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東京・足立アルプス(下町北端の富士塚巡り)

足立小台駅、宮城の富士塚、西新井浅間神社、西新井大師、東伊興の富士塚、伊興史跡公園、白旗史跡公園、花又富士、保木間富士、島根富士、小右衛門富士、大谷田温泉明神の湯、飯塚富士、葛西金町富士、両さん像、両津勘吉、こちら葛飾区亀有公園前派出所( 関東)

パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

電車
その他: 往路:武蔵小山→東急目黒線→目黒→山手線→西日暮里→舎人ライナー→足立小台

復路:金町→常磐線→亀有(両さん像・ラーメン・散策)→常磐線千代田線直通→大手町→都営浅草線→三田→都営三田線東急目黒線直通→武蔵小山

この登山記録の行程

足立小台駅6:00~6:07→宮城の富士塚(宮城氷川神社)6:22→西新井浅間神社6:59→西新井大師7:02~12→東伊興の富士塚(氷川神社)7:48→伊興史跡公園7:50→白旗史跡公園8:04→花又富士(花畑浅間神社)8:39→保木間富士(榛名神社・保木間氷川神社)9:10→竹ノ塚駅9:33→島根富士(鷲神社)9:51→小右衛門富士(小右衛門稲荷神社)10:07→大谷田温泉明神の湯11:15~12:15→飯塚富士(浅間神社)12:28→葛西金町富士(葛西神社)13:03→江戸川堤防13:10~18→金町駅13:27

合計6時間20分(温泉の時間を除く)

コース

総距離
約29.1km
累積標高差
上り約17m
下り約20m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

8月31日(土)は、登り残していた足立区と葛飾区の北部の富士塚を回って来ました!竹ノ塚とか西新井大師とかあの辺り。

この辺まで来ると最早下町じゃないですね。団地は多いし、駅前が妙に寂れてるな~と思ったら、環七とかの広い道沿いに大規模店が集中していて、そういうとこだけ朝から渋滞が発生しているし、そもそも高層マンションのような高い建物が少ないので空はやたら広いしで、街の構造が埼玉や多摩西部のような完全な郊外型になっていて、歩いていて今どこにいるのかよくわからなくなります。

それでも江戸の伝統を引き継いでか富士塚は立派な物が多く、しかも今も富士講が生きていて、つい最近古い富士塚を作り直して都内最大級の富士塚にした「飯塚富士」のような例もあるので、街の見た目の雰囲気に騙されちゃいけないのかも知れません。

今回のスタートは無人の自動運転で有名な舎人ライナーの「足立小台」駅です。ここはあの山岳展望研究家の田代博先生もダイヤモンド富士を撮りに訪れたという絶景スポットで、隅田川と荒川に挟まれた非常に狭い場所にあって、ホームから両方の川を眺めることが出来ます。富士山はたぶん隅田川の向こうに見えるのだと思うんですが、今日もあいにくの天気で見えませんでした。

でも駅の外に出たら、シャッターの閉まったK´s電機があるだけで、コンビニも自販機も何も無く、人も全然いないので、夜とか来たらヤバい場所なのかも知れません。

足立小台から荒川の堤防を進みます。最初の宮城の富士塚は江北橋のたもとの宮城氷川神社の境内にあり、まずまずの大きさの富士塚です。

続いて橋を渡り、西新井大師の近くにある西新井の富士塚を目指します。西新井駅行のバスが通る歩道がほとんどないバス通りをひたすら進み、環七を渡ると、左手の1本奥まった旧道のような道沿いに、西新井浅間神社があります。神社が一段高くなっているだけで、いわゆる富士塚はありません。

次に近所まで来たので西新井大師に寄って行きます。厄除けで有名な大きくて立派なお寺なんですが、平地に造られた広いスポーツ公園みたいに味気ない雰囲気あり。

西新井大師で少し休憩したら、その北参道をまたひたすら北上します。この道は、西新井大師周辺は飲食店とか大きなマンションとかがそこそこあるんですが、進むにつれて一般の住宅以外何もなくなり、それにつれ空がどんどん広くなって、ついに東京23区の北の果てに来たんだな~と感じさせてくれる道です。

で、いい加減歩き疲れた頃、毛長川にぶつかる手前で右に入って行くと東伊興の富士塚が氷川神社の境内にあります。これも神社が一段高くなっただけのものです。

でもこの氷川神社の斜め前には伊興史跡公園があり、山と呼べるほどの高さはありませんが、古墳跡の小さな塚があります。

伊興史跡公園からしばらくもしかしたら足立区の鎌倉と呼ばれているかもしれない寺町に入って行きます。寺とお墓がたくさんある中を抜けていく、レンガ舗装のなかなか風情のある遊歩道があります。

その寺町を抜けると、もう1つの古墳がある白旗塚史跡公園に着きます。ここは池の真ん中に島のような形の塚があります。足立のこの辺りはこの辺りは、古墳時代から人が埋葬されてきた由緒ある場所なのかも知れませんね。昔はもう少し起伏があったのかな?

そして白旗塚史跡公園横から東武鉄道のガードをくぐると、足立区北部名物の団地とその後ろに火葬場じゃなかった、廃棄物処理場の煙突がドーンと目の前に現れます。そうか今史跡公園掃除してたご老人たちは、高齢化が進むこの団地の人たちか~。確かに見回せばうちの実家の近所の多摩ニュータウン並みに高齢者が多いな。

と、妙に感心しながら団地を抜けて進むと、突き当たりに昨日ネットで足立区の風景を確認した時に出てきたアレフの建物があり、それを遠目で見ながら左折するとこの世とあの世の境のような埼玉県との境である毛長川の橋に出て、その手前にお花畑という名前だけは美しい地名の場所があって、その一角にあるお花畑公園ではウォーキングの休憩中の老人たちが朝っぱらから倒れて寝たきりになった仲間の話題で盛り上がっていてという絶望的にシュールな状況の中、そういえばお花畑の団地には元サカキバラくんも住んでる(た?)そうです、毛長川にほど近い団地の片隅に巨大な花又富士は聳えたっているのであった! 山頂に登ると向こう岸から手を振る人の姿が…。これはウソ!

