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行程・コース

天候

朝から曇り。雨が降るような曇りではないが、頂上もガス

利用した登山口

大山寺  

登山口へのアクセス

バス
その他: 米子駅を7:20に出発するバスに乗る。本当はもっと早い時間のバスがあればと思っていたのだが、7:20発が始発とのこと。40分ほどで、大山寺のバス停に到着。バス停から歩いて10分弱で大山夏山登山口に到着。

この登山記録の行程

大山寺(08:15)・・・夏山登山道入口(08:25)・・・行者谷分れ(09:45)[休憩 5分]・・・六合目(10:00)・・・頂上避難小屋(11:20)[休憩 20分]・・・六合目(12:40)[休憩 10分]・・・行者谷分れ(13:00)・・・元谷入口(13:30)・・・大神山神社奥宮(13:45)[休憩 5分]・・・大山寺(14:05)[休憩 5分]・・・大山寺(14:15)

コース

総距離
約8.0km
累積標高差
上り約1,047m
下り約1,047m
コースタイム
標準4時間34
自己5時間15
倍率1.15

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

8:25に夏山登山口に到着。そこからいよいよ登山が始まった。
最初から階段状の上りなので、道はとても整備されているが、階段状がずっと続くのかと思うとちょっとげんなりする。

上り始めて10分ほどで、お寺らしき建物が見えてきた。大山寺のお堂の一つである阿弥陀堂とのこと。お堂はこれから開くらしく、何人かの係の方々が準備をしていた。よく見ると、開扉は毎月18日のみとのこと。たまたま18日だったので扉が開いていたのだった。拝観料は200円。堂内に入りたい気持ちはあったのだが、トレッキングシューズを脱ぐのが面倒だったのと、時間も気になったので、外から眺めるだけにしてしまった。堂内には大きな阿弥陀仏が鎮座していた。

9時過ぎに標高1000mと表示された立看板の横を通る。それにしても暑い。木々の中を歩いているし、曇りでもあったので、日差しの厳しさはないものの、湿度が高く蒸し暑い。あっという間に汗だくになってしまった。階段状の登山道もきつい。自分の歩幅に合わないのだから仕方がないが、ゆっくりゆっくりと思っていても息が上がる。

9:15に標高1100m、9:30に標高1200mの立看板を通り過ぎた。自分の中での最初の目標地点は、行者谷分かれという分岐点。しかし登れども登れども見えてこない。道の脇に咲く小さな花々の写真を撮りながら息を整えながら進むも、本当にきつかった。行者谷分かれにきたらUターンしてしまおうか、どうせガスっていて頂上に行っても何も見えないぞなどと泣き言が頭に浮かぶが、なんとかそれを振り払って一歩一歩足を上げていく。

9:45、やっと行者谷分かれという分岐点に到達した。ここから頂上まではまだ1時間以上ある。それでも、最初の目的地に到着したのは少し元気をくれる。そして次の目標地点の6合目に到着したのが10:00。ヤマケイのコースタイムでは登山口から行者谷分かれまで1時間、行者谷分かれから6合目までが10分となっているが、私は80分と15分。他の地図で見ると、登山口から6合目まで120分と書かれているので、私的にはまあまあのタイムといったところだろうか。

この時期は登山者も多いようで、すでに下山してくる人たちとも多くすれ違った。私の基本スタンスは、全て相手に譲るということ。登山の約束事としては、登りを優先するのがマナーだが、私はとにかく急ぎたくないので、基本全てにおいて相手に譲ることにしている。その方が少し息を整える時間を確保することができる、というのもあるが。

6合目から頂上までのコースタイムはヤマケイも他の地図も60分とある。6合目で5分ほど休憩したあと、また上り始めた。10:15には標高1400mを超え10:35には標高1500mを超えた。少しずつ、周りの木々の様子が変わってきたのもこの辺りだったように記憶している。低木が増えてきた。少しずつ頂上に近づいているのだな、とは思う。しかし。周りは一面真っ白。ガスに覆われてしまっていた。

7合目辺りからガレ場になってきて、足元が悪くなってくる。汗だくだし足は重いし気持ちが萎えかかってきた時だった。ふと辺りを見渡すと、雲の切れ間から下界が見えるではないか! なんと雲が流れて、所々に辺りの様子が見える部分ができていた! こうなると一気にテンションが上がる。力も湧いてくるのだから単純なものだ。あっという間に見えなくなってしまうこともあるが、山の天気は変わりやすいから、もしかしたら良い方へ流れるかも、と淡い期待を胸に、また一歩を踏み出す。

8合目に到達したのが10:55。標高1600mを超えたのが11:00。この辺りから木道が始まった。ずっと歩幅を大幅に超えた段差を登ってきた足にとって、この木道の傾斜が地味に辛い。ただ、この時、ちょうど雲が切れて辺りを綺麗に見渡せることができたので、これはこれで素晴らしかった!

そしてついに登頂!!! 11:20に大山頂上に到着した。頂上の避難小屋は現在、建て替え中で建物は骨組みしかなかったが、売店はプレハブで営業しており、頂上バッヂを無事に手に入れることができた。

10時過ぎに6合目を出発し、途中で何度も写真を撮ったりしながらの登りだったので、約70分で登頂したというのは悪くないだろうとは思う。しかしきつかった。前回の反省を生かして水分もしっかり取っていたのだが、まったくトイレに行きたいと思わない。全て汗で出てしまったということなのだろうか・・・。

頂上では持ってきたおにぎりを食べ、羊羹を食べ、20分ほど休憩した。残念ながら頂上からは何も見えなかった。周りは真っ白。登山者用テラスとして設置された場所で休憩していたのだが、ほとんど満席の状況だった。明日から頂上避難小屋の資材などを搬入するためのヘリコプターが飛ぶために山頂付近は立ち入る禁止となる。それを知ったのが割と最近だったので、今日(18日)に登ることができてラッキーだった。

