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東京・練馬アルプス(東京23区最高地点を目指して)

長崎富士、江古田富士、豊玉の富士塚、高松の富士塚、つつじ山、稲荷山、越後山、清水山、中里富士、もみじ山、影山、大泉井頭、大関山、東京23区最高地点58m( 関東)

パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )

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行程・コース

天候

晴れ時々曇り

登山口へのアクセス

電車
その他: 往路:学芸大学→東急東横線東京メトロ大江戸線直通→要町

復路:武蔵関→西武新宿線→高田馬場→山手線→目黒

この登山記録の行程

要町駅5:46→長崎富士(富士浅間神社)5:55→江古田富士(浅間神社)6:23→富士稲荷神社6:57→高松の富士塚(高松八幡神社)7:34→夏の雲公園7:52→春の風公園7:59→つつじ山児童遊園8:24→稲荷山憩いの森8:30→清水山憩いの森8:41→越後山憩いの森緑地8:52→土支田八幡宮9:03→中里富士(大泉富士・八坂神社)9:15~23→もみじ山公園9:30→大泉影山公園9:46→影山の森緑地9:57→学園橋10:17→大泉井頭公園10:43~50→大関山憩いの森11:08→武蔵関公園11:17→東京23区最高地点58m11:33→千川上水11:45→はなみずき公園11:54~12:05→第二亀の湯12:17~50→武蔵関駅12:59

合計6時間31分(第二亀の湯迄)

コース

総距離
約25.8km
累積標高差
上り約125m
下り約105m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

9月7日(土)は、練馬区の山と富士塚を、板橋に近いところはこの前行ったので、その残りを東京23区最高地点を目指して縦走して来ました!

練馬は一言で言うと、隣の板橋と違って台地の上に上がってしまうので、やっぱり平らですね。山と見なせる起伏のある場所は、白子川沿いの山の名前がつけられた緑地公園がたくさんある辺りだけ。ただ途中に巨大な富士塚が2つ(豊島区の長崎富士を含めると3つ)あるので、無理すればなんとかギリギリ登山と言えるかな~といった感じです。

でも練馬区の西部の方に行くと、江戸川区や葛飾区なんか目じゃないほど、畑や武蔵野の雑木林が出てきて緑も多いので、ハイキングとしては十分楽しめます。

あと街の雰囲気が、下町の延長線上にあるような東武東上線沿線に比べて、西武線池袋線や新宿線の沿線は山の手風の閑静な住宅街が多いので、女性1人で歩いても大丈夫な感じで安心感が高いです。

ということで、今回は池袋西口にほど近い要町からスタート。最初の長崎富士は豊島区なんですが、この前板橋の時に行かなかったので今日訪ねます。いかにも池袋の延長といった感じの
ゴミゴミした街並みを抜けて行くと、長崎富士はいきなり住宅街の中に現れます。鬱蒼とした木々におおわれた10m近くあろうかという巨大な富士塚で、他の神社の境内にあるわけでなく、それ自体で1つの神社を形成しています。でも重要文化財のため特定日を除いて登ることができません。

続いて江古田駅前にある江古田富士に向かいます。池袋風のゴミゴミした街並みは長く続かず、練馬区に入って江古田駅が近づくにつれ、山の手風の閑静な住宅街に変わって来ます。この街並みは中村橋駅を過ぎる辺りまでしばらく続きます。

江古田富士は長崎富士と同じぐらい巨大な富士塚で、これもそれ自体で1つの神社を形成していて、重要文化財で特定日以外登れないのも一緒です。

せっかく江古田に来たので商店街を覗いて行きます。ここは個性的な学生が多い日大の芸術学部があるので、それに対応した魅力的な商店街があることで有名なんですが、ざっと見た感じの印象を言うと、まだ開店前なので詳しくはわからなかったんですが、古い商店街の中に新しく出来たお洒落な飲食店が沢山混じっている山の手風の商店街でした。見慣れてるんで多少面白味に欠けるんですが、この間のときわ台よりグレート高いかなとは思いました。

