行程・コース
天候
曇り時々晴れ、正午過ぎから濃霧
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
沢渡駐車場まで車。駐車料金は\600/1日。駐車場から上高地までバスを利用。往復\2,050
この登山記録の行程
上高地バスターミナル(05:15)…西穂登山口(05:34)…上高地・焼岳分岐(07:13)…西穂山荘(07:22)[休憩 15分]…西穂独標(08:29)[休憩 25分]…西穂高岳(09:39)[休憩 40分]…西穂独標(11:16)[休憩 10分]…西穂山荘(12:10)[休憩 25分]…西穂登山口(13:50)…上高地バスターミナル(14:07)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回は北アルプスの西穂高岳に上高地からピストン登山してきました!
今年は6月から悪天候が続いて全く登山に行けず、約2ヶ月ぶりの山行でしたが、大自然に囲まれてだいぶリフレッシュできました!
普段から鍛えてるとはいえ、2ヶ月も登山せずいきなり険しい穂高のロングトレイルは流石に足に堪えました^^;
西穂高岳は新穂高ロープウェイからピストンで登るハイカーが圧倒的多いと思いますが、今回は前日にキャンプ仲間たちと上高地でキャンプしたので上高地からスタートしました。
独標から先の山頂目指し、下りの西穂高荘で時間と体力の状況みてロープウェイから下る予定でしたが、意外と早く山荘まで下山してしまったのと、ロープウェイやバス乗換が面倒だったので上高地までピストン下山しました。標準だと12時間も掛かる超ロングコースです。このコースをピストンする登山者はあまり多くないと思います。
西穂高岳は穂高岳の中で標高3,000mに満たない山でロープウェイもあり登りやすいイメージがありますが、独標から先は別の山と思った方が良いです。悪天候時や風が強い日は無理して行くところではないです。
途中の丸山までは軽装でもハイキングできます。西穂山荘から丸山までは近くて展望も良く、高山植物や花畑もあり観光客に人気です。この日も昼頃にたくさんの観光客で賑わっていました。
さらに先の独標までは、ガレ場を通ったり険しい岩場を登ったり下ったりしますが初心者でも行けます。老若男女のハイカーさんや団体ハイカーで賑わっていました。
独標から西穂高岳山頂までが難関で、足場が非常に険しい岩峰の小ピークを8峰通ることになります。この岩峰の途中にピラミッドピークがあります。
ちょっと足滑らしただけでも大事故に繋がりかねない危険なコースで、ヘルメット等の装備は必須です。岩が鋭く手を怪我する可能性あるのでグローブ付けて登った方が良いです。
しかもこの険しいコースをピストンで戻ってくることになります。他のコースは?というと日本一険しいと言われる間ノ岳を通るジャンダルムのコースしかありません。そのため、下りも同じように8峰登って下ることになります。
毎年滑落事故が絶えない山で、西穂高岳山頂を目指す山行を計画するさいは、装備はもちろんのこと天気や風、その日の体力をよく見てからチャレンジするようにしてください。
先に言っておきますが、このコースは体力に自信のある健脚者向けです。
まずは独標まで行ってみたいという方は新穂高ロープウェイ側から登ることを勧めます。
自分の足だけで上高地から登ってみたい!という方はご参考までに。
▼アクセス
この時期の上高地はマイカー規制のため、上高地まではバスやタクシーを利用することになります。今回は沢渡駐車場を利用しました。駐車料金は1日\600です。バスは往復で\2,050でした。バスは1時間に3本あるので、交通の便は良いと思います。沢渡駐車場以外ではあかんだな駐車場も利用できます。去年はあかんだな駐車場を利用しました。どちらも広い駐車場で料金も同じくらいでした。
直接登山道に入る場合は終点の上高地バスターミナルだと遠回りになるので、手前の上高地帝国ホテルで降りた方が良いと思います。帝国ホテルの手前に大正池があります。とてもキレイな池で上高地の有名な観光スポットです。時間に余裕がある場合は大正池で下車してみるのも良いと思います。
今回は早朝アタック予定だったので、上高地のキャンプ場で前泊してスタートしました。
上高地BT・河童橋から西穂高登山口に向かう場合、河童橋を渡って田代池方面に沢沿いを歩きます。美しい新緑とエメラルドグリーンの梓川(あずさがわ)と沢の先に見える霞沢岳を見ながら歩きます。特にこの時期の早朝は沢に霧が張っていて幻想的な光景です。