まあとにかく、埼玉県に入る一歩手前から奇跡の生還を果たし、今度は現実世界に向かって南下します。

次の保木間富士は保木間氷川神社の境内にあった榛名山を模した塚を転用した物で、富士塚なのに名前が榛名神社となっている不思議なもの。

保木間富士の次はせっかく来たのでこの辺の中心地である竹ノ塚駅に寄り道してみます。この駅は竹ノ塚の大きな団地の入口にある駅で、たぶんこの辺りに田んぼとか畑がまたたくさんあった頃、都市計画の一環で団地とセットで造られた駅なんじゃないかという気がします。ただ団地の駅なのにやたらエロい感じの店が多いのは何故?団地はそういうのやたらうるさくてパチンコ屋1つ出来るだけで反対運動が起きるのが普通でしょ。足立区民は下町出身者が多いから寛容なのかな?

寄り道の次の島根富士は、妙に巨大で立派な鷲神社の境内にあり、ただ神社が立派な分だけ富士塚はあまり大きくないです。ここはお祭りの準備をしていました。

島根富士からさらに南下し、環七を渡ったところにあるのが小右衛門富士です。ここは小右衛門稲荷神社の境内にあり、小さな土盛りの塚に、富士講の石碑が幾つか建てられているだけの小さなものでした。

ここまでで足立区の富士塚は終わりで、後は葛飾区の登り残した富士塚を見るために、環七をひたすら東に進みます。ここで夢と幻想の世界からいきなり現実に引き戻されます。

目黒界隈の環七はひたすら何もない、夜の真面目なランニングに適した道なのですが、足立区~葛飾区の環七は加平の高速の出口を中心にこれでもかというぐらいに大規模な商業施設が軒を連ねる道で、高速へ出入りする車と休日の買い物の車で裏通りまで車が溢れていて、今までの郊外のうら寂れた感じとはうって変わって、欲望に満ち溢れていました。要するに現役世代はみんなこっちに来ちゃってるから、団地とか住宅街の中は老人とシャッター街でうらびれてたわけね。

その欲望の環七を歩ききり、中川を越える橋に通じる陸橋の手前で左の道に入ると、飯塚橋のたもとに大谷田温泉明神の湯という日帰り温泉施設があるので、富士塚はあと2つなんだけど先に風呂に入って行きます。

明神の湯は23区の郊外らしい広い露天風呂がある温泉で、泉質は茶褐色の塩泉とラジウム温泉の石を使った人工のラジウム温泉。料金は土日1200円なんですが、今回は午前中に入館出来たので朝湯料金で700円で入れました。ここで汗を流した後、まだ歩くので汗をかかないように水風呂で冷やしてから、飯塚橋を渡って飯塚富士に向かいました。

飯塚富士はここ2~3ヶ月かけて都内中の富士塚を回った中で最大級に属する巨大な、しかもリニューアルされてからまだ数年しかたっていない新しい富士塚です。ただ残念なことに特定のお祭の日以外は登山禁止になっています。登ることが出来れば、中川沿いの見晴らしの良い場所にあるので、冬は富士山が見えるかも知れません。

飯塚富士の次は、いよいよ最後の葛西金町富士に向かいます。これは江戸川沿いの葛西神社の境内にあり、富士塚は普通の溶岩の石積みの2~3mのものなのですが、葛西神社の境内の一部が不自然に塚のように盛り上がっていて、江戸川の下流にある篠崎の浅間神社同様に古墳か自然堤防の可能性があります。この件に関しては葛飾区の立てた解説版には何も記載されていませんでした。

葛西金町富士を見たあと、すぐ裏なので江戸川の堤防に登って休憩した後、金町駅に向かいます。金町駅で飯食って帰ろうかとも思ったのですが、しばらくこの辺には来そうにないので、隣の亀有駅に電車で行って、こち亀の両さんの像の写真を撮って行くことにしました。

こち亀の両さん像は、調べると南口にあることになっていたのですが、なんと北口にもありました。そして亀有公園前派出所がないはずの亀有公園にも2体も像がありました!どこにでもあるな両さん!まだ捜すと2~3体隠れてるかも知れません。

両さんの写真を撮った後、北口の和歌山ラーメンまる岡という店でピリ辛ラーメンなるものを食べました!これはここのメインのラーメンが青ネギでスープが見えないぐらいのネギラーメンでイメージしていた和歌山ラーメンとはかなり違っていたからで、ピリ辛ラーメンは普通の辛いラーメンだったので、結局何ラーメン食べたのかよくわかりませんでした。

ラーメン食べた後、亀有の街を少し散歩してみました。歓楽街の多いヤバめの街かと思っていたら、ヤバそうな場所はあまりなく、大きな割りときれいな商店街が幾つもあり、女性の独り暮らしにも意外と向きそうです。でも昔はイトーヨーカ堂のある辺りに怪しい路地裏があったような気はする。

あだち観光ネット(足立区観光交流協会)
http://adachikanko.net/

西新井大師
http://www.nishiaraidaishi.or.jp/

足立区/白旗塚古墳
https://www.city.adachi.tokyo.jp/bunka/chiikibunka/sirahatadukakohun.html

大谷田温泉 明神の湯
http://www.myoujin-no-yu.com/

かつしかウォーキングマップ|葛飾区公式サイト
http://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000050/1001793/1012741.html

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