登山記録詳細

無雪期登山
参考になった 2
裏銀座から笠ヶ岳(19.8.17-20) 烏帽子岳、野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳、笠ヶ岳(北アルプス・御嶽山)
img

記録したユーザー

道遙か さん
  • 日程

    2019年8月17日(土)~2019年8月20日(火)

  • 利用した登山口

    高瀬ダム   新穂高温泉駅  

  • 登山口へのアクセス

    バス
    その他:往路:0350七倉山荘着(毎日アルペン号)※台風で雨量制限を超えたため高瀬ダムまでタクシーが運行せず。
    復路:1055新穂高ロープウェイ発(濃飛バス)

  • 天候

    初日:晴、午後から雲がわく、2日目:晴、夕方雲がわく、3日目:晴のち雨、4日目:曇りのち雨
    [2019年08月17日(土)の雨雲の位置を確認する]

この登山記録の行程

【1日目】
七倉山荘(04:50)・・・高瀬ダム(06:11)・・・ブナ立尾根登山口(06:35)[休憩 15分]・・・三角点(09:28)[休憩 25分]・・・烏帽子小屋(11:13)[休憩 85分]・・・山頂分岐・・・烏帽子岳(13:32)[休憩 50分]・・・山頂分岐・・・烏帽子小屋(15:18)

【2日目】
烏帽子小屋(04:00)・・・三ッ岳北峰(05:16)[休憩 3分]・・・野口五郎小屋(07:06)[休憩 34分]・・・竹村新道分岐・・・東沢乗越(09:22)[休憩 11分]・・・水晶小屋(10:28)[休憩 5分]・・・水晶岳(黒岳)(11:16)[休憩 23分]・・・水晶小屋(12:09)[休憩 45分]・・・ワリモ北分岐(13:24)[休憩 2分]・・・鷲羽岳(14:29)[休憩 24分]・・・三俣山荘(15:46)

【3日目】
三俣山荘(04:05)・・・三俣蓮華岳(05:01)[休憩 7分]・・・双六岳(06:23)[休憩 15分]・・・双六小屋(07:20)[休憩 31分]・・・弓折乗越(09:01)[休憩 2分]・・・大ノマ乗越(09:34)[休憩 10分]・・・秩父平(11:08)[休憩 30分]・・・笠新道分岐(12:56)・・・笠ヶ岳山荘(14:20)

【4日目】
笠ヶ岳山荘(04:10)・・・笠ヶ岳(04:24)[休憩 3分]・・・笠ヶ岳山荘(04:38)[休憩 5分]・・・笠新道分岐(05:46)・・・杓子平(06:39)[休憩 3分]・・・2000mの草付(08:16)[休憩 13分]・・・笠新道登山口(09:28)[休憩 6分]・・・新穂高温泉駅(10:27)

総距離 約50.4km 累積標高差 上り:約5,307m
下り:約5,260m
コースタイム 標準:34時間27分
自己:31時間19分
コースタイム倍率 0.91
かねてより踏みたい縦走路リストにあった「裏銀座からの笠」へ。裏銀座の稜線美と笠の深山感、北アルプスの新たな表情を垣間見た4日間となった。

初日、暗闇の中で七倉山荘着。05:30のタクシー始発を待っていると、5時前に1台やってきて、「前日の雨で通行規制がかかっており、8時過ぎまでタクシーは出ないよ」と。知らせに来てくれた親切な運転手さんのおかげで延々待たずに済んだ。できればタクシーで体力温存したかった道、長いトンネル、高瀬ダムの巨大な堰堤はなかなか。稜線上は水が貴重なので、ブナ立尾根登山口脇の沢で3L補給。ここから急登だが主稜線まで効率よく高度を稼げる。右手には不動沢の大崩壊がすごい迫力。烏帽子小屋で一気に眺望が変わり、赤牛と薬師の長大な稜線が目の前に。この先、4日目の笠新道までずっと森林限界の縦走路を行く。烏帽子岳までは白砂の美しい道で午後の散歩に最適。盛りを過ぎたがコマクサも多い。天気がよいので大岩の上に寝そべって昼寝。烏帽子小屋のテント場は三ツ岳を臨む斜面に点在し居心地よし。

