行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
美濃戸口(13:50)・・・美濃戸(14:30)・・・堰堤広場(15:10)・・・赤岳鉱泉(16:15)
【2日目】
赤岳鉱泉(06:32)・・・赤岩ノ頭(07:55)[休憩 10分]・・・硫黄岳(08:19)[休憩 12分]・・・大ダルミ(08:47)[休憩 10分]・・・横岳(09:35)[休憩 10分]・・・三叉峰(09:55)[休憩 15分]・・・赤岳天望荘(11:10)[休憩 10分]・・・赤岳(11:50)
【3日目】
赤岳(05:33)・・・赤岳(05:43)[休憩 5分]・・・行者小屋(07:13)[休憩 10分]・・・美濃戸(08:43)・・・美濃戸口(09:35)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
八ヶ岳縦走(硫黄岳→横岳→赤岳) リベンジ編 (9月9日~11日)
今回は10日前、悪天候のため登頂に失敗した赤岳登頂のリベンジ編。ついでに硫黄岳と横岳も登頂し、結局、八ヶ岳を縦走することになった。ちなみに、「八ヶ岳」(日本百名山のひとつ)という山はなく、特定の一峰を指して呼ぶ名前であり、山梨・長野両県に跨る山々の総称をいう。赤岳は八ヶ岳連峰の最高峰(標高2,899 mの山)である。
〔1日目〕美濃戸口(13:50)・・・美濃戸(14:30)・・・堰堤広場(15:10)・・・赤岳鉱泉(16:15)
台風の影響で中央線も中央本線(急行)もストップ。再開が送れ、登山口最寄り駅の茅野駅に着いたのは、13:00すぎ。ちょうどよいバスがなく、そこからタクシーで登山口の美濃戸口まで(5300円!)。13時50分、予定より3時間遅れで登山開始。天気はまずまず。美濃戸山荘のある美濃戸まではマイカーで行ける。舗装はされていないが、道幅は広い。登山靴では歩きづらく、40分かかった。美濃戸山荘を過ぎると、北沢と南沢の分岐となり、本格的な登山道となる。前回は南沢を行者小屋まで歩いたが、今回は北沢を赤岳鉱泉まで歩く。半分くらいは自動車の通れそうな道で全くおもしろくない。堰堤広場を過ぎると、沢沿いの苔むした参道となる。宿泊地の赤岳鉱泉には、16時過ぎに到着。
赤岳鉱泉は温泉小屋でお風呂があるのがとてもよい。お湯の温度も熱めで、ゆったり入れる。夕食は名物のステーキだ。山小屋でこんな食事が食べられるところはそうはない。宿泊客が少なく、40名くらい寝れそうな大広間にたった7名。寝床のスペースがあるのは嬉しい。
〔2日目〕
赤岳鉱泉(06:32)・・・赤岩ノ頭(07:55)[休憩 10分]・・・硫黄岳(08:19)[休憩 12分]・・・大ダルミ(08:47)[休憩 10分]・・・横岳(09:35)[休憩 10分]・・・三叉峰(09:55)[休憩 15分]・・・赤岳天望荘(11:10)[休憩 10分]・・・赤岳(11:50)
6時に朝食を食べ、出発。天気は良好。赤岩の頭までは、樹林帯の中をジグザグ登降。緩やかな上りで楽に登れる。ここは、見晴らしがよく、360度の展望。これから登る横岳や赤岳が見渡せ、とても気持ちがよい風が吹いていた。ここから硫黄岳までは広い岩くずの尾根を登る。硫黄岳山頂(2760m)は平らでスペースが広く、オーレン小屋のある夏沢の方面もよく見える。火口をのぞき込むと吸い込まれそうで怖い。硫黄岳山荘のある大ダルミまでは7つのケルンを経由する緩やかな下りとなる。横岳まではクサリ場の多く、”カニの横ばい”と呼ばれる狭い岩稜地帯もあり、気が抜けない。横岳山頂(2829m)も視界を遮るものがなく、非常に眺めがよかった。山頂からしばらくは広い稜線となるが、三叉峰を過ぎるとまたクサリ場続く。石尊峰、鉾岳、日ノ岳、二十三夜峰と上り下りを繰り返すが、今回のコースでもっとも危険な難所である。とくに、日ノ岳のルンセ状の一枚岩のクサリ場はスリルがある。難所を抜けれると、地蔵尾根との合流点の地蔵の頭だ。お地蔵さんの旅の安全を願い、前回泊まった赤岳展望荘へ。しだいにガスが出てきて眺めが悪くなってしまったが、目の前の赤岳はしっかりと構えていて、威圧感すらあった。序盤は緩やかな傾斜だが、中腹あたりからクサリ場となる急登で、休み休み登る。最後の登りはきつかったが、赤岳山頂(2899m)は周囲の山々が一望に見渡せ、すごく気持ちよかった。
2泊目の宿は山頂にある赤岳山頂荘。まだ昼をまわったばかりなので、とりあえずそこの辛口カレーを食べる。夕食は17時なので、暇をもてあそんでしまった。その間に、宿泊客が続々と到着し、相部屋の大広間は十数名となった。2段ベットの上は全部空いていたので空いている方だ。その頃、急に雷雨となり、外は嵐のようだった。ここは消灯も速く20時!(大半の山小屋は21時)。絶対眠れないが、明日のことを考え、横になる。
【3日目】
赤岳(05:33)・・・赤岳(05:43)[休憩 5分]・・・行者小屋(07:13)[休憩 10分]・・・美濃戸(08:43)・・・美濃戸口(09:35)
最終日は、下山がてら阿弥陀岳による予定だったが、朝から濃いガスのため下界がまるで見えないので、予定変更。赤岳を文三郎尾根づたいに下る。この尾根の半分は階段だ。階段は降りづらい。躓いたり、滑りやすく、意外と危ない。階段に限らず、実際、事故の大半は下山途中である。疲れて、安心感からか集中力に欠けるからだ。行者小屋から南沢に入り、私も木の根に躓き、転倒して左太ももを横たわる木に打ち付けてしまった。痛みは残ったが、たいしたことは無く、スタート地点の美濃戸口に戻ることが出来た。ここには500円で入浴できる八ヶ岳山荘がある。ゆっくりお風呂につかり、前回のリベンジを果たしたことに満足し、感慨にふけった。やり残した阿弥陀岳登頂は、また機会を見て成功させるつもりである。
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装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | 登山計画書(控え) | 医療品 | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ |
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