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栂池山荘から白馬乗鞍岳を往復(2日目)

白馬乗鞍岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 2人 (モーちゃん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ後8時45分頃から曇り。無風。気温ビジターセンター11時25.5度。昼過ぎから雷鳴。

登山口へのアクセス

その他
その他: 前泊した栂池山荘と栂池自然園ビジターセンターの間にある登山口から出発。

この登山記録の行程

登山口5:30・・・銀明水・・・7:05天狗原7:30・・・8:45白馬乗鞍岳8:58・・・9:55天狗原10:00・・・銀明水・・・11:00登山口。
栂池山荘11:30⇒ロープウェイ・ゴンドラ・・・契約駐車場12:40⇒道の駅おがわ⇒14:00長野IC⇒17:30自宅。鶴ヶ島JcT先頭に関越道は約30㎞渋滞。

コース

総距離
約5.2km
累積標高差
上り約612m
下り約612m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 正午過ぎから雷雨になりそうだとの気象予報を登山者から聞き、白馬大池を往復することは断念。白馬乗鞍岳から引き返すことにしました。朝食を弁当に替えてもらい、部屋で済ませました。5時30分に栂池山荘を出発しました。無風で、大変蒸し暑く、しかも登山道は日影が少なく、かんかん照りです。7時05分天狗原に着いた時は、登山シャツが汗でびっしょりと濡れていました。腹がすくので、菓子パンを2つ食べて、エネルギーを充電しました。7時30分出発。

 登山道は、天狗原から白馬乗鞍岳まで大小の岩石が多い、かなりの急登が連続します。足の置き場を選び、両手を使って登る箇所がいくつもありました。雪渓の手前は、大きな岩石が連続し、その上をバランスをとって歩きました。下って来る登山者の中には、こわくて、時々しゃがみこむ人もいました。

 雪渓は、ステップとロープがあり、アイゼン無しで歩けました(約50m)。急登を上がると、緩やかな登山道に替わり、遠くにケルンが見えて来ました。8時45分白馬乗鞍岳登頂です。しかし、周囲は霧に囲まれて眺望が全くありませんでした。

 10分間待っても回復しないので、諦めて立ち上がった時にさっと霧が流れて、上空には青空が見えて来ました。船越ノ頭や小蓮華岳方面が見えて来ました。右には雪倉岳、その右には朝日岳でしょうか。しばらく絶景を楽しみました。2014年栂池ヒュッテから白馬大池を経て白馬岳へ行き、白馬山荘に宿泊したことを思い出しました(登山記録「二人で129歳、念願の白馬岳登頂」)。

 8時58分下山に取り掛かりました。絶対に転倒しないよう、焦らず、慌てず、落ち着いて歩こうと思いました。雪渓はダブルストックを使い、難なく通過できました。岩石の上も踏み跡やマークを確認して、慎重に歩きました。この時間になると、登って来る登山者が大変多く、たびたび登山道を譲りました。団体が多くて、待ち時間が真長くなると、さすがにいらいらとして来ました。

 9時55分天狗原到着。体中が熱を持っているようで、ペットボトルを全部飲み干しました。この先は、登山道に沢の水が流れている箇所や濡れた木製階段があり、大変滑りやすかったです。歩幅を狭くして、ダブルストックでバランスを取って歩きました。11時無事に登山口に到着し、ほっとしました。ビジターセンターでは、冷たい、おいしい水を3杯もいただきました(無料)。

 栂池山荘に預けておいた荷物を回収し、ロープウェイ駅へ向かいました。車窓からは、白馬三山も白馬乗鞍岳も雲の中に隠れていました(11時43分)。12時20分頃には、何回か雷鳴が山中から聞こえて来るようになりました。この時刻は稜線を歩いている登山者が大変多いことでしょう。落雷や降雨にならないといいなと、無事を祈りました。夏山は特に早出早着が重要だなと改めて思いました。
 
 12時40分に駐車場を出発し、「道の駅おがわ」に寄り、小川町名物のおやきと野菜を購入し、おいしいおやきをファミリーマートで食べ、100円コーヒーを飲んで、帰路に備えました。関越道は、鶴ヶ島JcTを先頭に約30キロメートルも渋滞(原因は圏央道に入る車が大変多かったこと)していましたが、17時30分無事に帰宅することができ、ほっとしました。

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フォトギャラリー:40枚

栂池山荘2階展望室から早朝撮影。

白馬岳をズーム。

左から白馬鑓ヶ岳杓子岳。右は白馬岳。

白馬鑓ヶ岳と杓子岳をズーム。部屋に戻り出発の準備。

5時30分登山口を出発。約10分も登ると絶景が広がっていた。手前には泊まった栂池山荘等が見えた。

右は白馬岳左は・・・

白馬鑓ヶ岳(左)と杓子岳(右)。

右から左へ唐松岳・五龍岳・鹿島槍ヶ岳。

木道の急な階段を登って標高を稼ぐ。

オタカラコウが多い。

登山道には泥濘や石が多く歩きにくい。花々に癒される。

何アザミかな。

チングルマ。
天狗原に着き間食を摂り、岩の多い急登に備えた。

イワショウブが多い。

天狗原には、池塘がいくつかある。花はヒオウギアヤメ。

シナノオトギリかな。

雪渓がまだ残っている。

エゾシオガマが群生。

イワイチヨウ。ここで木道は終わる。

大きな岩石の上をバランスを取りながら登って行く。

チングルマ。

振り返ると下方には天狗原が見えた。

ミヤマダイコンソウ(深山大根草)。

ズーム。

雪渓が見えて来た。

登山道は、雪渓を直登する。

雪渓にはロープが垂らしてある。長さは約50m。アイゼンは必要ないが、ストックがあると歩きやすい。

タカネバラ。

イワキキョウかな。

ミヤマコゴメクサ。

白馬乗鞍岳山頂に近づくと次々と雲が流れ込んで来た。

白馬鑓ヶ岳はケルンが目印。360度雲の中に入ってしまった。2013年ライチョウが登山道上で砂浴びをしていたことを思い出す。

10分過ぎて眺望を諦めようとした時に・・・。

雲が流れて青空が見えて来た。船越ノ頭方面。

小蓮華山方面。2014年白馬岳を往復したことを思い出す(登山記録「二人で129歳、念願の白馬岳登頂」)。

雪倉岳。

朝日岳。8時58分下山に入る。

ヤマハハコ。

シラネニンジン。

木道の間に咲いたタテヤマリンドウ。

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装備・携行品

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