行程・コース
この登山記録の行程
馬場島(04:40)・・・松尾平・・・三角点・・・早月小屋(08:50)[休憩 15分]・・・2600m標識・・・剱岳(12:35)[休憩 40分]・・・2600m標識・・・早月小屋(15:15)[休憩 15分]・・・三角点・・・松尾平・・・馬場島(18:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
長年の悲願であった剱岳。
公共交通機関の時刻を考慮する必要がなく、その気になれば日帰り可能な早月尾根ルートを選定しました。が、標高差2200メートルは想像以上にハードでした。
日頃から少しずつですが走り込みを重ね、一カ月前くらいからは白山登山での足慣らしや、家の近くの560メートル峰を4往復し2200メートルの高低差を体感するなどして万全を期したはずでしたが、結果的に日帰り登頂には成功したものの精魂共に尽き果て、やはり剱岳日帰りを甘く見ていたと反省点の多い登山となりました。
気温はかなり高めでしたが天気は申し分なく、富士山まで見通せるなど山頂からのパノラマは最高だったと思いますし、登山道脇に雷鳥の親子も見られたようですが、疲れのあまりそれらに全く心を動かされないのです。それどころか「もうここには二度と来たくない」「山登りは楽しくない」と思えるなど、登山を始めて以来おそらく初めてであろういくつかの感情を抱くようになる始末で、登山ヘイト派の人の気持ちがわかったような気さえしました。
飲料は麦茶650ml×4とポカリ500ml×1、それにビタミンゼリー×3持参しましたが、全て底を尽き下りに早月小屋で1l補給しました。けれどももう少し持参量を減らして、こまめな小屋での補給を考えるべきだったと思います。
前夜の寝不足(車中泊約2.5時間)と、もしもの時は途中小屋泊も視野に入れていた為装備が若干多かったことも体力の消耗を早めた一因だったのでしょう。
他の方の登山記録を見ると、驚くほど速く踏破されているものが見受けられますが、一般的にはあまり参考にしない方が良いと思います。
今回得た最大の教訓は、「登山は楽しくなければいけない」ということでした。限界に挑むのもそれはそれで有意義かもしれませんが、せっかく最高の非日常の世界に足を踏み入れるのですから、無理をせず五感をしっかり研ぎ澄ませて「偉大なる岳」と同化することが、山登りの究極の喜びなのではないかと思わされた次第です。
フォトギャラリー:15枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | ツエルト | 健康保険証 |
医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 | 行動食 | トレッキングポール |
みんなのコメント