藤野駅から、陣馬山登山口までは、2.1kmの登坂舗装道。中央自動車道の下をくぐり登山道へ向かう。最初から急坂が始まるが、神馬山山頂までは、ベンチや看板も多く道も歩きやすい。それ以降も、勾配もゆるく、走りやすい道が続く。堂所山でてっぺんを確認し、次なる目的地景信山へと進もうとしたが、高尾山に行かない分岐（八王子城山）へ突入してしまった。高尾山にいくには、堂所山は上らず巻かなければいけないのだ。

分岐からの道は、優しいクロカンルートから一変、藪に包まれ、アップダウンが激しくしかも急。岩ごろ岩も点在し足は滑りやすく、おまけに人も全くいない。仕舞には、『城山』と書かれた看板と、『八王子城山』と書かれた看板が混在し、高尾山側にある『城山』を目指していたこともあり、何も疑いもせず、永遠につかない『城山』へ下り続ける、、、

堂所山の分岐から下りきった結果、男女のトレランランナー(Lv.160)に遭遇。道を確認したところ、裏ルートで高尾山にはいかない道に来てしまったことが判明。自身が高尾山で友人待ち合わせしていたこともあり、目的地通過点まで同じであったトレランランナー(Lv.160)に引っ張ってもらい、また来た道を上り返す。想定していた距離分の水しか所持してこなかったことから、喉は砂漠状態。意識も薄くなり、視界が淀む。しかし迷惑かけてはならぬと、無心で足のみを動かす。

何とか堂所山まで到着。高尾山行の分岐の看板は、少し下がったところに確かにあった。。。そして目的地通過点の景信山へ。ここは立派な茶屋がある。茶屋の店主は半分凍ったダカラちゃんを提供してくれるおもてなしぶり。500mlの水+600mlのダカラちゃんを購入し、エネルギー注入。しびれかけていた足も一気に復活し、再スタート！快調！実に快調！ビタミンの偉大さよ！

ここからは一気に景色が開ける。今の今まで、ずっと木の中で黙々と走っていたため、山を走りにきていたことを忘れていた。小仏峠へ行く分岐でトレランランナーとはお別れ。お二人は南高尾をぐるっと回る予定だそうだ。（30kmくらい）。さて目指すは高尾山山頂へ！！！！ここからは、猛ダッシュ！息も足もダカラちゃんで回復しきったから、後は登り坂をかっ飛ばすのみ。

ラスト裏高尾のルートへ入ると、木の階段できれいに舗装されている。人も多い。林道を抜けると50段ほどの舗装された上り階段。そしてラスト、滝汗と上がる心拍数と共に、どろんこのまま、みんなが待つ山頂へたどりついた。

33km＋舗装道2km+最寄り駅までの2km=37㎞を無事に走破できたことに感謝。