江古田富士から先は移動距離の長い富士塚が2つ続きます。まず最初は豊玉の富士稲荷神社です。ここは環七を渡ってすぐのところに あって、これもこれ自体で1つの神社なんですが、斜面を利用した一段高いところにあるだけで、富士塚と呼べるかどうかは微妙です。

次の高松の富士塚は、石神井川を渡った先にあり、河岸段丘の高台に高松八幡神社があり、その階段の横に富士講の石碑と相模の大山の不動明王像があります。これも富士塚と呼べるか疑問。

高松の富士塚を過ぎ、環八を渡るとさすがに山の手風の閑静な住宅街は終わりを告げ、がぜん畑が増えて来て、道端に野菜の無人販売所が次から次へと現れるようになります。

途中の光ヶ丘の団地の片隅に夏の雲公園というのと春の風公園というのを発見したので、中を通って行きます。特に特徴のない団地の大きな公園だったのですが、夏と春関係無しに銀杏並木の紅葉がきれいそうな場所でした。光ヶ丘の団地はこの前の足立区の団地と比べると、緑地スペースが多く理想主義的なつくりになっているのですが、ここも高齢化が進んでいる気配ありでした。

光ヶ丘を過ぎ、再び畑が多い住宅地を進むと、目の前に幾つも雑木林が見えて来ます。これらが白子川沿いの山の名前がつけられた緑地公園群なのですが、その前につつじ山というのがあるので寄って行きます。単なる小さな児童公園でした。つつじも周りの生垣に使われてるだけ。

つつじ山からいよいよ緑地公園群最初の稲荷山憩いの森に向かいます。ここは白子川沿いの崖を利用した緑地で春先にはカタクリの花が咲くそうです。

続いて隣の清水山憩いの森に向かいます。ここも同じような崖を利用した緑地なんですが、中に池があります。ここもカタクリが咲くそうです。

次に白子川を渡って越後山憩いの森緑地に向かいます。ここは南斜面になるのでカタクリはありません。

越後山から川の反対側に稲荷山や清水山とは別の山のような緑地が見えたので行ってみると、土支田八幡神社がありました。富士塚とかはないけれど、今の3つが山ならばここも山。

続いて白子川を戻り、中里富士に向かいます。ここは八坂神社の境内にあるのですが、6月から都内の富士塚を回ってきた中では最大の富士塚です。これに匹敵するのは23区外の狭山丘陵にある荒幡富士ぐらい。高さはたぶん10m以上あって、白子川河岸段丘上にあるのでその高さを加えると20m近い高さになります。ともかくデカイです。しかも有難いことにこの富士塚は自由に登ることが出来ます。山頂からの展望は八坂神社の木がある西側を除いてほぼ360度で、冬の空気の澄んだ季節は当然富士山も拝めそうです。あまりに眺めが良いのでちょっと休憩。

中里富士の次はもみじ山公園に向かいます。ここは南向きの崖を利用した緑地で、奥に広い芝生のスペースがあります。

もみじ山公園から次の影山までは練馬高原と呼べそうな高台の住宅地の上を進みます。ひたすら平らな練馬にこんなに眺めの良い高台があったなんて。でもそうやってたどり着いた大泉影山公園は単なる児童公園に毛が生えた程度のもの。次の影山の森緑地も小さな防風林でした。

ついでなのでこぐれの森緑地も見て、再び白子川沿いに戻ります。ところがせっかく戻った白子川は先程の両脇に崖を従えた渓谷ではなく、住宅街の中を流れる平凡な川に変わってしまっていました。