2日目は三ツ岳への登りから。砂礫の道をゆっくり行くと日の出、オレンジ色に染まる野口五郎と、その後ろに槍穂のシルエットが現れる。野口五郎小屋から雷鳥親子に遭遇しつつひと登りで山頂。360度絶景。朝食を取りながら夜露で濡れたテントを干す。水晶小屋が赤岳直下に張り付いているのが見えるが、アップダウンを繰り返す長い道のり。左手には槍が鋭く聳えて裏銀座の醍醐味を堪能。水晶小屋から水晶岳は平坦な道で後半が岩がちの登り。水晶岳もまた絶景、黒部湖まで見える。水晶岳は2年前にワリモ北分岐まで来て風雨で断念したので登頂の感慨もひとしお。小屋に戻ってランチ後、本日最後のピーク、鷲羽へ。ワリモ側からの登りはそれほどしんどくない記憶があったので気楽に進む。山頂からは念願の鷲羽池。雲がわいて槍は隠れたが満足。ザレた激下りを経て三俣山荘、相変わらず賑やかで雰囲気がよい。水が豊富で嬉しい。夕方、一瞬雲が切れて、白く輝く槍の穂先が現れ、あまりのかっこよさに一同歓声。

3日目、三俣蓮華への登りから。天気予報は下り坂。双六へ向かう稜線からガスが切れ、まさかの晴天に。ゆったりした頂上稜線越しの槍穂の勇姿が素晴らしすぎる。双六小屋で水補給、笠へ。坂の途中で振り返って見る、双六小屋と鷲羽岳はとても好きな景色のひとつ。弓折乗越から先は笠ヶ岳支脈を辿る道、登山者がめっきり減り、登山道が細くなるので熊鈴を装着。大ノマ岳で雷鳥親子がひとしきり一緒に歩いてくれる。左俣谷側がざっくり切れ落ちる道を秩父平に下っていくが、この辺りから明らかに山の雰囲気が変わる。岩峰に囲まれた池塘と草原、濃いハイマツの斜面が深山の気配。秩父平らから登り返して稜線歩き、というところで時間切れ、雨が降り出す。笠新道との合流点あたりで本降りに。一瞬霧が晴れて笠ヶ岳への全貌を捉えるが、小屋は遥か稜線の彼方。岩場のテント場は晴れていれば最高のロケーションだが、雨の中、小屋と往復する気力がなく小屋泊まりに変更。空いていてゆったり寛ぐ。夜間は雷雨。

4日目も昼前から天気が崩れる予報。暗いうちに笠ヶ岳に登頂し、早々に下山開始。早朝は思いの外天気がよく、昨日は視界がなかった稜線歩きを楽しむ。笠新道は、昨夜山小屋で話した登山者たちが口を揃えて「もう二度と登りたくない」と言っていたきつい登降。濡れた岩で滑らないよう、体力よりも神経をすり減らしながら下る。ようやく登山口、水場で喉を潤し、林道を傘をさしてのんびり下って無事に山行終了。

帰りは平湯温泉のひらゆの森で入浴。広々とした合掌造り風の館内で、白濁の湯が最高。

登山中の画像
登山画像
烏帽子から三ヶ岳方面の稜線
登山画像
烏帽子岳
登山画像
三ヶ岳から立山、針ノ木を振り替える
登山画像
朝日の野口五郎と槍
登山画像
雷鳥が見つめる先の水晶
登山画像
野口五郎から臨む水晶から笠
登山画像
野口五郎から西鎌尾根
登山画像
水晶小屋手前
登山画像
水晶小屋手前
登山画像
水晶へ向かう途中、黒部五郎と雲ノ平
登山画像
水晶岳山頂から鷲羽と槍
登山画像
鷲羽池
登山画像
黒部源流域
登山画像
双六から、歩いてきた山々を一望
登山画像
双六から槍
登山画像
双六から笠
登山画像
坂の途中、双六小屋と鷲羽を振り返る
登山画像
大ノマ岳で雷鳥に遭遇
登山画像
ガス煙る秩父平
登山画像
笠新道分岐過ぎ、一瞬ガスが切れ、笠が
登山画像
朝靄の笠ヶ岳テント場
登山画像
笠から笠新道分岐への稜線
登山画像
笠の門、と命名
登山画像
秩父平から抜戸岳へのハイマツの稜線
登山画像
杓子平へ下る途中
参考になった 2

※この登山記録が、あなたの登山計画の参考になった場合
感謝の気持ちを込めて、右のボタンを押してください

道遙かさんの登山記録についてコメントする
  • strongrenren さん
    道遥か様
    strongrenrenです。 度々ですが、感動したのでコメントします。
    南の翌週は北ですか!
    凄いですね!
    しかも裏銀座から笠ヶ岳に向かうとは!
    このプランは昨年の山と渓谷の紙面で見た記憶がありますが、実行力が凄いと思いました。

  • 道遙か さん
    strongrenrenさん
    見ていただいて有難うございます。夏山シーズンは短いので、晴れ予報の週末はついじっとしていられず…。今週末はようやく休養できそうです笑 strongrenrenさんはタフな山行をされてますね。素晴らしい体力です。

