行程・コース
この登山記録の行程
飯森高原(06:30)・・・七合目(06:40)・・・八合目女人堂(07:30)[休憩 15分]・・・九合目覚明堂・・・黒沢十字路・・・剣ヶ峰(09:30)[休憩 20分]・・・黒沢十字路・・・二ノ池本館(10:20)・・・九合目覚明堂・・・八合目女人堂(11:30)[休憩 10分]・・・七合目・・・飯森高原(12:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
木曽にある御嶽山を散策。ロープウェイを使っての日帰り登山でした。
何かの本で、御嶽山には「山」をつけないと書いてあったような気がして、そういうことを言うのはきっと深田久弥氏だろうと帰宅してから『日本百名山』の御嶽の個所を読んでみました。確かに同書では、「御嶽」と記されていますが、「山」に関する記事は特にありませんでした。今もってなんだったろうと気になります(そもそも全くの記憶違いかもしれませんが)。
そんなことを思いながら、木曽方面へ。木曽は山深いながらも、『平家物語』(岩波文庫)では「信乃にとっても南のはし、美乃ざかひなりければ、都も無下にほどちかし」と記されるように、地理的には重要だったようで、この地を舞台に木曽義仲が育ち、島崎藤村『夜明け前』が書かれたのだと感慨にふけってみました。
その歴史や文学の背後にはきっといつもこの「御嶽」がどっしりと鎮座ましましたのであり、それを思うときっと御嶽登山の楽しさも倍増する・・・・、はずでしたが、7合目から結構な急登が続き、息も絶え絶えでそんな余裕もありませんでした。他の山と違うのは、白い装束をきた参拝の方々が多いこと。やはり御嶽は信仰の山なんだなと、少し嬉しくなります。8合目までは樹林の中を登り、それを過ぎると途中から岩の急登という感じですが、登山道は比較的歩きやすいと感じました。
二ノ池との分岐(十字路)あたりから見ると山頂の雄姿が確認でき、もう少しとは思いながらもなかなか足が進まない。それでもなんとか足を進めると最後に20~30段くらいの階段があり、山頂に到着です。この日はアルプス側はもくもく沸き上がってきた雲に覆われ景色を堪能できませんでしたが、北側の景色は、他の人が白山がきれいに見えると喜んでいたように堪能できました。
朝6時過ぎのロープウェイに乗って、お昼過ぎに下山終了。御嶽山頂付近は気持ちよいくらい涼しかったし、楽しい山の日の山行になりました。
そういえば、地元では親しみを込めて「御嶽さん」と呼ばれているようで、それも何か良い感じですね。