・・鍋割山(12:55)[休憩 40分]・・・雨山峠(14:39)[休憩 5分]・・・雨山(15:05)・・・檜岳(15:33)[休憩 5分]・・・伊勢沢ノ頭(16:03)・・・秦野峠(16:40)[休憩 5分]・・・林道秦野峠(17:07)・・・シダンゴ山(17:45)[休憩 5分]・・・寄(18:40)
塔ノ岳から鍋割山は去年歩いたが,そのときは鍋割山から二俣へ下山してしまったので雨山峠方面もいつか行きたいと思っていた。
ここのところ仕事の休みが取りにくかったり天気が悪かったりして山歩きの機会が取れなかったこともあり,今日は貴重な機会に感じられ,せっかく山に来たのに歩き足りないということがないように気持ちロングなコースにしてみた。
(参考:佐々木亨『首都圏1000kmトレイル③ 詳しい地図で迷わず歩く! 丹沢・箱根371㎞ 特選ハイキング30コース』)
自宅最寄り駅を始発で出て新松田発寄行7:30のバスに乗る計画だったけど,前日寝るのが遅かったこともあり出遅れた。バス時刻表に合わせるとかなり遅くなってしまうので,東名高速を使って車で向かう。1時間半程度で行けることがわかったのは収穫であった。
とはいえ道中コンビニ寄ったりモタモタして歩き始めが10時過ぎとなり,計画よりは2時間遅れ。とりあえず計画通りのコースを歩き始めて状況によって鍋割山までにするとかでいいかという方針とする。
山の樹林帯の中に入っても,五里霧中という感じ。視界は悪いが幻想的で涼しくて良いとも言える。歩き始め5分くらいでアサギマダラと遭遇。うれしい。
林道を横切るとこを過ぎたあたりで,腰のあたりにチクチク感があるなと思ってTシャツをめくって見たらヒルが吸い付いていてゾッとして手で払うが,簡単には取れない。よく見たら腰回りに複数吸い付いており,それどころか腕にも足にもいっぱいついてて気持ち悪い。一応持ってきていたアルコールスプレーをザックから出して対処。見える範囲では一通り落としたけど,まだ服の中にいる可能性あるし怖くなってしまい,林道に逃げたくなって数メートル引き返してしまう。それでもまだスタートから40分くらいで,こんなことで今日の計画を終わらせるのももったいないし,ヒルのいない季節にしか丹沢に来れないとなると困るので,ヒルへの恐怖を克服するいい機会と考え直し,先に進むことにする。
櫟山までの登りが意外と疲れた。その後,栗の木洞を経て後沢乗越。後沢乗越で初めて2人パーティに遭遇。今日会った登山者はここだけだった。後沢乗越のあともまあまあしんどい。
12:55鍋割山着。前回到着が遅くて終了していた名物鍋焼きうどんを食べてみたい気持ちもあったが,いつの間にか1500円に値上げしてるし,山頂まで来てなんか消費者マインドで100円200円気にしたりというのも本意でなくそもそも外食しに来たわけではないということで,湯を沸かして持参したトムヤムヌードルとおにぎり食べた。食後にコーヒーも飲んでひと息ついた。やはり食事してコーヒー飲むと本当になんか回復していく感じがする。しみじみといい時間。
しかし今にも雨が降りそうなくらい霧が濃くなってきており,遠雷の音みたいなのも聞こえて不安にもなる(あとで調べたら自衛隊東富士演習場の音という説もあった)。まだコースタイムとしては6時間以上歩かないといけないので,出遅れたこともあるし檜岳は行かずに普通に下りるということも一瞬検討するが,来たことのある鍋割山だけで終わるのはもったいないのでやはり秦野峠までは計画通りとする。ちょうど40分休んで13:35発。
雨山峠方面は経験者向きという看板があった。確かに,すごいやせ尾根があったり,もろい岩でホールドが壊れる鎖場があったりした。さらに,さすがに丹沢なので踏み跡ととれるものが縦横にあり,概ね登山道明瞭であるものの,どこでも道に見えてこないこともない。1か所コンパス出して検討したところもあった(結局先で合流するだけだった)。事前に地図で尾根を行くとかどういうコースなのかちゃんと理解しておかないと迷いそう。
檜岳の前も二つの尾根道の左右どちらから行くのが正解なのかわかりにくく,右側を歩いてたら左側の尾根にテープが見えて,そっちに行った方がいいのかとも考えたが,階段があったので登山道としては右側が正解のようだった。なんかの境界標にテープがついてるだけなのかも。
樹林の下にいるとまたヤマビルが登ってきそうなので,もう長い休憩はとらず,どんどん歩く。15:33檜岳,16:40秦野峠,17:07林道秦野峠。秦野峠から林道秦野峠までにまた登りがあったのがつらいし,左右を有刺鉄線のフェンスに囲まれた狭い道が出てきてこわかった。鹿が駆け回ってたので鹿対策の柵として重要なものなのであろう。
林道秦野峠に着き,計画ではシダンゴ山までまた稜線を歩くのだが,さすがに17時過ぎで疲れもあるのに目の前にそびえる山塊に入っていく気が起きない。標準コースタイム2時間程度の林道歩きで寄バス停に降りることも考えたが,林道がくねくねしてて長いしつまらなそう。地図を見るとシダンゴ山直前まで林道で巻いて,シダンゴ山だけ登って寄に降りるのが一番近道に感じられたのでそうしてみる(この点,上記ルート図と異なる)。
林道はアップダウン少なく快適に歩き,シダンゴ山は急登(男坂)を越えてわりとすぐに山頂。17:45着。さすがにセオリーに反する時間に山にいるなという感じだけど,日が長くてまだ明るい。あとは寄に下るだけとはいえ,地図のコースタイムは1時間10分と意外に長い。また林道ぽいのが出てくるが濡れて滑りやすくて歩きにくかった。
18:40寄着。8時間半くらいのロングルートとなり疲れた。登山靴を脱ぐがヒルがいっぱいついてるし,靴の中にも入っていて出血していた。スネも出血の跡が多い。
適当に検索して湯花楽というスーパー銭湯に寄る。服を脱いだらヒルが落ちてきたので静かに処分する。湯温が高くてきもちいい。湯上りに再度出血。食事もして,秦野中井から1時間程度で帰れた。
出遅れたけど計画通りのロングルートを無事に歩き終えてうれしい。終始霧の中で眺望は全くなかったが,濡れた木々やクモの巣はきれいだった。ヤマビル,アサギマダラ,鹿など,山のフレンズとの出会いもあって充実の山歩きであった。
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