途中にウェストン牌という謎の観光スポットがあります。西穂高登山口はさらに先にある田代橋の手前にあります。
▼~西穂山荘
上高地からのコースはかなり時間掛かるように見えます。標準CTを見るとちょっと大げさだなーと思いましたが、下りの時間も考慮して念のため早朝からスタートしました。普通に登っても西穂山荘まで3時間は掛からないと思いますが、それでも2時間くらいは見ておいた方が良いです。
西穂山荘までは樹林帯をひすたら登っていきます。歩きやすいですが、人気がなく静かな登山道です。日の光が入りにくい薄暗い樹林帯の道で殆どハイカーが居ません。単独の場合は熊鈴持って行った方が良いです。
前日の悪天候で木の根っこや石・岩が滑りやすくなっていましたが、危険個所はほぼありませんでした。道は一本道で明瞭で特に迷うとこもないと思います。
このコースは途中に小屋どころかベンチ等座って休憩できる場所は一切ないです。山荘まで距離はあるので、適当に休める場所探して休憩しながら登ると良いと思います。
樹林帯をひたすら、ただひたすら登っていくと途中に宝水という水場を通ります。以前は、ホースがあったようですが無くなっていました。水場といっても天然の湧き水です。北アルプスの透き通ったキレイな水ですが、お腹が弱い人は控えた方が良いと思います。
宝水を過ぎてさらに登っていくと焼岳の分岐点に付きます。ここから西穂山荘まで数分~10分程度で到着します。分岐から少し進み振り返ると、目の前に聳える焼岳とその奥にどーんと構える乗鞍岳が見えてきます。この分岐から山荘まで色とりどりの美しい花が咲いていて、ちょっと癒されました。この辺りは木道もありよく整備されていて歩きやすいです。
まだ時間が早かったせいか山荘は驚くほど静かでした。ここから西穂高岳山頂を目指すのか、途中の独標を目指そうとしているか解りませんが、どのハイカーさんも充実した装備で向かおうとしていていたので、ちょっとビビってきましたw
ここで荷物を置いてアタックザックだけで登るハイカーも多いようです。たしかに、ジャンダルムを越えるつもりの縦走者でない限り、重い荷物は険しい岩峰通るのに邪魔になると思います。
後で調べて解りましたが、早朝からスタートして正解でした。シーズン過渡期でロープウェイの運転が始まる時間からは大渋滞するそうです。山荘から先はザレ・ガレ場、手足を使って登る岩場もあるのでとても渋滞しやすいです。
▼~丸山
西穂山荘から少し登ったところで前方に西穂高岳一帯が見えてきます。西穂高岳はひとつの峰ではなく、数ヵ所の岩峰が連なっています。丸山のすぐ奥に見える一番右の岩峰が西穂独標で、真ん中あたりキレイに見える三角形の岩峰がピラミッドピーク。さらに細かい岩峰が続いて一番左に見えるのが西穂高岳の山頂部です。
ここからは見晴らしの良い稜線を歩きます。丸山までは岩だらけのイメージの穂高とは思えないハイマツが生い茂る緑豊かな稜線です。向かって左側に美しい笠ヶ岳が見え、右側には緑生い茂る霞沢岳、後方には活火山の焼岳、その先に乗鞍岳が見えます。霞沢岳の下は上高地です。梓川が良く見えます。
この辺りは足場は悪く、大小様々な岩と石で歩きにくいですが、特に難所もなく一般の観光客でも気軽に来れると思います。
素晴らしい景色を見ながら先に進むとすぐに丸山のピークに到着します。まだ雪渓が残る笠ヶ岳を真正面から見えるのも西穂高の良いところだと思います。
▼~西穂高独標
丸山から先もしばらく穏やかな稜線が続きます。進むにつれどんどん足場が悪くなってきます。細かい石が敷き詰められていてガラガラと崩れやたら歩きにくかったです。
ハイマツ地帯を抜け目の前に前穂高・奥穂高と明神岳が見えてきます。右側には南アルプスと、山頂部だけちょっと見える富士山、その左に八ヶ岳が見えてきます。ずーと悪天候が続いていたので、こんなところで富士山見れたのはちょっと感激ものでした。
気が付くと足場は岩だらけです。目の前に西穂高独標が見え、狭いピーク地点にハイカーが群がっているのが見えました。
独標手前は岩場です。ここからはいよいよ手も使って登ります。トレッキングポール持ってる場合は邪魔になるのでしまった方が良いです。初見では険しそうに見えますが、まだまだ序の口レベルです。初心者でも登れるレベルなのでご安心を。
鎖がある岩場は渋滞ポイントになりやすいです。焦らず順番に登っていきます。