そのあまり面白味が無くなった白子川が源流の泉まで遡ります。この泉は大泉の地名の語源になった泉で、今は大泉井頭公園として整備され、白子川は川に入ることは出来ないのですが、泉のところだけは下に降りることが出来ます。それでこんこんと冷たい水が湧いている野川の水源のようなものを想像して行ったのですが、ただ水の生ぬるい池があるだけのたいしたことのない場所でした。水源の隣が広大な畑とはいえ、宅地化が進み、地面に染み込む水が減った今、こんこんと冷たい水が湧く泉を求めるのが無理なのかもしれません。

白子川の水源の先にも暗渠が続いているようなので、終わりまで行ってみようとしたのですが、すぐに普通の道になったので、その先へは進みませんでした。

白子川源流から大関山を経由して、いよいよ東京23区最高地点に向かいます。大関山は想像していた通りの小さな緑地で特に山のような場所ではありませんでした。

東京23区最高地点は、西武新宿線と石神井川を渡って、武蔵関公園の細長い池を終点まで進み、階段を登った上の右奥のクランク辺りにあります。アパートと反対側に駐車場があり、その下が崖になっていて、宅地として造成する時に多少盛り土をしたのか、道路が一段高くなっています。ネットの国土地理院の地図やgooの地図の標高表示機能を使ってローラーすると57.7mでこのアパートの辺りが一番高くなります。

ただ地図上の最高地点はこのアパートと駐車場のクランクから南へ進み、突き当たりを右に行って、練馬区と西東京市の境界線の通る道に出たら左折して、青梅街道ぶつかるまで進んだ場所に水準点があります。国土地理院の地図の58m地点は境界線より道1本練馬区側にありますが、実際の水準点は境界線上にあります。

まあわかりやすいし、10cm単位の違いなのでここが最高地点で良いのではと思います。一番ハッキリとした証拠になるし。

でも今来た方と逆の青梅街道を渡った反対側には千川上水があって、青梅街道からそこまで境界線を辿っていくと明らかに千川上水や途中の住宅地の方が青梅街道より高いので、地図でローラーしなくとも気分的に承服しかねるところはあります。ちなみにこちら側はローラーすると最高57,5mが出ました。青梅街道は57.1m。あとさらに高そうな千川上水の橋をどうするかという問題も…。

悩んでいてもしょうがないので、近所のはなみずき公園で休憩したら、武蔵関駅手前にある第二亀の湯という銭湯に向かいます。

第二亀の湯は、上にトレーニングジムがある銭湯で、そのジムとの絡みで普通の銭湯よりかなり早い12時から営業しているのが特長です。でも中身は銭湯そのものなので、料金は460円で石鹸も温泉も高濃度炭酸泉もありません。基本的にただ汗を流すだけの場所です。

ここで今日半日の汗を流した後、武蔵関駅に向かいます。武蔵関駅はたいした商店街もない小さな駅なので、飯屋を探して駅周辺をブラブラしても無駄そうだったので、駅の下にあった「秩父そば」で「ミニわらじカツ丼セット」700円を食べて帰りました。これは小さいながらもシッカリカツが2枚乗っているなかなかのお値打ちメニューです。所沢あたりの他の立ち食いの秩父そばにもあるのかどうかわからないけれど、あれば西武線の新たな名物になりそうな気がします。

清水山・稲荷山憩いの森コース(光が丘公園から白子川の谷地形を辿る):練馬区公式ホームページ
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kankomoyoshi/annai/fukei/sanpo/simizuyama.html

大泉井頭公園コース(湧き水のある川とみどりの環境が特徴的):練馬区公式ホームページ
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kankomoyoshi/annai/fukei/sanpo/ooizumiigashira.html

武蔵関公園コース(水とふれあいながらゆたっりとくつろぐ):練馬区公式ホームページ
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kankomoyoshi/annai/fukei/sanpo/musashisekikouenn.html

[公式HP] 第二亀の湯 | 武蔵関 | 銭湯 - Wix.com
https://rica2415.wixsite.com/dai2kamenoyu

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