行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
美濃戸口(09:21)・・・美濃戸(10:10)[休憩 5分]・・・行者小屋(12:40)[休憩 35分]・・・赤岳天望荘(14:45)
【2日目】
赤岳天望荘(06:18)・・・行者小屋(07:08)[休憩 5分]・・・美濃戸(09:08)[休憩 5分]・・・美濃戸口(09:57)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
赤岳からの”名誉ある”撤退(2019/8/30~8/31)
今回はタイトルの通り、悪天候のため、初めての登頂失敗記である。登頂をめざした赤岳は八ヶ岳連峰の最高峰(標高2,899 mの山)である、ちなみに、「八ヶ岳」という山はなく、特定の一峰を指して呼ぶ名前であり、山梨・長野両県に跨る山々の総称をいう。
〔1日目〕
登山口最寄り駅の茅野駅までは電車で行き、そこからタクシーで美濃戸口まで(5200円!)。平日はバスの本数が少ない。9:20頃出発。天候は曇りだが、今にも降り出しそうだ。美濃戸まではマイカーで行ける。舗装はされていないが、道幅は広い。登山靴では歩きづらい。美濃戸山荘を過ぎると、北沢と南沢の分岐となり、本格的な登山道となる。美濃戸口から行者小屋までは沢を右に左へと橋を渡り、緩やかに高度を上げていく。苔むした参道はトトロの世界を思わせ、とても美しい。沢の音も心地いい。しかし、雨が少しづつ降り出した。行者小屋に着いたとき(12:40着)には、本降りになってしまった。しかたがないので、少し休むことにした。ここのラーメン(800円)はワンタンも入っていて、ボリュームがあり、おいしかった。雨はますます激しくなったが、前に進むしかない(13:20発)。道はしだいに傾斜がきつくなり、ごつごつした岩が多くなる。このルートを”地蔵尾根ルート”と呼ぶ。雨の中、石階段、鉄階段を慎重に登る。しばらく登るとお地蔵さんと出会う。強風の中、少しほっとする。右手に奇岩が林立している。長い年月、風雨に晒させ、こんな風になったのだろう。ここからがくさり場となる。思ったよりくさり場が長かった。風が強かったので、慎重に進む。登り切ると、お地蔵さんが迎えてくれる。そこが、”地蔵の頭”だ。ものすごい風が吹いていて、自撮りしようと思ったが、スマホが飛ばされそうなのでやめた。天気がよかったら、眺望もよかっただろう。そうそうに、宿に向かう。ここまで来れば、”赤岳展望荘”は目と鼻の先だ。
赤岳展望荘(標高2722m)に14:45着。周りはガスで真っ白、何も見えない。受付を済まし、寝床へ。寝床は2段ベットでシュラフ。宿泊客は少なく、一人で3人分のスペースがあった。ごえもん風呂があるのは嬉しい。お湯は37度ほどでぬるめ。桶は思ったより大きく、5、6人は入れそうだ。
夕食はヴァイキング形式で、好きなおかずを好きなだけ食べられるのが嬉しい。おかずには、豚の角煮、鶏のトマト煮、山菜の天ぷら、フルーツや杏仁豆腐まである。味をよかった。おかわりした豚汁も身体が温まり、大満足の夕食だった。天候はどんどん悪くなる一方で、宿の壁に吹き付ける風の音がガタガタと響く。明日の天気が心配だ。就寝前に談話室で「ちこちゃん」をしばらく見てから就寝(21:00)
〔2日目〕
余り眠れず、4時頃に目が覚める。外は・・・強風が吹きすさび、真っ白。これはだめだ。この中を赤岳まで行けないことはないだろうが、山頂からの眺めは望めないだろう。他の人たちも下山することを決めているようだ。5:30にヴァイキング形式の朝食をとり、荷物をまとめ、下山を開始する(6:18)。名残惜しいがしかたがない。下りは速い。行者小屋まで50分(7:08)。そこから美濃戸まで115分(9:08)。バス停のある美濃戸口には9:57に着いた。約3時間半で下山完了。急いで八ヶ岳山荘のお風呂に浸かり、10:20発のバスで茅根駅まで。
今回、初めて山頂に登らず帰ってきた。後悔がないと言えば、噓になるが、登ったところで自慢にもならないだろう。今は、リベンジに燃えている。次回は、2泊して硫黄岳、横岳も登ってやろうと考えている。
フォトギャラリー:20枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 医療品 | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
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