西穂高独標は360度のパノラマで絶景が広がっています。笠ヶ岳の右から西穂高岳、ジャンダルム、奥穂高岳から前穂高岳の吊尾根、明神岳、その右下眼下に上高地、雲の先に八ヶ岳、富士山、南アルプス、上高地に霞沢岳。後方は焼岳、乗鞍岳が見えます。この日は雲が掛かっていましたが御嶽山も見えるようです。北陸側は比較的晴れていて雲の先に白山が見えました。その眼下には新穂高ロープウェイと周辺の施設も見えます。
独標のピーク地点は岩場で座りにくく広さもないので、ここで風呂敷広げて食事する場合は注意した方が良いです。西穂山荘から向かってくる人と西穂高岳から戻ってくるハイカーでせめぎ合っています。特に団体の場合は配慮してほしいです。
▼~西穂高岳山頂
ここからはヘルメットを着用して進みます。岩肌が鋭く各所で手を使って登ったり下ったりするとこもあるため、グローブも着用した方が良いです。白いマーカに従って進んでいきます。
ほぼずっと岩山登りという感じですが、殆ど鎖は設置されていません。多分、岩が崩れやすせいで設置できないのかもしれません。鎖頼りに体重乗せたらそのまま滑落しそうです。
独標から西穂高岳山頂まで8つ岩峰を越えていきます。8峰全てピークを越えるのではなく、岩壁をトラバースして登るところの方が多いです。
周りは高山植物で生い茂っていますが、足場は崩れやすい岩のガレ場が続きます。他のハイカーも居るので落石に気を付けて進みます。
岩場の下りで若干高度感あるところもあります。滑って落ちたら大怪我では済まないレベルです。慎重に進みます。
最初のピークがピラミッドピークでここが8峰目になっています。西穂高岳に進むにつれ数値が低くなっていきます。
半分目の4峰がチャンピョンピーク、たぬき岩という自然で出来た岩があります。足場が狭くゆっくり休んでる余裕はなかったので、どんどん進みます。
山頂手前のコルぽいところで、キレイな高山植物の花が咲いていました。こんな岩だらけの険しいところで、美しい花が咲いていて癒されました。
西穂高岳山頂手前り直登部分が難所でした。登りのときも下りのときも足場が見つけにくく、恐怖感がありました。岩場苦手な人は要注意ポイントです。ここは鎖設置してほしいなーと思いました。この難所を登りきると西穂高岳の山頂に到着します。
山頂は独標やピラミッドピークよりちょっと広いくらいですが、岩だらけの山頂です。この日は数人しか居なかったので広々と使えました。山頂は360度のパノラマになっていて北アルプスの名峰と、目の前に大迫力のジャンダルムが見渡せます。
目の前に間ノ岳、ジャンダルム、奥穂高岳、前穂高岳、明神岳と続き、上高地方面の雲の先に八ヶ岳、富士山、南アルプス、その右手前に霞沢岳、中央アルプス、御嶽山。後方に登ってきた西穂高の8峰と独標、丸山の稜線が一望でき、焼岳や乗鞍岳の北アルプス南部側が見渡せます。天気が良ければ後方右側に白山も見えます。間ノ岳から左は槍ヶ岳と裏銀座の稜線、黒部五郎岳等の飛騨山脈、手前に笠ヶ岳が見えます。
何より西穂高岳から見渡す穂高連峰の岩壁はとても迫力があり、目を奪われます。とてもとても険しそうですが、ジャンダルムはいつかチャレンジしたいなと思いました。
穂高連峰と北アルプス南部の絶景を目に焼き付けて、西穂高山荘にピストンで戻ります。
また同じ岩峰を通るのかと思うと憂鬱になりますが、残念ながら戻るコースが一番安全な下山ルートだと思います。
▼~下山(西穂山荘)
下りは西穂高岳の稜線を眺めながら下っていきます。一部登りもありますがほぼ下り道が続く感じです。
山頂直下の急斜面が核心部です。滑り落ちたらただ事じゃ済まないレベルです。特に下り時は足場を見つけるのが大変でしたが、慎重に慎重に下っていきます。
昼前、ロープウェイが動き始めていてピラミッドピークや独標はハイカーや団体で賑わっていました。遠くから見ても狭い独標にハイカーがたくさんいるのが見えます。
これから西穂高岳に向かう人も居てすれ違いが多かったです。適当な場所見つけて譲り合いながら進みます。
ピラミッドピーク越えるとなぜか安心感が出てきました。最後の独標の岩を登ります。独標は団体客で賑わっていました。中にはめっちゃラフな恰好しているハイカーも居ました。独標まで登って折り返す人が多いようです。
ここで穂高連峰の美しい岩壁を目に焼き付けて、西穂山荘まで下山します。見た目以上に意外と距離もあり、足場が悪い道が続くのでさくさく下る感じではなかったです。
