行程・コース
天候
全日程好天
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
猿倉駐車場に車を止めてバスで八方に移動、ここで栂池行のバスに乗り換え栂池高原に向かう。ここからゴンドラ、ロープウエイを利用して栂池ヒュッテ。栂池ヒュッテからの登山開始です。
この登山記録の行程
1日目
猿倉→八方→栂池→栂池ヒュッテ→白馬乗鞍岳→白馬大池 大池山荘泊
2日目
白馬大池→子蓮華山→白馬岳 白馬山荘泊
3日目
白馬山荘→杓子岳→鑓ケ岳→鑓温泉小屋 鑓温泉小屋泊
4日目
鑓温泉小屋→猿倉
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回の山行は全日程好天に恵まれ最高の山旅になりました。また、滞在中ペルセウス流星群の最盛期で連日流星群の観望ができました。更に美しいご来光や夕日も見ることができたのと雷鳥にも会えました。また、山小屋や登山道での出会いも格別で人の人情にも触れることができました。このような成果の大きな山行は、一生のうち何度できるだろう?感動は褪めることはないでしょう。
◌栂池ヒュッテから白馬乗鞍岳 約3時間
最初は樹林帯の中を登って行きます。徐々に傾斜は大きくなり膝高の段差や両手を使ってよじ登る場面も出ます。天狗原を過ぎて巨岩がごろごろした岩場を攻略し雪渓を横切ると山頂は真近です。
山頂は登山道に山頂標識とケルンがあるだけといった感じです。只々広い岩の大地といった趣です。
◌白馬乗鞍岳から白馬大池山荘 約40分
ガレた登山道を緩やかに下りながら進むと白馬大池と山荘の赤い屋根が見えてきます。更に進むと池の畔に着き約半周ほど池を周ると山荘に到着です。
◌白馬大池山荘から小蓮華山 約2時間
砂礫の登山道を緩やかに登って行きます。約30分程度でご来光ポイントとなる船越ノ頭です。更に尾根を辿って小蓮華山に着きます。山頂には宝剣が祀ってあり山の安全を見守っています。
この尾根は白馬大池から白馬岳まで続く小蓮華の尾根で適度な傾斜で登るのが楽しく爽快で天空に延びる道といった趣があります。
◌小蓮華山から白馬岳 約1時間30分
気持ちの良い尾根歩きが続きます。三国境まで30分くらいです。ここで雪倉岳方面と分岐します。分岐点は開けた場所で昼食休憩に適しています。
三国境を越えると傾斜はやや大きくなってきます。多少の岩場がありますがほぼ危険はないでしょう。初心者の私でも落ち着いて足場を確保すれば特に難しいことはありませんでした。山頂直下を西側に周り込むように岩場を過ぎると山頂の方位盤が見えるところまで出ます。あとは頂上を目指すだけです。
白馬岳から杓子岳 約1時間
猿倉からの大雪渓を眼下に見ながら気持ちのいい尾根歩きになります。登山道の脇には高山植物が豊富です。時期は過ぎてしまいましたがウルップ草が大変多く見受けられました。
鞍部にとりつくと急斜面をジグザグに登ります。砂礫の道で滑るのと落石に注意が必要です。山頂からは立山連峰を間近に望み、更に白馬岳から小蓮華山への稜線が見渡せます。
◌杓子岳から白馬鑓ケ岳 約1時間
杓子岳山頂の稜線を南に進み、一旦下ります。途中杓子岳のトラバースルートと合流し白馬鑓の鞍部に着くと砂礫交じりのガレ場をジグザグに登り西側を巻くように登ると山頂が見えてきます。山頂に着くと迫力の立山連峰、剣岳もよく見えます。そして杓子岳の背後に白馬岳更に小蓮華の尾根が見渡せ圧巻の眺めです。
白馬鑓ヶ岳を三山縦走のゴールにしている方が多く皆さん大変いい顔で記念撮影をしています。一通り撮り終わると他の登山者のカメラのシャッターを自ら進んで押していました。またサービス精神も豊富でいろんなアングルを提案し複数枚撮影しあう光景が続いていました。
◌白馬鑓ケ岳から白馬鑓温泉小屋 約3時間
天狗の分岐を経由してガレ場の大下りになります。辛い下りになりますが天狗の分岐より下は見事なお花畑があっちこっちにあって目を楽しませてくれます。開けた場所も何カ所かあるので無理せず休み休み進みます。
2時間ほど下ると鎖場の看板が出てきます。大分疲れが出てくる頃なのでしっかり休憩をとって鎖場に向かいます。この鎖場は毎年滑落者を出しているポイントで、主な原因は疲労から体が動かなくなることと言われています。自分が通過した時は岩場、鎖ともに濡れていて滑りやすい状態でした。難易度的には特に難しい印象はなく、落ち着いて足場を確保すれば問題なく通過できます。
鎖場を過ぎれば鑓温泉小屋はもうすぐです。
◌白馬鑓温泉小屋から猿倉 約4時間30分
テント場の脇を抜け雪渓を下ります。時期によってルートが変わりますので事前確認をしてください。ある程度下ると90度方向転換して雪渓を横切るように進みます。雪渓通過時は頭上の落石に注意が必要です。また、なるべく短時間で通過するようにしましょう。
雪渓を通過すると崩沢、落石沢、大崩とちょっと恐ろしい場所になります。名前のとおり落石や山崩れの多いポイントで、ここも長居は無用です。この後は、ただひたすら下ります。登山道はガレ場やギャップ、根っこなどよく言えばバリエーションに富んだルート。時折開けた場所からは小蓮華の尾根が見渡せて唯一モチベーションを保つネタになっています。
小日向のコルを登り返せば2時間弱で猿倉に到着です。
◌山小屋情報
白馬大池山荘 2食付 9000円 夕食はカツカレー
※夕食は時間指定の入れ替え制でした。 モンベル会員で割引あり。
白馬山荘 2食付9000円 夕食はハンバーグ定食
※夕食時先着順でテーブルにつくのでタイミングが悪いと待たされることになります。
モンベル会員割引あり
白馬鑓温泉小屋 2食付9000円 夕食はエビフライ定食
※夕食は時間指定入れ替え制 露天風呂からはご来光が見れます。
フォトギャラリー:37枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 |
医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ | トレッキングポール | ストーブ | 燃料 | カップ | クッカー |
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