周りは何も見えないということもあり、11:50頃には下山を始めた。降りの木道は気分的には楽だが、上りで悲鳴をあげていた足にはさらに負担がかかることになる。頂上付近で咲いていた可愛らしい花々に力をもらいながら頑張って下山開始だ。登った時と同じ場所でまた視界が開けていた。どうやら見えていたのは大山の北壁と呼ばれているところらしい。荒々しい山肌が露出していて標高1700m程とは言っても山は山だ、と思わせるに十分な荒々しさだった。大山は滑落事故も多いと聞く。夏山登山道はそのような危険に合うような場所は見当たらなかったが、他にも登山道はあるらしく、危険な道もあるようだ。

木道が終わると階段状の登山道に戻るわけだが、これがまた足に負担がかかる。階段状にはなっているが、足元に気をつけないとずるりと滑る。さらには歩幅よりずっと段差のある場所もあるわけで、足の短い者にとってはなかなかきつい。一度滑って尻餅をついてしまった。そこでいそいそと軍手を装着する。ここで怪我をしたら元も子もない。もちろん、後ろから足音が聞こえてきたらすぐに譲る。それでも下りは順調だったようで、思ったより早く行者谷分かれまで戻ってきた。時間は13:00。時間にして70分。コースタイムよりは遅いがあのカメのスピードでの下山だから仕方がない。スピード勝負でもないので良しとする。

行者谷分かれから上りとは異なる登山道を行き、大山寺に向かうのだが、登山道の様子は全く異なるものだった。階段状ではあるが、歩幅が普通の階段と同じような幅と高さで出来ており、とても降りやすい。ただし、登りはとても大変だろうと思う。この登山道を利用しての登りでなくて本当に良かったと思う。足にはそれなりの負担がかかるのは仕方がないが、今までと比べてとても降りやすい。途中途中に木道があって、それの歩幅は若干広すぎたのだが、頑張ってその幅に対応するとやはり歩きやすい。そんなこともあり。ずんずんと進んでいくことができた。

13:20、突然、開けた場所に出てきた。干上がった川底のような場所で、どうやらこの辺りが元谷避難小屋がある場所らしい。天気が良ければ、ここから大山の北壁が見えるらしいのだが、この日はただただ真っ白。それ故にどちらに向かえば良いのか最初は分からなくて焦った。しかし、よく辺りを見回すと、岩肌に赤い目印や矢印が書かれていて、行く先を示してくれていた。なんとなく人が歩いた跡らしい道もわかるようになってきた。この川底のような場所を少し歩いて行くと、また登山道に合流した。13:25からまた木々に覆われた登山道を下って行く。

ここまでくると、それほど急な下りもなく、階段も減ってくるのでぐっとスピードが上がる。そして、視界の先にお堂の屋根が見えてきた! 大神山神社である! 13:45に到着した。コースタイムが50分なので、とても順調に降りてきたことになる。ただし、足はもうガクガクである。神社で御朱印をいただいた後、大山寺へ向うのだが、降りの階段がそれこそ地味にきつかった。

14:05に大山寺に到着し、ここでも御朱印を頂いた。あとは帰るのみ。帰りのバスが14:30発とのことだったので、急いでバス停へ向かう。それを逃すと次は15:20。途中のモンベルフレンドマーケットのパン屋でホットドッグを買い、ギリギリバスに間に合った。汗だくだったので、相当汗臭かったかと思うが、ガラガラだったので少しホッとする。16:10頃には米子駅に戻ってきた。ホテルの大浴場に飛び込み、マッサージをしながら汗を流してやっと一息ついた。

次の日、体全体がバキバキになっていたことは言うまでもない。日頃の運動不足を改めて感じる登山となった。また。気温の高さがこれほどまでに体力を消耗するのだということも学んだ。水分補給はそれなりにしたつもりだったが、戻ってきてから、500mlを一気飲みしてしまったので、まだ足りなかったのかもしれない。1.3リットルくらいは飲んだはずなのだが・・・。

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フォトギャラリー:46枚

夏山登山道口入口

こんな階段が永遠と続きます

登山口から10分弱で到着する大山寺のお堂の一つ、阿弥陀堂。
毎月18日に開扉される。

きれいな花が咲いていた。
ヤマジノホトトギス?

標高の標識と何号目かの標識が交互に現れる。

途中のトイレブース。
携帯トイレを利用する場所。

行者谷分かれの近くにある山の神さんの祠

行者谷分かれ分岐点

まだまだ階段続く

ここに避難小屋があるはずだが、今は新しい小屋が建築中

ホタルブクロ?

この辺りから低木が増えてくる

ずっとガスっていたが、気付くと雲が少し切れていた

雲の合間から下界が見える

辺りの景色も見えてきた

あと少し

標高1600mを超えた辺りから木道が続く。
この木道が地味に辛い。

雲の流れが速い

荒々しい山肌を見せる大山北壁

登頂!
新しい山小屋が建築中のため、(仮)の山頂らしい。
20分ほど休んで下山開始。

シモツケソウ?

遠くが少し見えるときも

大山の北壁

ここから行者谷の方へと下山

こちらの階段は、幅も高さも普通の階段と同じくらいなので、とても下りやすい

突然、このような場所に!
辺りは真っ白で、一瞬焦る。
元谷入口

5分ほど歩いて登山道へ戻る

大神山神社奥宮に到着!
ここまでくると、観光客も多い。

相変わらずガスっていた

大山寺の本堂

無事下山

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 地図
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 健康保険証 医療品
非常食 行動食

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登った山

大山

大山

1,729m

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難易度
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