西穂山荘も多くのハイカーで賑わっていました。独標まで行って戻ってきたハイカーも多く、ちょうど昼くらいだったので昼食している方も多く居ました。
予定よりかなり早く下山したのと、この混雑ぷりを見てロープウェイ側から下るのを止めて上高地までピストン下山することにしました。
新穂高ロープウェイから上高地に戻ろうとすると、ロープウェイ2つ、バス2つ乗り換えする必要があって、ちょっと面倒くさくなりました…
▼~下山(上高地)
登ってきた道を下るだけの単調な下山です。本当に人気がないコースで数組のハイカーしか会いませんでした。
ずっと下りですが上高地まで距離があり、途中休憩するポイントもないため、上高地まで一度も休まず下山しました。
今回は9時間近いロングトレイルとなり、上高地に着く頃には足が痛くなってました…
西穂高岳は穂高連峰の中では、ロープウェイもあり比較的登りやすい山だと思います。
丸山や独標までであれば、ハインキング感覚で登ることもできます。西穂山荘辺りから見晴らしも良くなり、独標からは迫力のある穂高連峰を見渡せます。
上高地からのコースは距離があるため健脚者向けですが、ロープウェイ等の時間を気にすることなく登ることができ、登山渋滞も回避しやすいです。
写真はこちらからもご覧ください。
https://photos.app.goo.gl/f8eSHVRAo22E3r3a7
フォトギャラリー:79枚
上高地の小梨平キャンプ場にテントを張り、早朝からスタートします。心配していた天気は回復しそうです。
小梨平キャンプ場から河童橋に向かいます。上高地の早朝の風景は何とも言えない幻想的な光景です。
河童橋に到着。昼は観光客で超賑わっていますが、さすがに早朝は殆ど人が居ません。
河童橋から穂高方面。天気が良ければここから穂高のモルゲンロートが見えます。
美しいエメラルドグリーンの梓川(あずさがわ)と焼岳。
早朝は梓川に靄が掛かっていてとても幻想的です。
梓川の奥に見える霞沢岳。北アルプスは百名山が人気ですが、霞沢岳も負けず劣らずの名峰です。
ウェストン牌近くに公衆トイレがあります。
ウェストン牌。
霧が立ち込めています。
この橋の奥が田代橋です。この橋の先にホテルがあります。最短のスタート地点は帝国ホテル前のバス停です。
橋から上高地方面。
これが西穂高岳登山口。この門?を潜ると登山道に入ります。
この登山道は一本道で明瞭です。特に危険個所もなく歩きやすいですが、西穂山荘までかなり距離があり、途中に休憩できるポイントはありません。
ぐいぐい登っていきます。
振り返ると美しい山容の霞沢岳。
宝水という水場ポイントに到着。
透き通っていて冷たい水ですが、天然の湧き水のため、飲む場合、お腹弱い人は気を付けましょう。
さらにぐんぐん登っていきます。ずーと急登という感じではなく、ところどころなだらかで歩きやすいところもあります。
分岐手前に花畑がありました。
この辺りはキレイな黄色の花がたくさん咲いていました。
焼岳分岐に到着。ここから山荘まで10分弱程度で着きます。
振り返ると焼岳が見えてきました。
さらに登ると焼岳と乗鞍岳がセットで見えます。
西穂山荘に到着!ようやくここで休憩取ります。まだロープウェイが動いていない時間でハイカーまばらです。みなヘルメット等の装備をして登っていきました。気合が入ります。
ここから西穂高岳に向かいます。まずは丸山と独標を目指します。
稜線に出ると左側に目いっぱいに広がる笠ヶ岳!笠ヶ岳をこんな身近で見れるのは西穂高岳くらいだと思います。
振り返って手前に西穂山荘と焼岳、乗鞍岳。
足場はでかい岩がごつごつしていて歩きにくいです。右側は霞沢岳。
霞沢岳の一帯が見渡せます。眼下に梓川も見えてきました。
目の前は西穂高岳。奥に見える右側の山は前穂高岳と明神岳だと思います。
西穂高岳が見えてきました。真ん中あたりの一番尖っているキレイな三角形の山がピラミッドピーク。西穂高岳の山頂はそのさらに左奥だと思います。この位置から見えるかなーくらいのところにあります。遠く感じます…
丸山に到着!西穂山荘から丸山までであれば難所も少ないので、登山装備やヘルメットなくても来れます。パノラマになっていて抜群の景色です。
目の前に西穂高岳。鋸みたいにギザギザしています。
西穂高岳の右側は前穂高岳と明神岳。ここからだと奥穂高岳は見えないようです。
霞沢岳と上高地。小梨平キャンプ場も見えそうです。
後方は焼岳と乗鞍岳。
左側は笠ヶ岳。
さらにガレガレした地帯を進み、独標前の岩を登ると西穂高独標に到着します。ここまで来て折り返すハイカーも多いようです。