関連する現地最新情報

登った山

類似するモデルコース

関連する登山記録

もっと見る

道遙か さんの他の登山記録

もっと見る

参考になった 2

※この山行記録が、あなたの登山計画の参考になった場合
感謝の気持ちを込めて、右のボタンを押してください

[このページのトップに戻る]

こんにちは、ゲストさん
◆東京の天気予報[山域を変更]
明日

晴時々曇
明後日

晴時々曇
(日本気象協会提供:2019年9月17日 17時00分発表)
[ログイン]
ユーザ登録・ログインすることで、山頂天気予報を見たり、登山履歴を登録・整理・分析して、確認できます。
NEW パタゴニア キャプリーン・ミッドウェイトを刷新
パタゴニア キャプリーン・ミッドウェイトを刷新 独自の立体構造で優れた吸汗速乾性と伸縮性を備えた「キャプリーン・ミッドウェイト」。アンバサダー3人の評価にも注目!
NEW 生きるための道具選び。シチズン「プロマスター」
生きるための道具選び。シチズン「プロマスター」 すべての道具の選択基準が「生きるために役立つ」ということ。K2登頂をめざした写真家石川直樹氏が本格志向の道具選びを語る
NEW モンベル「ストームクルーザー」の秘密に迫る
モンベル「ストームクルーザー」の秘密に迫る 定番レインウェア「ストームクルーザー」。日本の登山者に向けた雨具はどのように生まれ、どう進化したのか? その秘密に迫る
NEW 丈夫で伸縮性の高い、ハイブリッドなパンツを試す
丈夫で伸縮性の高い、ハイブリッドなパンツを試す 高橋庄太郎さんの連載「山MONO語り」。今月はホグロフスの「ラグドフレックスパンツ」を、岩場もある恵庭岳でチェック!
NEW 飛騨から登る北アルプス フォトコン優秀作品発表
飛騨から登る北アルプス フォトコン優秀作品発表 2部門に556点を投稿いただいたフォトコンテスト。審査員2名が選んだ優秀作品4点ほか、受賞作品が決定!
NEW 秋山PICK UP ITEM! シリオ
秋山PICK UP ITEM! シリオ 『秋山JOY』連動企画!ストレスフリーの軽量トレッキングシューズ、シリオの「P.F.46-3」を紹介
NEW カリマー「クーガー」モニターレポート公開!
カリマー「クーガー」モニターレポート公開! レポート第1弾は、まりりんさん。日帰りと二度のテント泊縦走で背負って感じた「身体に吸い付くような一体感」の理由とは?
NEW 山と自然を感じる2日間!丹沢 山モリ!フェス
山と自然を感じる2日間!丹沢 山モリ!フェス 10月5~6日に開催される、山とアウトドアのイベント「山モリ! フェス」。スタンプラリー、ワークショップ、自然観察ツアー...
毎日が絶景! 小岩井大輔の富士山頂日記
毎日が絶景! 小岩井大輔の富士山頂日記 富士山頂でしか見られない絶景が、ほぼ毎日! 写真家・小岩井大輔の富士山頂日記は今年もCool!
ロープウェイで登れる百名山
ロープウェイで登れる百名山 ロープウェイやリフトなどを使って、一気に標高を稼げる百名山はいくつあるかご存知?
王道の北アルプス縦走コースを歩こう
王道の北アルプス縦走コースを歩こう 森林限界を越えた稜線に、果てしなく続く縦走路。稜線歩きの醍醐味を思う存分楽しめる、北アルプスの縦走コースを紹介。
憧れの3000m峰に惜しい山に注目
憧れの3000m峰に惜しい山に注目 夏はやっぱり3000m峰に挑戦! と言いたいところだが、惜しい山にも3000m以上の魅力がたっぷりです。
名峰・那須岳登山へ! 個性豊かでダイナミック
名峰・那須岳登山へ! 個性豊かでダイナミック 活火山の茶臼岳、峻険な朝日岳、最高峰の三本槍岳ほか、花畑の稜線や温泉など魅力満載の那須連峰。ほかにも湿原・お花畑・温泉と...
ツラく、キツく、長い急登の登山道を制す
ツラく、キツく、長い急登の登山道を制す 長い急登を汗水流し、気合と根性を振り絞って、延々と登った先にある素晴らしい景色と充実感を味わいたいなら、ココに決まり!
南・中央アルプスの王道の縦走コースを歩こう!
南・中央アルプスの王道の縦走コースを歩こう! 北アルプスに比べると、登山者を受け入れる体制は整っていないのが南・中央アルプス。だからこそ魅力がタップリなのです!
夏山に向けて登山ボディになろう!
夏山に向けて登山ボディになろう! 夏山シーズン目前、今からでも間に合います。身体のリセット・メンテナンスの面から登山のトレーニングを指南。登山のための身体...