行程・コース
天候
小雨→霧→雷雨
登山口へのアクセス
バス
その他:
中央本線で大月まで行き、富士急行に乗り換えて富士山駅へ。
そこから9:10発「中の茶屋・馬返し線」のバスで馬返しへ行き入山!
バス代は500円。
帰りはスバルライン五合目19:10発のバスで河口湖駅まで行き、河口湖20:15発バスタ新宿行きのバスに乗り帰宅。
この登山記録の行程
馬返し(9:40)→1合目(9:50)→2合目(10:12)→3合目(10:24)→
4合5勺(10:51)→佐藤小屋(11:15)→6合目(11:35)→
鳥居荘(12:35)[休憩5分]→8合目(13:05)→本八合目(14:04)→9合目(14:50)→吉田口山頂(15:19)[休憩15分]→剣ヶ峰(16:06)→
下山口(16:40)→八合目(17:04)→石室(緊急避難所)(17:25)→
獅子岩(17:46)→下山道出口(18:01)→
泉ヶ滝(18:15)→スバルライン五合目(18:28)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
過去に二度富士登山を行っているが、いずれも吉田口の山頂までの山行だったので、今回は剣ヶ峰まで行ってみようと!
さらに富士山は五合目より下も楽しいという話を聞いたので、せっかくなら0合目の「馬返し」から、最高点の剣ヶ峰まで一気に登ってみようと計画してみた。
富士山駅からバスに乗り馬返しへ。
駅周辺では晴れ間も見えていた空は、富士山に近づくにつれ霧に包まれ、到着時には小雨へと変化。(^^;)
悪天候は覚悟していたが、出発から雨かと少しテンションが下がったが、雨のおかげでそこまで気温が高くならず、むしろ体温の上昇が抑えられて、体調的には良いコンディション…?
樹林帯に覆われた登山道へと足を踏み入れるとすぐに休憩所的な建物があり、そこで富士吉田市が発行している富士登山認定書の申請書をもらった。
山頂で自分を入れた写真を撮り、引換所に持っていくと認定書が発行されるらしい!
登山開始!
今は営業していない山小屋や、元山小屋があった跡地など、かつての富士登山の歴史を垣間見える立て看板等の案内なども楽しみながら、美しい緑に覆われた登山道を歩く。
「〇合目」の案内を目安に進むのだが、序盤は傾斜もそこまで急ではなく、道も整備されているのに山道感が程よく残されており、とても気持ちの良いハイキング気分を楽しみながら山行を進める事が出来る。
所々に展望箇所があるが、この日は残念ながらすべての個所からの眺めが真っ白け(笑)
ついでに時々小雨がパラパラと降っていたが、それでも心地よいと思えるこのルート…
パワースポット富士山の効果なのか、進むほどにどんどん元気が湧いてくるような、そんな力みなぎる足取りで、そこそこハイペースの登山を進め、六合目の合流地点まで約2時間で到着!
富士登山の安全指導センターにて富士山の入山料の寄付を求められたので1000円を納付。
ここからが富士登山の本番!
火山礫に覆われた少々歩きにくい登山道を、黙々と登り続ける修行の時間が始まる!
ただでさえ樹木がなく景色のほとんど変わらない道、霧に覆われて周囲の景色もほとんど見えない環境ではさらに精神力を問われる。
7合目直前から岩場も現れて、登山道の険しさも増す…
そして8合目を越える頃には標高も3000m突破!
風も強くなってきて気温も下界よりかなり低い…
そして酸素が薄くなってくると一歩がどんどん重くなる。
呼吸が荒くなりすぎると高山病のリスクもあるので、少しペースを抑えて自分の体と相談しながら無理のないペースで歩く。
エネルギー切れを防ぐために、時々軽めに食料を摂取しつつ順調に標高を上げ、六合目から約3時間半で無事に吉田口の山頂に到着!
九合目を過ぎた辺りに、昨年までは多分無かった岩場があり少し面食らったが、悪天候にも負けず無事に登頂できたことを素直に喜び、記念に神社でお守りと、売店で山バッジを購入。
その後、今日の最終目的地「剣ヶ峰」へ!
霧に包まれたお鉢を巡る登山道。
本来なら左手に大迫力の噴火口を眺めながら進めるはずなのに、自分が歩いている道が本当にあっているか不安になるレベルの霧のおかげで、周囲の景色はほとんど楽しめず…
すれ違う登山者に「剣ヶ峰はまだですか?」と確認しながら進み、まだ残る雪を越えたその先にそれっぽい建物を発見!!
無事に剣ヶ峰へたどり着くことが出来た。
この日の目的を無事に果たし、お鉢の残りの半周を回る。
富士宮口や御殿場口の山頂などを通過し、吉田口の下山道まであと少しと言う辺りで、突如周囲を覆っていた霧が晴れだして、ここにきてやっと迫力ある噴火口や、周囲の景色を少しだけ眺める事が出来た!
ここまで頑張ったご褒美を富士山に与えてもらった、そんな風に感じ感謝の気持ち抱く。
しかし吉田口の下山道に差しかかった辺りで、再び雨が降り出し、徐々に本降りへ…
すぐに止むだろうと思い下山開始したものの、予想に反して雨は土砂降りへと変わり、のちにアラレへ変化した上、空に雷鳴が轟きだす!(+_+)
遮るもののない吉田口の下山道。
両手にはトレッキングポールと、背中には諸事情により朝に使っていて、処分に困ってザックに刺したままの傘もある。
どうする事も出来ず、とにかく少しでも標高を下げようと、下山道を駆け降りる…
結果的に何事もなく下山出来たから良かったが、自然の厳しさと山を舐めてはいけないという事を、富士山に教えられたような気がした。
今回の悪天候覚悟の山行、無事に目標を達成することが出来た上に、色々と勉強になる事もあり、今後に向けて学ぶことの多い一日になった気がする。
フォトギャラリー:72枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | 医療品 | 虫除け | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | ライター |
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