西穂高岳の8つ岩峰。写真からは解りずらいですが、独標からピラミッドピークと西穂高岳山頂に人が居るのが見えます。
西穂高の右隣りは奥穂高岳。
右側は前穂高岳と明神岳。眼下に見える小屋は岳沢小屋です。
右側、上高地方面の雲の先に富士山と八ヶ岳が見えました。南アルプスは少し雲が掛かっています。
西穂高岳方面。いきなり崖みたいなところからスタートします。高低差がありそうな岩場ですが、見掛けよりは険しくなかったです。慎重に通れば問題ないです。
ナイフエッジみたいな稜線ですが、実際歩いてみるとそれほどではないです。
振り返って独標。
独標とその奥に見える霞沢岳。
独標から丸山の稜線がくっきり見えます。奥は焼岳と乗鞍岳。
ピラミッドピークに到着。
まだ8峰…
7峰。ここはトラバース。
6峰。ここもトラバース。
途中にあるたぬき岩。角度変えてみるとたぬきに見えるようです。
5峰。ここもトラバース。
4峰目のチャンピョンピーク。まだまだ緊張が続きます。
通ってきた西穂高の稜線。岩々している穂高連峰の中では緑が豊かです。
3峰。この辺りの岩は鋭く手を切りやすいのでグローブ必須です。
2峰!山頂はもうすぐです!
山頂手前のコルぽいところに花が咲いていました。こんな険しいところに可憐に咲いている花が何とも美しい。山頂手前に難所があり、足の置くところ見つけて登ります。鎖付けてほしいなーと思いましたが、よく見ると崩れそうな岩ばかりなので付けられないんでしょうね。
なんとか西穂高岳山頂に到着しました!山頂は360度の大パノラマです!
目の前に大迫力の光景が広がっています!左から雲が掛かっている槍ヶ岳・槍ヶ岳の中岳、間ノ岳。間ノ岳はボロボロと崩れそうな感じです。
間ノ岳から天狗のコル、ジャンダルム、奥穂高岳。肉眼だと奥穂高岳山頂にある祠が見えます。
奥穂高岳から右側は前穂高岳、明神岳。
雲の先に八ヶ岳、富士山、南アルプス。
霞沢岳一帯と上高地、眼科の川は梓川です。上高地の建物もしっかりと見えます。
西穂高岳稜線の8峰、独標、丸山。その先に焼岳と乗鞍岳。
笠ヶ岳。ほんと何ともいえない美しい山容です。
槍ヶ岳から続く裏銀座と黒部五郎岳等の肥田山脈。裏銀座の光景は何度見ても美しいです。
一瞬雲が晴れたので、槍ヶ岳を撮影。解りやすい山容ですね。
名残惜しい絶景ですが、そろそろ下山準備します。また同じ道を戻るのかと思うと、とても憂鬱になります…
この時間になるとハイカーが多くなってきました。これから山頂向かう人やピラミッドピークまで行って悩んでる人、独標で引き返す人でごった返しています。
独標まで戻ってきました。西穂山荘まで気を抜かず足場に気を付けて下ります。
西穂山荘まで下山しました!昼時だったため、多くのハイカーと観光客で賑わっていました。予定よりだいぶ時間もあり、まだ体力的にも大丈夫そうだったので、上高地までピストン下山することにしました。
混雑しているロープウェイを何度も乗り換えるのと、バスの乗り換えがダルかったので歩いて戻ることにします。ピストンは好きではないですが、心を無心して上高地に戻ります。
前日の悪天候で木の根っこや岩が滑りやすくなっていましたが、足元に気を付けてぐいぐい下っていきます。結局、一度も休憩入れず下山しました。追い越したハイカーは数組しか居ませんでした。ほんと人気のないコースですね・・・
上高地の河童橋まで戻ってきました。上高地は何度来ても良いところです!
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | トレランシューズ |
バックパック | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス |
地図 | コンパス | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 |
ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | |||
【その他】
水 2.0ℓ+ペットボトル550m 昼食、ウィダーインゼリーx1(非常用)、プロテインゼリーx1(下山後用) 登山用ヘルメット ※地図、コンパス、時計、GPS、カメラはスマフォアプリ ※トレッキングポールは折り畳み式非常用(未使用) |
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